この記事の続編です。
まず、某スタッフさんの素晴らしかったところ
の言語化に挑戦しますね。
(ほんとは、神ってる店長さん、と書きたいですが、書きすぎてもアレだからそれは、小さめに…)
たまたま行った先で、受付でお声がけくださり、その後話し込んで、最後にペンダントを購入させていただいた、某スタッフさんが、ものすごく素晴らしかったと、私が感じたポイントです。
ホスピタリティとはこのことか。という。
・いらっしゃいませ。今日は何かお探しですか?
(見た目、姿勢、柔らかな笑顔からして、別格。この後長く話しますが、姿勢や足が崩れることは、もちろんないまま。髪型も靴もピカピカ✨名刺を切らしていたのに、ぽろっとした会話からフルネームを覚えていらっしゃる)
・いや、ちょっと見に来ただけで。いつもこちらのお店はそうなんです。もし、メンズバッグのヴィドポッシュがあったらなと。2回見送って、後悔していて・・・。もしや、たまたま、ないかと寄りました。
連休に、メゾンでも聞いたのですが、いま、ヴィドポッシュは、波が止まってますね、って
前にゲタも、2424ミニも出会えたのに、見送って、ちょっと後悔しています。
・そうですか、あいにく・・・。ヴィドポッシュのバッグは、一度も入荷がありませんね。新作ですか。
・そうなんです。(画面見せる)これ。ほんと、今思うと、買っておけばよかった、と後悔していて・・・。
・いつもはどちらに行かれているんですか?
・こちらは、地元なのですがなかなかこなくて。普段は、〇〇とか、〇〇とか、メゾンですかね。
っていうか、えっと、番号札とかは?ないのです?このままお話していていいんですか?
いいんです。今は空いていますし、僕は、9月からこちらに来た、店長ですが、人が少ないので僕も接客に入っているのですよ。(お名刺)
ええっ、〇〇さんだなんて恐れ多いです、(でも圧は全然ない!)では、せっかくですので、ちょっと聞きたいこと、聞いちゃおうかな~
私は、〇〇と申します。よろしくお願いします。ちなみに、こういう本も書いています。エルメス歴は1年ほどで、300回くらい店舗を回っております。
・なるほど!いやーしかし、その、ボリード、素敵ですね!チャームも。
・ありがとうございます!これはですね~。〇〇店に行ったら、たまたま出会って!こちらは、〇〇店で、8月に。バッグは、なかなか出会えなくて、1月に、専門店で。バンドリエールは・・・
・そうなんですね!色々行かれているんですね。すごい出会いですね。しかし、すごくたくさん、貴重なものに出会われていますね。
メゾンといえば、僕、〇〇として、〇〇と、〇〇と、〇〇の前は、メゾン4Fにいたのですよ。
・ええっ、メゾンでは~!あの方から、バッグを買えて。そのときは~!もちろんご存じですよね?
・シェーヌダンクルもたまたまメゾンで◯◯さんから、ほにゃらら。それから、すっかりシルバーが集まりました⛓️
・え、それはうれしい
◯◯に伝えてもいいですか?📲
・そんなそんな、お手をわずらわせては。(甘えたらよかったかなw)では、私が直接伝えますよ!
と。ずーっと延々、こんな話なのです。
えっと、分かりますか?
店頭商品の話、ほーーーーーーーーっとんどしていません!!
してないんです。
私が、どういうアイテムにいつ、どこで誰と出会い、どう使っているのか。〇〇さんは、どういう経歴で、いま、どうしてここにいて、〇〇さんなのに、受付と接客をされているのか。
私は何者で、いま、なぜ、ここにいるのか。
日々、どう思って過ごしているのか。この後の予定は?
私にとって印象に残った買い物体験は?
どなたの接客のどういうところが感動した?
どこが残念だった?
ひたすら、その話ばかりでした。
そして、これまでの出会いを、いちいち、ウンと褒めてくださりました。
ボリードだけでも、それ、本当にいい色ですね。
こっちの光だと違って見えますね!うーん、本当にいい色だ。
(2019年カラーのブルーアンクルです!)
チャームだって。バーディとか、見たことないですよ。
こちら、ほとんど入らないですよ。うん、すごい。素晴らしい。
(ぽっかぽかね。気持ちがほぐれていくでしょう!?)
いやいや、こちらのお店もリラックスしていて、いいですね!
なんて。
何も売られない。ただただお話しているだけ。
エルメスは、なんでも高いし、初めましてのお店、スタッフさんだから、なおさら、こういう会話から信頼関係を紡ぐのって、すごくいいと思いました。
ちなみに私は、こんな、リラックスウェアに、すっぴんでした。
今思うと、メゾンや、他店でも、ベテランさんで、この人心地いいなぁって思う方々って、みなさんこんな感じでした。
色々話して。うん、この方、好き。このお店、なんか居心地がいい。好き。となる。
逆を言うと、私が、不信感を抱く、店員さんというのは、
はじめましてなのに、私の、目的や、ヒストリー、人柄を一切聞かないで、
「お探しのものはありますか?ありましたらお声がけください」
とだけ聞かれるというパターンです。これ苦手です…。
「えっと、〇〇ありますか?」「あいにくございません」
チーン。
こうなると、それなりにわざわざ行っても、一瞬で終わり、何の発見もなく、最高に面白くないわけで。
これを200回も、300回もしていると、エルメス巡りが嫌いになっていくのです。私は、そうなりかけているときに、この方に出会えました
そうそう。そういう方って、どこで買ったとか、気にされないし。むしろこれまでのそれぞれの出会いを、一緒に喜んでくれる。大変さに共感してくださる。
出先のエルメスで得たいのは、まさにこういう時間だったのかも…。
この1年の購入履歴がまるでスタンプラリーのような、勲章のような気持になってゆく・・・(笑)あ、ちなみにもちろん〇〇さんは、購入履歴なんて見ていなくて、ただただ、お話しているだけですよ。
エルメスのお客でよかった。と再確認できること。
そう感じてもらいたいと思って接してくださること。
それが、ホスピタリティ。
それを、この方から、ビシバシビシバシと感じました。
いままでの、「エルパト大変だけど、そんな中でも、ちょっとうれしいな、ありがたいな」の、集大成が、この方だったのだと思います。
話はなかなか尽きませんでした。
長くなるので、②に続きますね。
次は、そんな〇〇さんに、バッグと実績との関係について聞いてみた、というところになります。
※後日、〇〇さんと、編集しています。s
②です。たまたまの店舗で買ったエキップと、いつものスタッフさんから買ったエキップ。同じよね