EVANCE-DG 開発日誌

EVANCE-DG 開発日誌

ライノセラス用プラグイン・モジュール「エヴァンス」開発者のワタシが、日々の感想やライノのTips、開発状況を綴っていきます。

まあ、そんなわけで、自粛要請が出ていて「ステイホーム」を余儀なくされている人も多いと思う。


ワタシのことをいえば、それ以前と全く変わらない。

 

もともと毎日、ほとんど人に会わず家に引き籠って、プログラムばっかり作っていたからね。…(笑)

 

 

しかし、今回のコロナ禍で、政府から「なるべく、テレワークをしてください」といわれても、それで仕事になる人はあまり多くはないだろう。

 

なんかの記事で読んだが、テレワークになったことによって自身のスキルの無さに呆然とし、この仕事はなにも、自分でなくてもできるのでは。…と気づいてしまう人が続出しているらしい。

 

まあ、会社でワイワイやっていて、 「○○ちゃんあれやって」、「○○ちゃん、これお願い」なんて言っているうちに一日が終わってなんとなく、「今日も一日、頑張って働いたなぁ。」なんて実感してた人にとっては、自分の仕事とか、スキルとかいうものを再考するいいチャンスかもしれない。

 

 

実は今年で"EVANCE-DG"は、スタートして20年になる。

 

20年前、あまりうまくないジュエリーの手づくり職人だったワタシも会社を離れてひとりぼっちになって、そういう状況に立たされた。

 

「自分には、なにができるのだろう。…どれほどのスキルがあるのだろう。…」

 

メーカーに行って外注として仕事をもらうにしても、例えば社内にいる職人さんや今の外注さんよりも圧倒的に上手いとか、圧倒的に速くて安いとか、よほど忙しくて仕事がこなせないときでもない限りアウェイの者が外注で仕事を取るのは難しい。

 

真剣に考えた。

 

今考えると非常にいい機会を得たと思う。

 

ジュリーの歌じゃないが、悪いことばかりじゃない。(笑)

 

考えようによっては、ピンチがチャンスになることもあるんだな。…

 

 

まあ、そんなわけで、ワタシもやっと落ち着いて仕事ができる状態にまで復活したので、さっそく新しいプログラムの開発に入っている。

 

近いうちにそのイントロダクションを紹介できるとおもう。

 

ライノが多分、いまだ嘗て見たこともないような動きをするのをご覧に入れられると思っている。(笑)

 

 

 

 

まあ、そんなわけで、いろいろあって、ブログの更新が滞ってしまっていたわけだが、ワタシが実は次に書こうと思っていたブログタイトルはズバリ、「後進国。・・・」というタイトルだった。

 

書いとくんだったのである。

 

今書いても、後出しじゃんけんといわれてしまう。

 

 

図らずも、昨今のコロナ禍で、いかに今の日本が世界に後れを取っているか、無様な姿を晒す羽目になってしまった。

 

最早、世界ではもちろん、アジア圏に限ってもすでに「後進国」だというのが現実なのである。

 

ジュエリーCADの分野でも例外ではなく、このブログで何度も書いているように進化しない多くのオペレーターが後進国の住人に相応しい状態になっている。

 

それは、エヴァンスを開発、販売していれば痛感することで、現状維持に甘んじていて、新しい事にチャレンジする意欲のある人の少なさを考えれば当然の帰結ではある。

 

まあ、ワタシは首相でも都知事でもないので、人のことをとやかく言っていても仕方ないので自分の出来ることを粛々と行うだけである。

 

 

そんなわけで、「十年選手を三ヶ月で追い抜く?!(笑)エヴァンス・使いこなし講座、 実践編。(笑)」で取り上げた最後の「スクーデリア・エヴァンス」受講生の方のその後をご報告したいと思う。

 

まあ、受講生の方にも、そしてワタシにも途中いろいろと、困難が降りかかってスムーズに講習が進められなかった時期があったので(いまもじつはコロナのせいで、そうである)、三ヶ月は大幅に過ぎてしまったのだが、その受講生の方の現況をかいつまんでご報告すると、3クールと1日、計10日間受講されエヴゥンス・マエストロはもちろん、上級バージョンの「エヴァンス・グランデマエストロ」まで導入されて、ついでに3Dプリンターも購入して、変形石の石枠をパーツに使ったジュエリーを実際にプリントしてテストできるところまで到達している。

 

ウソのようだが、本当だ。

 

やはり、なんといっても、受講生の方の「自分のジュエリーを作りたい。…」という情熱が為し得た結果である。

 

もちろん、経験値的にまだまだなところがあるのは云うまでもないが、もう少し経験を積めば、ワタシの予告どおり、並のCADオペでは足元にも及ばないレヴェルまで到達するのは、 そう遠くない時間の問題である。

 

まあ、そんなわけで、今回は、ご報告まで。…(笑)

 

 

 

さて、何年かぶりの「スクーデリア・エヴァンス」の講習も三回目、ワンクールを終えたところである。

 

ジュエリーCADスクールのほとんどが、それぞれに工夫を凝らした独自のテキストを作っているようだが、ウチではテキストを使わず、マンツーマン講習である。

 

これ以外のスタイルは考えられない。

 

確かにテキストがあれば、受講する人たちが自分で学べて便利かもしれない。

 

スクールの側も一度にたくさんの受講生の対応が可能になるので、効率が上がり、その分コストを抑えられるというメリットがある。

 

だが、テキストをいくらやりこんでもなかなか、応用力がつかない。…という声をよく聞く。

 

それはそうだろう。

 

テキストというのは、テニスでも卓球でも野球でもいいのだが、スポーツにたとえれば、いわば「素振り」である。

 

何度も繰り返しやることによって、フォームを安定させる目的でやるものだ。

 

だが、何万回素振りを繰り返しても試合には勝てないだろうことは、素人でもわかるだろう。

 

勝つためには、「相手(ライノセラス)の研究」と「勝つための戦術」が必要になってくる。

 

これをトレーニングしなければ、試合で相手に勝てるわけがない。

 

 

ワタシもブログでいろいろなノウハウを文章にしてみようと試みたが、なかなかこの、「一番大事なこと」を文字で伝えるのは難しい。

 

細かいノウハウは膨大でとても書ききれないし、もし書いたら分厚い本が出来上がってしまうだろう。(笑)

 

それが、

「スクーデリア・エヴァンス」が、マンツーマン講習しかしない理由である。

 

しかし、これだと効率が悪く、一人の受講生にとんでもなく時間を割かなければならないことになり、それは受講料に跳ね返ってくる。

 

だから、CADスクールがテキストを作るのはとてもよく理解できる。

 

 

でも、よくしたもので、ちゃんとみんな、自分に合ったスクールを選んでいるとおもう。

 

ワタシもたまに、他のジュエリーCADスクールの受講生やOBやOGの方にお会いする機会があるが、「この人はウチにきたほうがよかったのに。…」と思ったことは、一度もない。

 

もし、そういう人なら、探り当ててでもきっと、「スクーデリア・エヴァンス」の門を叩いていただろう。

 

それにしても、エヴァンスなしのライノしか知らなかった人が、最新版のエヴァンスのオペレーションを見たときは、衝撃的だったみたいである。(笑)