この時期はワタシにとって、スキャナーの季節である。
スキャナーといっても、もちろん3Dスキャナーである。
一昨年、Amazonで一台目となるSOLというブランドのを買った。
92,000円だったが、値段から想像するよりはかなりよかった。
…が、ワタシの主たる使用目的である、宝石類をスキャンするという目的においては、十分な性能というには、少し苦しかった。
一回スキャンするのに十分以上かかるうえに、なんだか実物より少し、大きいことがある。
形もちょっと違ったりする。
でもうまくいったときには、石枠にするなら何とか使えるデータが取れた。
去年は、CR-Scan Lizard というのを買った。
クラウド ファン ディングで買ったので、少し安く買えた。
一台目にくらべて、結構よくなっていた。
スキャン時間も数分になったし、付属のソフトウェアも、いらない台座の部分などカットしたり、穴埋めしたり、メッシュの編集機能が充実して結構使える感じになってきた。
でも、10MMより小さなものは、かなり厳しい。
もうひと頑張りといったところである。
で、今年である。
今年は奮発して、2台買った。
どちらも同じメーカーでRevopoint miniという小さいもの専用のやつと、同じくRANGEという大きいもの専用のやつだ。
このRevopointというブランドだが、初代があまりに精度がひどかったので、ずっとスルーしていた。
二代目のPOP2というのになってだいぶ良くなっていたようで、満を持しての今年の新機種である。
RANGEは、クラウド ファン ディングで少し安く買えたのだが、そんなわけでノーチェクだった肝心のRevopoint miniは見逃してしまったから仕方なく、Amazonで言い値で買った。150,000円近くした。
だが、こいつの肝はセット内容である。もっと安いセットもあるが、この150,000円近いセットについてくる、2軸ターンテーブル(別売り価格16,200円)これが、エグい。(笑)
何度も角度を変えてスキャンしなおさなくても、途中でターンテーブルの角度を変えて(傾けて)ワンアクションで、多方向からのスキャンができるというものだ。
これは便利である。あと精度も以前のものに比べて格段に上がっているし、何といっても内蔵カメラと対象物の距離の設定が以前のものは20㎝以上離さなければならなかったのだが、これは10cm程度である。
もうスキャンしてるところを見てるだけで、精度が出てそうだ。(笑)
いよいよ、だれでも3Dスキャナーを使ってモノづくりができる時代がやってきた。
ワタシは10年も前、3Dスキャナーが5,000,000円した時代から、ずっとこの時を待っていたのだ。
なんのために?…
それはこのブログを読んでいる人ならおおよその察しが付くことだろう。
そして、そのために私は決断を迫られている。
だれでも3Dスキャナーが買える時代に、ソフトの値段がバカ高くては、どうにもバランスが悪いではないか。…(笑)