ゲイアプリで起こったトラブルの数々。
エキセントリックな人からロマンス詐欺の手段について等。
まだ素性も良く分からない彼は、ドタキャンした事と連絡先を全てブロックした事に対して後悔を感じ、真摯に謝罪をしてくれたが、それに対して特に感情は動く事は無かった。
漫画やドラマであれば、これを機会として一気に距離が近付き、親友になる展開なども珍しくないのだろうが、彼の人間としての未熟さはきっと同じことを繰り返す事を知っているのだ。
「クライングゲーム」という映画の中で、捕虜と主人公の会話の中のたとえ話がずっと心に残っており、それはその後の人生の指針の一つになっており、この時もそれを思い出していた。
その話の中ではサソリが川を渡るために、蛙に対して背中に乗せて川を泳いでもらえないかとお願いするのだが、蛙はサソリが毒針で刺す事を指摘して危険を避ける為に断るのだ。
しかしサソリは蛙を説得する為に、仮に川を渡る最中に刺してしまえば両方共溺れてしまう為、そんな馬鹿な行為をするはずは無いと言い切り、蛙に再度お願いをする。
蛙は少しだけ考えこみ、サソリの言う事に納得して背中に乗せて川を渡るのだが、渡っている途中で猛烈な痛みを背中に感じ、サソリが毒針で体を指した事に気付くのだ。
体が麻痺して蛙とサソリはその場で溺れ始めるのだが、蛙は何故刺したのかとサソリに聞くと、彼は申し訳なさそうに一言「ごめん、これが俺の習性なんだ」と呟くだけなのだった。
彼の必死な言い訳や謝罪の言葉の羅列は上滑りしていき、今後どうなるかは想像出来てしまっていたのだが、それでもきっと彼はその時が来なければ分からないのだろうと思い、許す事にした。
その後彼は以前よりも増してメッセージを送ってくるようになり、少しずつ自己開示をするようになり、一見急速に友情が深まったかのように感じることも出来たのは確かだ。
そして再度彼からもう一度時間を作って会いたいという申し出があり、お互いのスケジュールを調整して日取りと待ち合わせ場所も決め、やり取りを続けている間の会う日の前夜の事だった。
彼から届いたメッセージには、急用が入って明日は行けなくなったので、また別の空いてる日に変更しませんか?という内容で、彼の別日の指定はこちらが予め仕事である事を伝えた日だった。
まぁ予想していた事だったので、腹を立てる事も無く相手をなじる事もせず、「無理に会おうとしなくていいよ」とだけ返事を出すと、それに対しての返信は無かったのでそれで終わりだった。
自己分析が好きなので色々思い返してみたが、恐らく自分が嫌われ役を演じる事になるのが嫌だったのが大きかったのだろうけど、それでも数%は彼の変化に期待していたのも否めなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日は、ナンダムリ・タラカ・ラーマ・ラオ・ジュニアを紹介。
見た目はインド男優の量産型だが、インド映画の「RRR」を鑑賞すれば、彼にときめかないゲイはこの世にいないはず。
