自分の人生に影響を与えたゲイ映画の数々を紹介しています。
今回は「チェイシング・エイミー」についてです。
その1はこちら
アリッサとバンキーは、ホールデンからの3人でセックスをしようと提案に面食らい、バンキーはその場から出て行こうとするが、ホールデンは彼を引き留めてからその唇にキスをした。
彼はバンキーと向き合い、アリッサの件で今回初めて仲が悪くなった事を伝え、その原因が彼のアリッサへの嫉妬の為で、それを解消する為とアリッサに好意を持ってもらう為と伝えた。
アリッサには同様にバンキーへの嫌悪感を無くしてもらいたいと共に、過去に3Pも含めて様々な経験をしているが故、今回の提案にも抵抗が無いであろう事を話した。
そして自分自身もそうする事でアリッサの過去の経験を追体験する事で理解が出来、自信を得る事が出来ると同時に全員が幸せになれると信じている旨を伝えるのだった。
バンキーは少し悩んだ後でその案に賛成するが、アリッサは猛烈に反対したのでその理由を聞くと、今から経験を増やすという人には良いけど、自分には結果的に悪い経験だった事を吐露する。
バンキーとも一緒にセックスする事で、今後ホールデンがバンキーに対して根拠の無い嫉妬を始めるかもしれないし、可能性として自分がバンキーを好きになってしまうかもしれない事も言う。
だから過去に似た経験をして酷い目にあった身としては、もう繰り返したくない過去だと言い、自分の彼女を誰かと寝てもいいと考えたホールデンの頬っぺたを引っぱたき、部屋を出て行った。
その後数年後のエピソードとなり、相変わらず同人誌を販売しているアリッサの元にホールデンが現れ、バンキーと別れて独立して漫画を描いている事を伝え、処女作を渡してその場を去る。
渡された漫画は「チェイシング・エイミー」というタイトルで、かつてホールデンとアリッサの間の出来事を漫画化した冊子で、最後のページに彼の後悔と謝罪が続きとして描かれてあった。
ストーリーを文字化してみたが、読んでいる人にどれだけ空気感が伝わったか不安であり、映画の魅力が少しでも伝われた良いのであるが、興味があれば是非鑑賞してほしい映画なのである。
何故この映画が自分に刺さったのかというと、3人のキャラクターの気持ちが本当に良く分かり、性的嗜好や相手の経験値に如何に振り回されてるかを感じる時が自分にあるからなのだ。
本当は自分の心の中にある物差しだけで価値を測れば良い物なのに、そこに世間体だとかコンプレックスなんかが混ざると、素直に好きな人を好きでいれなくなる寂しさがあったりするのだ。
ホールデンが玉砕覚悟でアリッサに愛の告白をするシーンは、何度見ても固唾を飲んで見守ってしまう緊張感に溢れているので、これだけでもこの映画を観る価値はあると思っています。