アプリ事件簿(情緒不安定な男)その1 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

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某ゲイアプリに関しては、登録したての頃は四六時中開いたり閉じたりを繰り返していたので、他の人のスマホからはいつもオンラインマークがついているイタイ奴と思われていただろう。

 

 

ただ5年以上も続けていれば、アプリの活動自体に飽きてくるし、面子の入れ替わりも少なく呑み屋のしがらみと大差なくなってくるので、自然と開く回数は減っていくのである。

 

 

或る程度慣れてくるとプロフィールの作り方でその人物像が見えてくるのであるが、堂々とした画像を載せている人ほどプロフィールの文字数が少なく、素顔を隠す人ほど文字数が多い。

 

 

これっていかにもゲイ的であると思っているのだけれど、イケてる容貌であればそれ以上に説明は不要で、そうでなければ付加価値を付ける為にどんどん文字数が増えていくのだ。

 

 

ただこの文脈のそぐわないプロフィールもたまにあったりして、そういう場合は得てして場の空気を読むのを下手な天然系か、もしくはデビュー間もないフレッシュマンなのである。

 

 

基本的に来るものは拒まず系のスタンスを取っている自分にとっては、ガツガツエロ系や画像クレクレ系以外にはタイプでなくても返信率は高い事を自負しているので、数ラリーする事も多い。

 

 

或る時いいねを貰った相手にいいね返しをすると、メッセージに「いいね、有り難うございます」と届いたので、相手のプロフを覗くと所謂風景しか載せていない隠れゲイタイプだと判明。

 

 

しかも自分の好みのタイプはしっかりと書いておきながら、自分自身の情報についてはほぼ秘密だったので、恐らく呑み屋にも出ておらずゲイの友達もいない、純度の高い隠れゲイだった。

 

 

恐らくゲイアプリには登録したものの、ゲイバレするのが怖くて閲覧メインでいたのだろうが、多少慣れてきたのも有り、他の人とやり取りをしたくなってみたくなったのだろう。

 

 

ちょっと面倒くさいとは思ったが、たまたまその時に時間に余裕があったのと、スペック(身長・体重・年齢)は好みの範疇だったのもあり、「こちらこそメッセージ有難う」と返信してみた。

 

 

そうすると口火を切ったように返信がすぐに届くようになり、内容はエロから一万光年も遠い日常話や雑談に終始していたので、多分コミュニケーションにも飢えていたのだろうと推察する。

 

 

まぁエロ目的で話しかけてきた際、その気が無い事を伝えて即ブロックされるよりは全然マシだと思ったので、ついつい惰性で返信していると、相手からラインを交換したいとの申し出。

 

 

まさかこんなにエロとお金の臭いがしない相手がロマンス詐欺である訳はないだろうと思い、ラインの交換を承諾すると、純粋に喜んでくれラインの方に雑談のメッセージが届くようになった。

 

 

続く

 

 

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