恋は盲目(熊本の男) その4 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

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地方都市に住んでいるアラフィフのゲイの生態です。
カミングアウトはしてないけど自由な生活送っています。

これまでのイタイ恋愛エピソードを成仏させる為に執筆。

今回は熊本で出会った男とのあれこれ。

※1話はこちらから

 

 

夕食後の散歩途中でいきなり発展場への入店をヒゲさんに促されてた訳ではあるが、ぶっちゃけ言うと自分にも拒否権があった訳で、そうしなかったのは正直嫌では無かったのも理由ではある。

 

 

別に純情ぶるつもりも毛頭も無く、過去に大人の社会科見学として同発展場には入場済ではあったので、或る程度はどんな場所であるか知ってはいたのであるが、実際エロ目的は初めてだ。

 

 

なのでロッカールームで服を脱いで浴衣風の室内着に着替えている時も、どこだったら二人きりになれるのか分からず、張り切っているヒゲさんに全てを委ねるかことになりそうなのだった。

 

 

彼の方を見ると、それはもう水を得た魚の如く軽やかな動作で服を着替えていて、なんだか性欲に忠実な奴隷である部分は気取っているより好感はもてたが、正直人間的な深みは皆無だった。

 

 

そして準備が終わると彼はこちらを一瞥したので一瞬ドキッとしたが、すぐに踵を返して「それじゃあとでね」と颯爽と暗闇に消えて行ったので、一瞬何が起こったのか分からなかった。

 

 

ロッカールームに一人残されて少しばかり呆然としたが、彼の断片的な言動を繋げてプロファイルすると、どうやらムラムラしてて発展場に入りたかったから、お互い発散しようという提案だ。

 

 

という事は、終始自分の存在は単なる「友達」であり、今まで気兼ねなく話しかけてきたのもそういった気負いの無さからだとしたら至極納得し、途端に緊張から解放されて脱力してしまった。

 

 

だとしても、一人発展場に取り残されてもとても困ってしまったので、とりあえずお化け屋敷を見る感覚で各部屋を覗き込んでは「ホホーッ」と唸る始末で、質の悪い客丸出しになっていた。

 

 

別に綺麗ぶるつもりは全くないのであるが、暗闇で顔も良く分からず、相手の素性も分からないような状態では、自分的には全然興奮する事が出来ないので、まさに手持ち無沙汰な状態なのだ。

 

 

それでも勿体ない意識だけはあったので、なんらかの形で元を取ろうとする浅ましい精神から、各部屋を覗き込んでゲイの生態ウォッチングを楽しもうと気持ちを切り替えていたのだ。

 

 

しかし何度目かのウォッチングを繰り返していたところ、既にお腹がいっぱいになりかけていたので、テレビルームにでもいって寛ごうと考えていたら、背後から左手を誰かから掴まれたのだ。

 

 

続く

 

 

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本日のイケメンは、まえだまえだの前田航基君。

花田兄弟同様に兄がデブキャラで弟がイケメンキャラという棲み分けで、最近は宮下草薙の草薙に似てきたのが気になるところ。