ゲイデビューを遅らせるきっかけとなった、学生時代に通った自動車学校で出会ったセクハラ担当教官に関するエピソード。
自動車学校での講習は自分的に大学の講義よりも性に合ってるようで、予定よりもサクサク進んではいたのだが、そうなると実地研修も始まる事になり、自分なりに気合を入れて臨んだのだ。
教習車の横で口元に笑みを浮かべて待っている担当教官のその姿は、恐らくその時期にヒットしていたプリティウーマンのリチャード・ギア気取りなのだが、風俗のキャッチにしか見えないし。
またもや濃厚な握手から始まり車内に乗りこむな否や、いきなり会話の前戯も無く「田村(仮名)君は彼女いるの?」と親友気取りで質問し、嫌な空気が社内に蔓延し始めた。
曖昧に「はぁ」とだけ返すと、水を得た魚の如く「最近はいつセックスしたの?」と直球を投げてきて、コンプライアンスという言葉がまだ無い世界を縦横無尽に駆けずり回っていた。
初めての運転なのに意味の分からない精神的なストレスの負荷をかけられていた為、もはや集中力は散漫でひたすらこの時間が終わる事だけ願って受けた実地研修になっていた。
しかし研修の終了後にしばらく考え直すと、別に肉体的な被害にあった訳では無いので、こちらも彼の言動に敏感になり過ぎずに適当に受け流す作戦に舵を切る事にしたのだ。
そして二回目の実地研修日がきて、堂々と何事にも動じない心で車に乗りこむと、前回は名字で名前を呼んでいたのがなんと下の名前で呼び始め、しかも呼び捨てになってしまっていたのだ。
その違和感にまたまた心は揺さぶられ、運転になかなか集中出来ない中、今度は何の脈絡もなく「健人(仮名)ってどんなオナニーが好き」と勝手に会話もレベルアップを始める始末だった。
続く
今回は男臭さで人気のある竹原ピストルで、見た目も人気はあるけど、個人的にはビジュアルよりも歌声や雰囲気や生き様の方に魅力を感じます。
