◉森の小径を冒険気分で
ワクワク💕、レッスンに❣️
アウトレット駐車場からの道
林の木立を歩き、トウモロコシ畑や田畑を通り、
奏身舎に到着!
✳︎小学3年生のAちゃん(重度知的障害、自閉スペクトラム症)との個別指導を始めて
1年半になろうとしています。
毎月、東京から遥々、奏身舎に通う親子は、
長旅にも関わらず、那須の自然を味わいながら、
森の小径を歩くのが「冒険みたい」と、
Aちゃんはワクワク楽しんでるようです
確かに、森の道は、アスファルトの道と違い、凸凹だったり、花が咲いていたり、いろんな香りがしたり、虫がいたり、五感をフルに使いますね。
大自然の中で、ほんものを体験する。
それだけでも、大きな癒しになります。
✳︎Aちゃんと最初に会った時を振り返ると、
わずか1年半の目覚ましい成長ぶりには、私自身驚き、感動すら覚えます。
⇩
・どのように「言葉」と出会うか?・・自閉スペクトラム症の子どもとのレッスン
◉きっかけはクリスマス
ミニコンサートでの音体験
✳︎Aちゃんは、レッスンを通して、いろんな手遊びや
オイリュトミーに親しむようになり、発語が増え、
表情がとっても豊かになりました。
そして、
楽器にも興味を持ち、練習を始めたのでした!
✳︎昨冬のクリスマス会でのミニコンサートで「笛」に興味を持ったAちゃん。
クリスマスがきっかけで、初めて笛を吹くことができるようになりました。
今日も「梨の木の笛」を手に取り、
指遣いこそ、おぼつかないのですが、
私の音を真似して、リズミカルに吹くことができたのでした。
木の笛、カエルのお手玉、毛糸ボール
◉あたたかな木の響きが
いのちをやさしく包み込む
木という素材の持つあたたかさ、素朴さは、響きの中にも表れており、
Aちゃんは、大きな木琴の音の響きも気に入ったみたいです。
「キラキラ星」を私が演奏すると「キラキラぼし〜🎵」と歌い、
スティックを持ち、
ニコニコ笑いながら真似しようとします。
鋭敏な感覚の子には、冷たいデジタルの音ではなく、ほんものの素朴な木の音が、あたたかく心地よく感じられるのかもしれません。
木の響きは、傷つきやすい繊細な心といのちを
やさしく包み込むような気がします。
◉音の高低と体の動きを一致させる
シュタープ(棒)練習
音の高低を聴覚で知覚し、メロディーを正確に捉えて演奏するのは、
幼い子や発達障害を持つ人には、難しいのですが、
オイリュトミーのシュタープ練習を通して、空間の上下運動で動くことにより、
体の動きと音の高低が一致してきます。
オイリュトミーでは、
歌を使ったり、ピアノの演奏を使ったりしますが、
今日はシュタープで歌いながら、Wasserfallの練習にもトライし、
ご機嫌のAちゃんでした。
🎵ドレミファソラシド〜
音階を歌うときに、
喉の声帯を伸ばしたり縮めたり、この上下の運動を無意識のうちに身体は行っています。
無意識で行っていることを、
芸術体験によって、感情と共に、意識的に行うのがオイリュトミー芸術です。
意識と無意識、
また、バラバラのまま、結びつきがなされていない個々の感覚を
統合することを「訓練」としてではなく、
心が喜ぶ美しい芸術体験として、
オイリュトミーで楽しく積み重ねているところです。
美しい体験だからこそ、
繰り返しが喜びとなり、
積み重ねることで確かさが生まれます。
◉座ってリラックスした手遊びから、
自我が意識される、直立姿勢へ
✳︎オイリュトミーは、普通、直立した状態で始めるのですが、
私のレッスンのウオーミングアップでは、
座ってリラックスした状態での手遊びから始め、
そして、立って背骨を伸ばすオイリュトミーへと移行しています。
✳︎Aちゃんのような発達障害のお子さん達は、真っ直ぐ立つのが苦手な人が多いです。
(本当は、そうしたいと思っているのですが、難しいのです)
それは・・・
✳︎直立とは、肉体的なことのみではなく、
自我を立たせる、ということも含まれています。
自我を身体に宿らせることが、難しい場合に、
直立の姿勢は、困難を伴います。
✳︎なので、無理をせずに、まずは、座って、「言葉・音を楽しむ」ことから始め、
手遊びで呼吸を整えた上で、
より自我を意識できるように、直立してオイリュトミーを行うようにしています。
また、立たせられる、のではなく、自ら、立ちたい!と思えるような
言葉がけを大切にしています。
歌であったり、詩であったり・・
いずれも響きとリズム、そして、真善美の世界観が大切です。
◉オンラインサロン・・家庭での学び
✳︎Aちゃんも手遊びが大好き!
お母さんのHさんは、オンラインサロン「おうちオイリュトミー」を受講され、習得した手遊びを、ご家庭でAちゃんと、毎日楽しんでくださっています。
オンラインの良さは、録画もあるので、繰り返し映像を見ながら学べること。
そしてインタビュー動画もためになっているとのこと。
(4月から、シリーズで「発達が気になるお子さん」についてインタビュー動画を収録しています)
オンラインでの家庭での学びと、
奏身舎でのリアルな学びを、続けてくださっているHさん親子。
その甲斐あって、Aちゃんは穏やかに、ぐんぐん成長し、いろんなものに興味を持ち、楽しくて仕方がないみたい。
今日もレッスンの後も、お庭でいろんな自然体験をしてたっぷり、
楽しんでました。
お弁当も持参し、さぁ、これから食べようという時に・・・
◉カラス🐦⬛🐦⬛にさらわれちゃった🍞パン
✳︎お昼のお弁当の時間、親子を悲劇が襲います!
東屋でさぁ食べよう・・としたら、
なんとカラスにパンを取られちゃった
カラスは空高く飛んで逃げてゆき、
置き土産のフンを落としていきましたとさ。🐦⬛🐦⬛
悔しいけど、
Aちゃんも、みんなで、大笑い!
カラスって賢いですねぇ!🐦⬛🐦⬛
畑のそばに行って、場を離れた隙を見計らって、
やってきたのですから。
楽しい1日を、ありがとう!
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
◉奏身舎では、ハンディあるお子さん、成人のためのオイリュトミーレッスンを行っています。
オイリュトミーだけではなく、
一人一人の個性に応じて、手遊びや、楽器も用いた音楽体験をベースに授業しています。
「美しいもの」との出会いと、
「誰かに伝えたい」という思いこそが、
心の扉を開くのです。
内から外へ、
表現したいという気持ち。
それ自体に、大きな治癒の力が働きます。
そして練習を繰り返すことを通して、
生命的な「カタチ」が習得されると、
カタチは、真善美を宿すうつわとなるのです。
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山桜の木に実る🍒桜桃
今度来た時は、赤くなって食べられるかもしれないよ。
・どのように「言葉」と出会うか?・・自閉スペクトラム症の子どもとのレッスン
▼おうちオイリュトミーオンラインサロン
https://m-steiner.com/ouchi-salon-6
・シュタイナー芸術オイリュトミー【那須・奏身舎だより】
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/
・那須・奏身舎 HP
http://www.sousinsya.sakura.ne.jp
・那須・奏身舎 FB
https://www.facebook.com/nasu.sousinsya/
・渋谷智栄子 FB
https://www.facebook.com/chieko.sibutani.1/
【オイリュトミー5月の予定】
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12800203793.html
【告知】〈3歳・9歳・14歳の節目をオイリュトミーで体験する〉5/28日光 きらきら保育園
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12800083071.html
【告知】〈7歳・9歳の成長の節目をオイリュトミーで体験する〉6/29宇都宮ひばりの会体験講座
https://ameblo.jp/eurytmie-sousinsya/entry-12802070983.html