私は普段台湾に住んでいて、今は1ヵ月間の出張で中国の広州に来ています。
お仕事は午前中のみで、午後はフリー🍀
次の日や、台湾、日本での仕事の準備をしたりもしますし、好きなことをしたり、散歩をしたり、割とゆったりと使えています。
滞在先の部屋は窓から緑の見えて、柔らかな日差しの入ってくる過ごしやすい空間です。
今回中国に来る前に、午後のこの時間を何に使おうかなぁと考えていて、
中国語の勉強?
趣味のバイオリンの練習?
などなどいろいろ考えていたのですが、
ふと思いつき
そうだ。パステル画を描きたい。
自分が体験している音と色が響きの世界、
それらが動いて、脈打ったり、凝縮して形を結んで、ほどけてまた流れていく世界を、
パステルまで目に見えるようにしてみようと
なんとなく思ったのです。
それでスーツケースに詰めるときに、
中国語学校クラスで以前使っていた教科書も、
バイオリンも持ってくるのは諦め、
パステル画材のみを持ってくることにしました。
パステル画を描いた後に、そのままだと色のパウダーが流れてしまうので、
フキサチーフと言う固定剤に使うのですが、
飛行機の国際線を使うため、スプレー缶は持ってくるのは諦めて、
出張先の中国で、ヘアスプレーで代用しようと思いました。
そして、以前に書いた通り、出張先の中国入りした翌日の晩にすーさんの訃報を知ることになります。
その時にパステル画を持っていて、本当に救われました。
大きな心の支えであった大切な人が亡くなったと言う事実に、パステル画を描くことで、
喪失感や悲しみにとらわれることなく、
死は人間のひとつのあり方なのだと、
魂はなくなることなく、ずっとそこにあるのだと気づくことができたと思います。
彼への感謝や、
彼から受けた見守ると言う大きな愛のあり方、
目には見えない繊細なものに
耳を傾けられるようになっていた自分の心の変化など、
色と形の世界で表現することで、
再び見つめ直し、それらを深めて変容することができました。
パステル画描いた日の翌日のランチタイムに、アシスタントの子に、
ヘアスプレーを購入をお願いしました。
彼女の英語はそこまで達者ではないです。
ですので、普段髪の毛を結っている私が
ヘアスプレーを使うのとどうも結びつかなかったらしく、自分の英語力の問題かと
一緒にランチをとっていた通訳さんの所へ確認に行きました。
そこで私は、ヘアスプレーとして使うのではなく、パステル画を描いたから
固定剤の代わりにヘアスプレーを使おうと思っていると少し込み入ったことを伝えました。
すると、通訳さんは
「スプレーを買わなくても、ちょうどそこにフキサチーフ、パステル専も固定剤スプレーがあります!」
見ると、アシスタントのと並ぶ私の机の横に、紙袋に入った専門的なパステル画材が一式置いてあるではありませんか。
この状況が理解できずにポカンとしていると、
通訳さんが説明してくれました。
「 1年ほど前にこのパステル画材一式を購入したのですが、全く使うことがなくて。
このアシスタントの子が絵を描くと言うことを聞いたので、よかったらもらってくれないかと、昨日話していたところだったんです。
彼女はパステル画材は家に既にあるんだけれども、
かぶって持っていても悪いものでもないから、いただきますということで、
今日彼女にあげようと思って、ちょうど持ってきたんです。」
アシスタントの子も、とても優しい子なので、
パステル画材は私の家にもう既にあるものだし、
よかったらどうぞ使ってくださいと譲ってくれました。

右側がもともと持っていたパステルで
左側がこの時いただいたパステルです。
どちらも大切な私の宝物です。
フィキサチーフや、練り消しなどは写っていませんが、本当に一式揃ってしまいました。
関わってくれた人、みんなの親切でこんなありがたい出来事に恵まれたんだなぁと、
部屋でしみじみと感謝の気持ちに従っていると、
ふと、はっとひらめきました。
昨日、私が自分ですーさんにお願いしたことを。
このやりとりしている声が、
本当にすーさんのものだと言うサインが欲しいと。
これがちゃんとつながってるよってサインなんだ!
彼とそのスピエネ関係者が、私に必要なこのタイミングで、このフィキサチーフやパステル画材を届けてくれたのだ、、、
そうやって、心にストンとひらめきわかった瞬間に、
またもや声を上げて泣きました。
本当にありがたくて。
泣きながらすーさんにお礼を言ったら、
「今頃気がついたの」からかうような声で、返事がきました。
私は鈍感な自分に思わず笑ってしまいました。
この道具を見ると、何ともいえない大きな愛情と、確かな魂の存在を感じます。
パステルを描くことで、
自分の魂がとっても喜んでいる、
そこから自分の新しい道が開けてくる、
そんな強い予感がしています。
天国への感謝状、
これからもオイリュトミーと共に
自分の魂の源泉とつながることとして
どんどん描き続けていくことになるのでしょう。
とても幸せな時間をいただいています。