【PORSCHE911 964】エアコンONするとエンジン止まる① | EURO-R2nd Offical Blog

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群馬県にあります、PORSCHE・BMW・欧州車を中心としたカーショップです。
4年間の休眠を経て、再度始動。詳しくはプロフィールをご覧下さい。

こんにちは。OGAWAです。


本日の作業はPORSCHE911Carrera4 964。


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走行中にエアコンONにすると、エンジンが止まる。何度か走行しているうちにエンジン掛からなくなった。

この時点で、オルタネーターだな?と思い点検スタート。


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まず、当店予備バッテリーを使用し、オルタネーターの発電量を調べます。12.8Vしか発電していない・・・。オルタネーター即点検です。

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オルターネーター外します。

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ファンベアリングもガタガタ。しかもオルターネーターシャフトに固着して、外すのにプーラーが必要な位でした。

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外したオルタネーター。ICのカプラーが解け、本体が熱による変色しています。これ単純なオルタネーターブローじゃない感じ・・・。

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定番の軸も減っています。

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配線1部不良あり。これも悪さしているっぽい。

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まずファンベアリングを打ち変えます。通常はAssy交換ですが、日本製のベアリングが入る様、加工済み。

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下がリビルトオルタネーター。

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駄目な配線も新たに作り直します。

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オルタネーター組込完了。

オルタネーター交換後エンジン始動し、発電量を確認。13.7Vと少し低い。通常13.9~14Vは有るはず?

しかもバッテリーのマイナス端子付ける時に、火花が大きく出るし、元々のオルタネーターのIC部分も変色するほど熱が入っている。

何処か漏電してるっぽい?

そう思い暗電流を確認した所・・・


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19~25Aの電流が流れている!! 車が燃えるレベルです!!

これだけ電気使用していたら、1日でバッテリーが上がってしまう・・・。

オルタネーターのブローも、これも原因の一つと思い、見えない漏電を探す事に・・・。


次回に続く。


OGAWA