こんにちは。OGAWAです。
前回の続き、PORSCHE911 Carrera4 964。
走行中にエアコンONにすると、エンジンが止まる。何度か走行しているうちにエンジン掛からなくなった。
原因のオルタネーターを交換し、新たに発見した漏電。
なんと! 19~25Aもの電流が変動しながら流れている・・・。燃える前に探さないと!!
まず基本のヒューズから点検。暗電流変動なし。リレーも全てチェックしますが、変動なし。エンジン側のヒューズ・リレーも変化なし。コントロール系ではなさそうです。何処だ?
1部ヒューズが溶けていたので交換します。
そして、配線図とにらめっこ。何となく分かってきました!!
残るはバッテリー~スターター~オルタネーター配線しかない!!脱着し点検します。
すると見つけました!!
スターター~オルタネーターに行っている配線が、ヒーターホースの金属の部分と干渉し、電気が流れていました。こんな事あるんだな~と初体験。分かってスッキリした。
これがホントのヒーターホース(笑)!!
配線の表面を熱収縮チューブで再度仕上げ、表にコムでカバーし対策します。
修理後、暗電流をチェック。0.117A正常です。
オルタネーターの発電量も規定値になり、スターターテストも60%だったのが、100%になりました。
最後にすべての電力を使用し、電圧をチェック。13.76v正常です。
最終点検及び試乗をし、納車となりました。
空冷ポルシェも、もうオールドカー。漏電など出てもおかしくない年代の車両になりました。特に964~電気制御が大幅に増えたので、こう言ったトラブルも増えると思います。
当店では、時間を掛けて1つ1つ調べさせて頂きます!!
あ~燃えなくて良かった。
OGAWA