今日は、2016年3月のドイツはハンブルクからです。
この日は、ハンブルク中央駅から市庁舎のあたりをぶらぶらとしてみました。今回はその前編です。
ハンブルク中央駅(Hamburg Hauptbahnhof)は、4つあったターミナル駅を統合し1906年に開業した駅です。ドイツ国内の主要都市だけでなく、ヨーロッパの各都市とも直通列車が走っています。平均利用者はドイツ最大とのことです。
駅の西側に出てきました。2つの時計塔を持ち、ルネッサンス・リバイバル様式の当時最先端の様式で建てられています。
駅の前に伸びるメルケベルク通りには、デパートやショッピングビルなどが立ち並んでいます。
家電量販店のSATURN(ザトゥーン)。
百貨店のガレリア。
様々なお店が並んでいます。ちなみに人が少ないのは朝早いからで、日中になるとそれなりの人出になります。
Levanthaus(ショッピングモール)
Roncalli Grand Café(カフェ)
スターバックス。あのスターバックスですが、なんかすごいところに入っています。
聖ヤコビ教会。1225年には文献に登場する古い教会です。そしてここにはオルガンの名器 アルプ・シュニットガー・オルガンがあります。興味のある方はこちらを。
少し南の方へ道からそれたところにチリハウスがあります。まずは、この独特のデザインをご覧ください。
チリハウスという名前は、チリ硝石の輸入で財を成したハンブルクの富豪ヘンリー・ブラレンス・スローマンが建物のオーナーであったことに由来します。1924年に建てられたこの建物は、フリッツ・ヘーガーの設計によるもので、多くのレンガが巧みに使われ、当時一世風靡していたル・コルビジェのモダニズム建築とはまた違った独特な様式で建てられています(表現主義建築と言うそうです)。
この曲線デザインもチリハウスの大きな特徴です。
そしていたるところに施されているレンガの巧みなデザイン。
そして細かい装飾。
そして、内側は吹き抜け構造になっています。
なぜかビルに入っているお店には日本のウィスキー。
ベヒシュタインのショールームも入ってました。
素晴らしいチリハウスの建物を見てきましたが、このチリハウス、倉庫街と共に世界遺産に登録されています。
まだまだ散策続きますが、そのお話はまた次回に。