伊万里に行ってきました | Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

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2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

伊都国つうしん 175

 

 

● 伊万里焼で知られる伊万里です。

 

  2019年10月に福岡に越してきて、まず行ってみたかった場所のひとつ。

  それが越してきてすぐのコロナ禍で身動きできず、

  さらには出不精の性格に大きく影響したようで、まだ行っていませんでした。

 

  なぜ伊万里に、と言いますと、

  ずいぶん以前、人からもらった伊万里焼の灰皿を気に入って

  喫煙していた時代、30年以上も使っていた経験があったから、なのでしょう。

 

 

ちなみに伊万里焼の代表的なイメージとして、画像サイトから参考までに。

 

 

         こんな感じ。(画像サイトより)

         私の灰皿もこれほど派手じゃなかったけど、

         こんな赤い塗りがあった。

 

 

さて。

そんなわけで、食器を見たかったこともあり、伊万里へ行くことにしたのですが、

焼き物以外のこともあり、なかなかいい小旅行だったので、お伝えします。

 

 

まずは、伊万里の位置関係から。

 

伊万里市は、お隣の佐賀県ですが、福岡市西区のわが家からそれほど遠くはない。

 

 

          グーグルマップより。

          クルマで1時間と少しの所。

          実は同じ焼き物の町、有田とも

          かなり近いと今回知った。

 

 

 

● 伊万里に行くときに、焼き物以外に、もう一つ目的がありました。

 

それは「伊万里牛」です。

 

実は通っているジムのプールレッスンでよく会う女性たちが、

レッスン中にこの伊万里牛のことを話しているのを聞き、

おもわず(え、伊万里牛ってのがあるの?)と聞きました。

どうやらスーパーなどでは見かけない、福岡市では

都心にある岩田屋というデパートで売られている高級牛肉のようです。

 

そんなわけで伊万里に行くと決めたときに、焼き物の町情報とともに、

伊万里牛のこともネットで調べたのです。

で、伊万里牛の直売店というのを知り、まずはそこに行くことにしました。

 

 

私らがそこに着いたとき、平日ではありましたが駐車場にはクルマがなく、

お店に入っていくと私らだけ ……… 大丈夫かいな、と思いました。

でも、売られている伊万里牛は見た目とてもおいしそうで、それほど高くない。

 

私らはステーキ用2枚と、ハンバーク2個、カルビ肉1つを購入しました。

確か全部で5000円台だったと思います。

 

そしてそのお店の人に、

近辺で伊万里牛をおいしく食べさせてくれる所がないか聞いたところ、

そのお店の肉を使っているすぐ近くの食事処を教えてもらいました。

 

 

伊万里牛の直売店もその食事処も、伊万里市街から離れたところです。

にもかかわらずお昼12時少し前に入ったのですが結構、埋まっていましたし、

12時過ぎてからは並んでいました。人気店のようです。

 

私はメニューから「あぶり丼」、ナミさんはビーフシチューを。

 

 

           私のあぶり丼。

           お店紹介の食べログの写真サイトから。

           これで1,300円。

           とてもうまかった。

           なので買った伊万里牛に期待が。

 

 

 

         そして、買ってきたステーキ肉。

         ナミさん用の赤身肉、

         私用の霜降り肉。

         わざわざ「メス牛です」と貼ってある。

 

         で、このステーキ。

         二人とも感激のおいしさだった。

         福岡に来て何度か牛肉を買って

         ステーキを食べてはいるが、

         まったく別格のおいしさ。

         しかもそれぞれ1,000円台。

         今度ステーキを食べたくなったら、

         わざわざ伊万里まで買いに行く価値あるね、

         と二人で話したほど。

 

 

 

● さて、ようやく焼き物のほうの伊万里の話です。

 

 

伊万里市の中でも山のふもと、市街からはなれた

「大川内山」 というエリアです。

 

ここは江戸時代、

この地の鍋島藩が徳川将軍に直接、御用達していた貴重な焼き物だったようで、

その秘法を守るため関所があった場所だったようです(実際、関所跡も残していた)。

 

ネットでの案内によると、大川内山(おおかわうちやま)は、

「秘窯の里」とされています。

 

「秘窯」……… これ読めない、調べると「ひよう」と読む。

鍋島磁器とも言われている、高級品のようです。

 

 

 

で写真で紹介しますと、ま、こんな感じのところです。

 

 

 

 

 

 

           各お店というか窯元に

           この地のマップパンフレットが置かれていたが、

           私ら器を見るのに夢中で

           パンフは見なかったけれど、

           どうやらこの 秘窯の里には

           大中小、30店ほどの

           窯元があるようだ。

 

 

            いろいろあるが、

            だいたいがこんな感じの

            店構えだった。

 

 

 

私らは、どうだろう7~8店の窯元の、器というか作品というかを見ました。

その中で気に入ったものがあり、購入しました。

先の赤い伊万里焼のイメージとはかなり違います。

 

 

 

         黒磁器の大皿と小さいお重2つ。

         青磁のとっくり、小さい花器。

         全部で4万円近く ……。

 

 

 

散財してしまったので、

本当は、ここ大川内山からクルマですぐの有田にも行くつもりだったが、

いやいやあぶないあぶない………

その後すぐに、わが家へ帰ることにしたのでした(笑)。