福岡の地価のことなど | Okinawa通信 ⇒ 伊都国つうしん

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2010年1月。30年以上住んだ東京から引越し、沖縄生活をスタート。
その沖縄に10年暮らし、『Okinawa通信』を書きました。
が、さらに、2019年10月末に、ここ、福岡市西区・糸島近くの
「伊都国(いとこく)」の地に。

伊都国つうしん 171

 

 

● 新聞などメディアのニュースから

 

   毎年この時期に、国土交通省が発表する

   今年1月1日時点での全国の公示地価があります。

   福岡県、福岡市はどうなんだろう? ということで。

 

 

   つい先日の地元のロコニュースで、

   福岡県は商業地・住宅地とも地価の上昇率が全国一位だと。

   翌日の日経新聞二部に、その24年公示地価特集がありました。

 

 

 ま、比較してもあまり意味がないけれど、

 福岡市の地価がどんな感じなのかを知ってもらおうと、話題にします。

 

 

とりあえず、福岡県、福岡市の規模がどんな具合かを。

 

福岡県は人口約510万人。全国では北海道についで9位。

ちなみに9位までが500万人台で、10位の静岡県が約360万人とのこと。

 

そして福岡市は、人口約164万人、東京都を除いた市町村人口では、

横浜、大阪、名古屋、札幌についで全国で第5位とのこと。

 

ちなみに福岡市の人口を東京都の区と比較すると、

最も人口の多い1位世田谷区(約94万人)と2位練馬区(約75万人)を

合計した数字に近い、そんな感じ。

 

 

で。

わかりやすく、もっとも高い東京との地価の一部を比較してみると。

 

▼全国で商業地が一番高いのは、

 東京都中央区銀座4-5-6 で、1平米当たり 5,570万円。

 

 福岡市の商業地で一番高いのは、

 福岡市博多区博多駅東1-12-6で、1平米当たり 550万円。

 

 約10分の1ですね。

 

▼住宅地での全国一は、

 東京都港区赤坂1-14-11で、1平米当たり 535万円。

 

 福岡市の住宅地で一番高いのは、

 福岡市中央区赤坂2-2-11で、1平米当たり 79.5万円。

 

 

両方とも、一番高い住宅地の地名が「赤坂」というのも面白い(笑)。

 

 

で、ここ福岡市西区で一番地価が高い所は、

 

下の写真にありますが、商業地「北原1-7-5」で、1平米当たり 33万円。

わが家すぐそばの九大学研都市駅周辺に最近どんどん開発されている地区です。

まさに九州大学がこちらに移転されてから大きくなりつつあるエリア。

 

 

 

     3月27日、日経新聞第二部

     24年公示地価特集の中から、

     福岡市の西区の一番下に「北原」。

 

 

 

        福岡市西区の、北原あたり。

        これは約1年半前の写真。

        ご覧のように田舎~な感じのエリアに、

        次々と商業ビルが建設中。

        現在は、これらたっくさんのビルが

        すでに建てられ、さらに建築中。

 

 

私らが越してきて4年半近くですが、ここのエリアが最も変化しました。

まだ開発がつづきます。この何にもなかったような場所が、

西区でもっとも高いエリアになったんですよねえ。

 

 

 

       3月28日、実は上の北原あたりから

       クルマで10分の所。

       走っていて、背振山地の山並みに、

       まるで下り雲のように尾根に重なる雲。

       その上の暗雲の格好よさに、

       思わずクルマを止めてしまった。

 

 

 

● さて、越して5年目を迎えていますが、ここ福岡県そして福岡市の行政、

  なかなかしっかりしている、住民のほうを見て施策していると感じています。

 

 

  つい最近もロコニュースで知ったのですが、

  福岡県警察が、タクシーやバスなどの運転2種免許の試験に、

  全国で初めて、答案も含めて外国語も使用することを決めたとありました。

 

もちろんタクシー、バスの運転手不足を補うための施策ですが、感心しました。

3月27日から運用開始とありますから、もう始まっているようです。

英語、中国語、ベトナム語、ネパール語 が導入されるそうです。

 

 

           二種免許、外国語可能…を

           伝えるNHKのロコニュース。

           (画像サイトより)

 

 

 

こういうなんというか、

お役所仕事の象徴とされる、横並び待ちとか、前例を踏襲して………ということではなく

中央の顔を見ないで、住民目線の行政を施策実行していく……ことを、

コロナ禍のときから、わりあい多く感じていて、いいなと思っています。

 

たぶん、それこそ邪馬台国の時代からの新奇性・独自性から始まり、

飛んでしまいますが、江戸時代の外様経験からくる中央に対する反発心、

明治維新での立ち位置などから育まれてきた、進取の気性が

この地の「血」として、つながっているのかもしれない、なんて考えています。

 

 

 

● 新聞ネタをもうひとつ。

 

 

  3月27日の日経新聞朝刊を見て、びっくり。

  新聞一面が、なんと広告に包まれていました。

 

 

 

      3月27日日経新聞の朝刊。

      左上に、

     「本日は特別紙面でお届けします。

      通常紙面は2枚目からになります」と。

 

 

つまり通常の新聞を、表裏4pにわたっての広告ページが包んでいるわけ。

おそらく日経新聞だけじゃなく、ほかの大手新聞もそうだったのでは?

 

しかし広告効果としては、どうなのでしょう。

表裏全面、へたうま系(たぶんもう死語)イラストが描かれた広告、

たしか日本語は1面の「春、ひらく」だけだったような記憶 ……。

 

広告主の企業名かブランド名も(私には)分からず、というか読めず、

(私は無知でしたが、きっと有名ブランドか企業なのでしょう)。

 

びっくりはしたけれど、

どうも、お金かけただけの効果があったのだろうか ………と、

思ってしまったしだい (もちろん私見です)。

 

 

 

     今年初のたけのこ。

     糸島の大きなスーパー伊都菜彩で

     それほど高くなかったので購入し、

     2時間かけてアク抜き、

     そして筍の刺し身に。

     やはり、春の味覚、おいしい。

     「春、ひらく」だ(笑)。

 

     右はナミさんのポテサラ。

     メニューに統一性なし(笑)。