伊都国つうしん 164
● 久しぶりにソーキを作ってみました。
以前のブログで書きましたが、
福岡に越してきてから、ほとんど肉を食べなくなりました。
ともかく野菜、きのこ、魚など魚介類、果物がおいしくて、
肉まで行かない ………そんな感じです。
さすが福岡5年目となると、
去年あたりから少しずつ肉が食卓にも出始めてきました。
この10日ほどなぜか肉が多くなってきて、
そんな折、好きだったソーキそばを思い出しました。
沖縄にいた頃には、ソーキ肉も安く手に入りやすかったので、
実はよく自作していたのです。
こちら福岡ではソーキ肉としては売っていませんが、
いわば豚のスペアリブですから、それを買ってきて
忘れたレシピをネットで確認しながら、作ってみました。
久しぶりの割にはけっこういいデキ。
ソーキといえば欠かせないのは泡盛、
買ってきてたっぷり使い、
残っていた黒糖を使ってテリもいい感じ。
食べてみても、うん、うまい。
ナミさんが作ってくれたソーキそば。
さすがに沖縄そば麺は売ってないので、
代用の麺を使っている。
まずまず、懐かしい味だった。
● ソーキそばを食べた数日後に、今度は「ムーチー」
この時期、沖縄では「ムーチー」という行事があり、
今でもその家なりの「ムーチー」(餅の沖縄なまり)を作り、
配っている家庭があります。
「ムーチー」行事の由来については 【Okinawa通信】で書いていますので、
興味のある人はこのブログ内検索欄にムーチーと入れてみてください。
「ムーチー」の時期が沖縄ではもっとも寒い、などと言われています。
ナミさんの沖縄時代のヨガの生徒さんが、
毎年この時期、お母さんが作ったという
ムーチーを贈ってくれる。ありがたい。
月桃の葉がいい匂い。
少しだけ葉をはがして中を ………
ここの家のムーチーは二色づくりだ。
ちょっと見、名古屋のういろうに似てるが、
味、食感はムーチーならではのもの。
これまた懐かしい味。
● 以下はわが家の日々 ……
1月15日、五日月。
三日月よりふっくら、きれいに見えた。
今年は暖冬のようだから早いのか、
そろそろ終いになる
わが家の寒椿を観賞用に。
16日に、いつも行っている
櫻井神社へ初詣。
ここは、参道入口の橋。
その橋の手前には
もう梅がちらほら開花していた。
櫻井神社には、
伊勢神宮から分神した
内宮外宮の両神が祀られている。
そこにお参りしようとして驚いた。
茅葺き屋根の修理をしていた。
なんでも分神してから
今年でちょうど400年、
ここでも以前は式年遷宮をしていたが、
それが止まってから140年余り。
それで茅葺きの葺き替えや補修を ……。
来年はきっと真新しい清々しさに
代わっているんだろうな。