小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室 -146ページ目

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。

お盆に入る前に・・・と、駆け足で行ってきました。


三菱一号館で開催されている「もてなす悦び」展。


ジャポニズムということで、日本に影響を受けた実用品

(陶磁器、銀器、版画など)の展示です。


現在、くらしの手帖の編集長をされている

松山弥太郎さんのエッセイに

小さな頃、お母さんに連れられて美術館に行くと

「この中で、どれか一つだけ買うとしたら、どれがいいか

見ながら考えなさい」といわれた

というようなことが書かれていました。


子供心にも「ひとつだけ」「買う」というと

真剣に見た、ということでした。


私が今回の中で、一つ選ぶなら

第一展示室のティファニーの朝顔かな。


磁器のものは、これまでにいろいろ見ているせいか

あまり感激がありませんでした。


やはり工芸品というのは、ヘタウマはありえないと実感。


今年に入って、サントリー美術館で見た「鍋島」が素晴らしすぎたのかも。


鍋島は、贈答品(それも幕府などの超VIP向け)のみで

売ることを考えず、藩の威信をかけて製作されていたので

もちろん、一緒に論じることは出来ないけれど


万国博覧会以後、西欧でジャポニズムのブームが来た

ということで、一気に火がついた、

その勢いで、様々な作品が作られたので、玉石混交という感じがしました。


・・・コレクターであるアメリカ人ご夫妻(奥様は日本のかた)自身が

  美術商だけでなく、フリーマーケットなので出会う喜びもある

  とおっしゃっているとおり、このコレクションは

  美術品としてでなく、部屋に飾ってたのしむものとして集められたので

  もちろん、いろいろな質のものがあっていいのです。




今、上絵付けの世界では、日本の主婦が素晴らしいものを作っていると

言われているそうです。


プロの絵付師は、商業ベースのものばかり描かされることが多いけれど

アマチュアは手間をいとわず、好きなものを作ることができる。

日本人は、筆の使い方も丁寧で

色使いなども繊細だ、ということです。




もちろん、洋の東西を問わず、一流磁器メーカーには

素晴らしい、芸術的な絵付師はたくさんいます。

熟練した職人さんの技術と比べたら失礼だと思いますが

手工芸品に、アマチュアの優れた作品が多いのは事実だと思います。



(そういう意味では、東京ドームのテーブルウェアフェスティバルの

大倉陶園やJPPAの手描きの器の展示は見ごたえがあると思います)



・・・少し脱線してしまいました・・・



今回の展示作品の中では、実際に日本人が作ったもの、

またロイヤルコペンハーゲン社など、

ジャポニズムに着想を得て、それを新しいテクニックに昇華したものが

素晴らしいと思いました。



8月21日まで開催されています。





「おお~、そうだったのか~!!!」

と、視点を変えるだけで、抱えていたモヤモヤがすっきりして

自分があたかも素晴らしい発見をしたかのような

万能感にとらわれるときがあります。


それを私は、ヒラメイタときの場所などから、自分だけの名前をつけています。


だって、そうしないと頻繁にひらめいて(プチ悟り状態?)

次々に忘れていってしまうから。


そして、高校生セミナーのことを考えながら洗面台を拭いているときに

ひらめいたので、「洗面台の学び」。

(これ、もちろんジョークです)


セミナーに参加する高校生たちを選ぶときに

男女比を同じにするのはもちろん、住んでいる地域なども

なるべく偏らないようにしているのだそうです。

全国からいろいろな子が集まってきて

結果として、おもしろい、パワフルな集団になるようです。


入試みたいに、学校の成績で選んだら、もっと均一的になるでしょうね。


・・・ん?



そうだ!


いろんな子がいるほうが、おもしろいんだわ!



そんな当たり前のことに、改めて気づき、

ふいに息子たちのことに考えがいきました。



実は私、かねてより、長男にお嫁さんが来てくれるのか、密かに心配しているのです。


お寺の跡取り。

現在、京都の本山にて修行中。

頭はもちろん、つるつるのスキンヘッド。


そして、夫にしたい人の条件「三高」全部!はずしています。

(注:三高=高学歴、高収入、高身長と三拍子そろった?男子のこと。

   以前、夫選びの基準として、流行った言葉)


見た目、中身ともに、完全におタク。

あの暑い盛りや年末に出来る長蛇の列に並んだら(実際に並んでるけど)

見事に溶け込むわ~。



・・・でも・・・・



そういうお坊さんがいたら、そういう世の中って楽しくないかな?




ひとつの町があって

学校があって、会社があって、工場があって

おじいちゃん、おばちゃん、学生さん、子ども

犬、猫

駅、商店街、消防署。


いろんな人がいる中に、息子みたいな人がいると、ちょっといいかも?



若い女の子の目(と、私が勝手に決め付けているだけかもしれないけど)から見ないで

もっと俯瞰してみたら



彼は彼のままで、彼がいるだけで貢献できる。



もし私だったら、

男性が全員イケメンとか、エリートばかりの町よりも


おタクのお坊さんもいる町に住みたい。




あ~、彼には居場所がちゃんとあったんだわ。

今までも、そしてこれからも。




なんて、すっきり腑に落ちたのでした。



洗面台のガラスもすっきり、私の心もすっきりです。



親ばかだわ。

始めは知らないどうしで、不安な高校生たち。


・・・実は、そこが大きなポイントだと気づきました。


日常の生活では、学校や部活、友人グループの中でのポジションがある。

その原因は、何気ない一言だとか、偶然の産物だったりする。

本当の自分は違うのに・・・。


セミナーでは、そういう出来上がってしまったレッテル無しで、みんなが自分のことを見てくれる。


それは、初対面の不安を上回る、大きな開放感じゃないかな。


人間はいつでも変わることが出来るというけど、いつもと同じ面々の前では

いつもの自分の尻尾がついてしまう。


それを一夜にして外して、新しい自分に生まれ変われるような、

そんな厚顔な人はなかなかいませんよね。



・・・明日は「洗面台の学び」です。

高校生サマーセミナー。

http://www.tetsu-low.sakura.ne.jp/romi/ss2011.html

今年で6回目になります。

楽しく人生を生きるコツ、夢を持つこと、それを実現可能にすること、

仲間の大切さ・・・を、様々なワークショップを通して、現役の高校生に実感して

もらう、2泊3日の宿泊型研修です。

今年は小田原で行われたので、私は地元スタッフとして参加させていただきました。


今回の被災地を含めて、日本全国から集まった男女計30名の高校生たち。


初めて会う人がほとんどで、遠慮、ためらい・・・の中、

夢を語り合ううちに、最後には大切な友人となって、

またそれぞれが地元へ戻っていきました。


私にとっても素晴らしい体験でしたが、大きな後悔がひとつ。


会の主催者の中野裕弓さんからは、

二人の息子が高校生のときに、それぞれ誘っていただいたのですが、

当時息子達は「忙しい。それどころじゃない。」とひと言で却下。


あのとき、もう一歩ふんばって、無理を言ってでも参加させればよかった・・・。


高校生を持つ親御さんたちに、私の心からのアドバイスです。


もしも、始めは乗り気でなくても、研修が進むにつれて、みんなの顔が違ってきます。


夢を語り、明るい未来を作ろうと、本気で信じられるようになります。


開催場所はまだ未定ですが、来年も開催されるそうです。


充実した人生を送るために、明日を信じて日々を作っていくために

体質改善をはかりたい高校生は、ぜひ!参加することを

熱烈おすすめします!!!


ちなみに、参加は無料です。

(研修場所の最寄り駅までは、自分で来てください)


全国の一口スポンサーや、ボランティアがこの催しを支えています。


私も高校生のときに、こんなセミナーに参加していれば人生が変わったかも。




最後に・・・・。


検索で「高校生サマーセミナー」でヒットして、このブログにたどり着いたひと、いますか?


私は、チーム小田原の一員でした。

直接関わる時間は少なかったけれど

みんなの夢のコラージュのための資料集めをしました。

集めたものは雑誌でしたが、この写真のどれかが夢につながるんだな~と思って

なるべく綺麗な写真を、何かを語っているような写真が載っている本を集めました。

その作業は、みんなの夢に相乗りしているようで、楽しかったです。


私の小さな仕事が、みんなの夢の実現につながることを、

夢の実現を通して、社会がドラマティックに、明るく変わっていくことを

祈っています。



私も私の場所で、がんばります。



どうぞみなさんの大切な人生を、後悔のないように思いっきり生きてください。




・・・・アドレス載せておきますね。


jigen-ji@nifty.com


山中キョウコ




あすなろペインター日記



ポーセラーツの世界では、少し前に大流行だったラデュレ風。

恥ずかしながら、今さらながら、

やっと今日、初めて行ってきました。


お店のディスプレイはもちろん、いろいろおもしろいことがありました。


まずはカップ&ソーサーをチェック。



あすなろペインター日記


意に反して、白磁はよくカフェで使われる、廉価な厚手タイプ。

実用ですものね~、納得するやら、安心するやら。


勉強になったのが、金彩の入れかた。

口元に入っているようでいて、実はカップの縁でなく、側面ぎりぎりです。

磁器上絵付けでは、縁の金は、指でぐるっとのせることが多いのですが

そうすると、定着しにくく、また剥がれやすいのです。

(この場合の「剥がれる」とは、本当にポロッと剥がれてしまうのではなく、

金は軟らかい金属なので、傷ついて削れてしまう状態のことです。)


そうか~、側面なら剥がれにくいですよね。

ソーサーの金線も、縁でなく、上面ぎりぎりでした。


これは、買い置いた金ライン転写紙を試さねば!


・・・なんだかポーセラーツ界のトレンドから、数年遅れているようです・・・。






おまけ写真。




あすなろペインター日記


自分の名刺を置いて、撮ってみました。


・・・アメリに、世界を旅する小人人形があったなぁ・・・。