TWF制作過程No,3 | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。


こんにちは。
ペインティングスタジオハーモニーの山中です。

現在、東京ドームで展示中の
作品制作過程を、写真とともに振り返る。

今日は、3回目ですが
その前に、前回までをささっとおさらい
します。
お尋ねがありましたので、使用材料を
書き添えます。(ほとんど陶画舎)


第1焼成は、ペン書き。
これは、お写真がありません。

線描きに使用したもの。
・MX54
・ラベンダーオイル
・ライラックNo,2
・オリーブグリーン(キルンアート)





{759D9AB0-70F8-47AF-A91D-13F75EEC9485}

第2焼成前。
使用したもの
・水溶性マスキングリキッド
・マットアンダーレイ
・ゴールドレリーフパウダーイエローゴールド
・水溶性メディウム速乾性 




{48334A18-8590-465B-B540-3CFD9FDE5059}

第2焼成後。





{4A4254A7-0706-4AA8-8155-6B70FA434715}

第3焼成前。
・マッキー赤
・水溶性マスキングリキッド
・真珠ラスター Heraeus/Mother Of Pearl
・MX54
・ラベンダーオイル
・ピンクオパール
・オリーブグリーン

{95BF3499-EBDD-4234-B533-483319CCF56A}

第3焼成後。


さて、第4焼成の準備です。
いよいよ、ジュエル絵の具です。

ジュエル絵の具は、陶画舎のオリジナルで
(宣伝している訳じゃないです〜(o^^o)
どんなに盛り上げても剥がれない、
透明感のある焼き上がりが特徴の
盛り用絵の具です。

水溶性メディウムで溶いたものに
さらに水を少し足して
表面張力を利用するような感じで
置いていきます。


{67996541-89F5-425D-B8E0-1B2FA5C70B8F}

途中経過。藤。
ちょっとゴツゴツしているように見えますが
焼き上がりは、ぷっくりします。




{11FA9A2C-DFEE-4AE7-BC50-596FC3E620D9}

藤使用色。
・グレープアメジスト
・ラベンダージェイド
・もえぎ
枝垂れ桜
・ピンクオパール
・若緑

{369E075D-A7CD-4C56-9AE3-D9C9F8357BE7}

松、梅バージョン
・びいどろ 
・若緑
・ブルーオパール
・ピンククオーツ
・ゴールドレリーフパウダーイエローゴールド



{53DDDFEC-CCC0-494C-BC7F-457F7A491FC6}

第4焼成前。
上記の絵の具のほかに、
几帳の棒を
・黒豆で盛っています。
*黒豆は、和絵の具なので、
剥がれやすい黒を盛り上げたいときに便利。
焼き上がりはツヤが出るので
今回は、漆の感じを出すために使用。


{9FC3E5A8-A6F3-4A65-9CF7-C719844D26FF}

第4焼成後。
ジュエル絵の具は、
焼成前と後で、色が変わるものがあります。


{AC2C33D2-AC67-4813-9838-8741347FF06A}

藤。
色が濃くなりました。
中央に引っ張られるので、
盛り上がった分、アウトラインが薄くなります。


{FAB249EF-BC58-4011-B51B-0E4C2E0A6455}

松、梅。

*使用絵の具(特に、和絵の具)は、以前買ったものを使っているので、現在は、名前が変わったり、廃版になったものがあるかもしれません。

和絵の具とは、本物の和絵の具ではなくて
陶画舎で販売している
メインカラー和のことです。



では、


第5焼成は、次回へ続きます。