TWF制作過程、最終焼成まで | 小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

小田原のお寺で学ぶ磁器上絵付けとポーセラーツ教室

城下町小田原。緑豊かなお寺の一室で、磁器上絵付け、ポーセラーツの教室を開いています。
少人数のサロン形式ですので、それぞれの方のペースに合わせて、丁寧にご指導いたします。

こんにちは。
ペインティングスタジオハーモニーの山中です。

今日は、ドームの会場当番の日で
至高の技のブースにおりました。

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JPPAが発足30周年とあって
会場中央には「祝」がテーマのテーブル。
作品ばかりでなく
フラワーやテーブルのコーディネートにも
お客様の関心が集まっていました。


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会場入り口から見たところ。
上段は「My 食」ケーキセット
下段は「My 食」丸プレート


他に、「祝」30枚のプレート
「会食」折敷の展示がありますが、
お客様が入らないように
写真を撮る機会がありませんでしたので

私の制作過程の続きに
入りたいと思います。


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前回は、ここまで。
背景の、下地処理、ラスター
模様部分の盛りが焼成終わりました。



では、第5焼成の準備です。

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この赤い部分に
七宝つなぎを金で入れるので
その前に、下地を作ります。


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型紙は、こんなふうに作りました。
パソコンが得意だったら
こんなアナログなことをしなくてもいいのに〜。

この型紙を、コピー機でひたすら縮小して
金の霞の大きさに合わせて使います。


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これは、白磁に下書きを写した線を
マッキーで強調したところ。

細かい作業がキツイお年頃なので
マッキーは、ほんとにありがたいです。


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こんなふうに、
マッキー下書きの上から
マットアンダーレイをパディングして
線のとおりにワイプアウトします。

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お重の本体にも
ゴールドが入ります。



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焼成前。
几帳の布にも、
すべて色が入りました。
・マットアンダーレイ
・ゴムピック細
・マイセンレッド
・ロイヤルヴァイオレット 
・パープルNo,1


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焼成後。
マットアンダーレイは、焼成すると
ホワイトになるので
写真ではわかりにくいかもしれません。


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写真上部がマットアンダーレイです。
布の色も、はんなりな感じに焼き上がり
ちょっと安心しました。


長くなりますが
最終焼成もご紹介します。


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金彩。
ラインはマット金で
アンダーレイを使った霞は
ブライト金を使います。


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黒いラインは、金色になる予定。

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焼成前。
・高音赤金11%
・ペンワーク用マット金25%



そして、いよいよ焼成後…



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なんとか、金色にはなってくれましたが


反省点は、次回へ続きます。