珈琲と虹と鯨の棲む場所 -61ページ目

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る


幻冬舎 代表取締役社長の見城徹さんが、静岡新聞に「窓辺」というコラムを連載してる。
この文章が地元に関する、なんとも切ない、そして決して戻ることのない思い出を綴っていて
本になったら、絶対に手に入れたいなぁと思った。

このコラムを読んでいる時に、少しだけ高校時代の事を思い出した。
新宿高校に入った時に、卒業生に坂本龍一さんがいることを知って
島から都会に出て行った僕は、同じ学校に通っている妄想が膨らんで、
なんだかとても嬉しかった記憶がある。

嬉しかった記憶と言えばもう一つ。よく行く本屋さんが紀伊國屋書店で、
当時テレビ番組で有名だった楠田枝里子さんが、サイエンス本を出すというので
紀伊國屋書店に行って書店の方に聞いてみると、
決められた日に購入して並ぶと本人にサインしてもらえると知って、
生徒手帳に日付をメモして、その日をワクワクして待った。

楠田枝里子さんが東京理科大出身だという事をラジオで知って、
そもそも女性で理系というと当時はかなり珍しいというか、
限られた感じがして、話もすごく面白かったし、ずっと気になっていた。
※新宿高校の理系クラスも女性は極端に少なかった。

そして、サイン会の当日、紀伊國屋書店に並び、少しずつ順番が近づいてくるとかなり緊張した。
前の人たちはどんなことを話しているのか聞き耳を立てて、
自分の番では何を話そうか?何を聞かれるか?ドキドキした。

そして自分の順番になり本人が目の前に。すると楠田さんの方から、
「学生さんですか?少ない小遣いで買ってくれるの?学校は?」
って声を最初にかけてもらい、
「この近くの新宿高校です。握手してもらえますか?」
と答えて、なんでかわからないけど左手を出したんです。
「あら頭のいい学校でしょ、なんで左手なの?」って聞かれて、
「左利きなんです。」って速攻答えて、握手をしてもらった。
「面白い少年ね。」と隣のスタッフの方に笑顔で話しかけてた。
楠田さんは、白くて細くて、柔らかな手だったという印象が残っている。

あの本、どこに行っちゃったかなぁ~
あの時の「ロマンチック・サイエンス」
見城さんのおかげで、昔の淡い思い出が鮮明に蘇ってくる。

【追記】
思い付きでなんとなく書いたブログだったけど、
偶然にも昨日、静岡新聞に掲載されたコラム がシンクロしていて鳥肌がたった。
三宅島で静岡新聞を見ることはできないし、楠田枝里子さんの名前まで登場する。
セレンディピティなのか?まだお会いしたことがない見城徹さんへの思い募る。
 


写真家でもないのに、パパはなんで毎日写真を撮るの?と娘に聞かれたことがある。
「目の前に素晴らしい景色や素晴らしい色が突然現れて、全身の毛穴が開くようなとき
それを写真に撮らずにはいられないんだよ。撮りたい衝動を抑えられないんだ。」
そう答えました。続けて、
「アーティストとか作品を世の中に出す人って、限られた人たちだと思うけど、
そういう衝動を抑えられない情熱を持った人たちだと思うんだ。
撮らずにはいられない、描かずにはいられない、歌わずにはいられない、
それをやらなければ、自分は一歩も前に進めないくらいの情熱を持った人。」

うちの家系はそんな人たちで成り立っているのかも知れない。
そして 「表現」 だけは、時代の中で残っていくと常々実感している。


先日、BS放送でやっていたのを観た。この映画には素敵なエピソードがある。

それは、字幕を担当した戸田奈津子さんのアナザースカイで紹介されていた、この撮影でロンドンに滞在し、映画公開プレミアに参加していたトム・クルーズと再会。かなりの仲良しぶりを披露していた。この映画で印象的なシーンとなる、トラファルガー広場での撮影許可が普通はOKされないところを、トム・クルーズが直接交渉したら、100万ドルの笑顔でOKが出たというエピソードが話されていた。トム・クルーズは絶対にキレない。誰に対しても同じスタンスで接する。その人柄が素晴らしいし、大好きな事をずっと続けていくために、果てしなく努力し、ひたむきに向き合ってきたことを語っていた。

戸田奈津子さんとは、高校3年生だったか、浪人中だったか、大学受験前に英語の授業を一回だけ受けた記憶がある。

映画が好きで、映画から学ぶ英語の使い方、言い回しが素晴らしいと教わった。高校でも大学でも受験や授業の英語は嫌いだったけど、洋楽も映画も大好きだったので、なんとか英語に溶け込みたいと四苦八苦していた時期だった。1500本以上も字幕を担当し、20年以上デビューできずにいても、ずっと諦めなかった戸田奈津子さんは尊敬に値する人物だと思った。字幕をやる最初の作品がフランシス・コッポラ監督の「地獄の黙示録」だった話も心に深く刻まれた。

この映画の原作は、桜坂洋さんで日本の小説家の作品
何度もリピートされ、ラストシーンが素敵に輝くSF映画、ぜひ観てない人にはオススメです。
エンディングテーマのJohn Newman - Love Me Again もカッコいいです!(ショッキングなラスト!)

 


プロセスこそ大事だと言う人がいる。コンセプトこそ重要だと言う人がいる。
確かに一理ある精神的な言葉だが、結果が出なければそんなものは自分にとって意味がない。
数字は冷酷だ。感情や言い訳、慰めが入る余地がない。結果を数字で叩き出す。
そうすれば誰もが黙る。自分も納得する。残酷だが、数字という結果だけが事実だ。
それまで自分を許してはならない。憂鬱にならない人は理由を探して自分を許す人だ。
                                                                             幻冬舎 社長 見城徹さんの755より
 


今朝、起きる直前に見た夢が、あまりにリアルだったので、書き留めておこうと思う。
同級生が昨年、亡くなったと聞いて、知らなかった事に少し残念な気持ちだった。

今朝、そいつが夢に出てきて、
「俺は将来、デ・トマソ・パンテーラ(当時のスーパーカー)乗るんだ。」と熱く語ってきた。
なんの知らせだかわからないけど、同級生が実際に言っていた事だったので、
あまりにもリアルでびっくりした。

写真は、庭で跳ねたザトウクジラをキャプチャーした。
昨日もクジラを見た人たちがいて、こんなに風が吹いていても、
海の中では大きな生き物たちが、自由に動いているのだと思って、なんだかワクワクした。

普段見えないものが見れたり、聞こえないものが聞こえたりすると、
何か知らせたいのかな?って感じてしまうのは自分だけだろうか?