素材はLUNA GUITARのG-100というマイナーなギター。
MADE IN JAPAN と書いてあるので日本製らしい。
ナットもサドルも牛骨なので、それなりにしっかりした印象。
ペグがヘッドの穴に合っていなかったのでまず交換した。
それで1日終了。
次にサドルを削って弦高を下げようとした。
削ること1時間、だいぶいいところまで行ったので
ブリッジにとりつけると、サドルの厚みが薄くてゆるゆる。
これじゃあいかんと思って手持ちの新しい牛骨サドルをカットして
紙やすりで削ってこのギターに合うように厚みを調整した。
セットしてみてピッタリかと思いきや、
なんとブリッジの高さでも弦高が4mm前後。
これじゃ弾きにくいと思ってブリッジごと削った。
切れ味のいい金やすりで削ること数時間。
各弦高3mm前後になってもテンションが高い。
弦がハードテンションなのか?
弾きやすくするためフロロカーボンのゆるめの弦に替えた。
1弦 フロロカーボン9号
2弦 シーガーエース12号
3弦 シーガーエース20号
4弦 プレミアム万鮪40号
5弦 プレミアム万鮪50号
6弦 クラシックギター用6弦(変更なし)
2弦には はじめシーガーエース14号を張ったのだがテンションが強すぎるので
12号に落とした。それでちょうどいいくらい。
(シーガーグランドマックス10号を2弦に張っているギターもあるがテンションがゆるすぎる)
テンションはだいぶ落ち着いたが、おさえた時の指にかかる圧がやや強い。
3fをおさえて1fをたたくとナット高がわかる。ナットが高いとカツカツ音がするのだ。
6弦は最初から適正ナット高だったが、他は弦を替えたせいもあって高い。
ナットを丸ダイヤモンドやすりで削っては弦を戻して、を繰り返した。
だいたいいい感じのナット高になった。
チューナーで解放と12fの音を比べ
12fが低ければ弦長が長くなるようにし
12fが高ければ弦長が短くなるように
ブリッジ側の弦を指で引っ張って、
ダイヤモンド丸やすりで削った。
それでようやく完成。
今までこんなに丁寧に調整したことなかった。
面倒だと思っていたけど、やり始めると楽しい。
別のギターも調整したい。