ぼくの彼女はとても積極的だ。
会いたいときは会いたいって言ってくれるし
好きなものは好きって言ってくれるし、
いやなものはいやっていってくれるし、
したいときはしたいって言ってくれる。
変化球なし直球だからそのまんま受け取ってればいいと思ってた。
まじわったあと、
「もういっかいする?」
と言われることがしばしばある。
だいじょうぶなときもあるんだけど
そうじゃないときは
「ごめん、むりー」
と僕はざんねんそうに言う。
どこかで、彼女を十分満足させられないことに罪悪感というか
不全感みたいのがあった。
最近ふと、
はたして彼女はそれが不満なのか?
と疑問がわいて、きいてみた。
「え?ぜんぜん問題ないよ。あれはリップサービス。」
いて「物足りなかったり欲求不満だったりしない?」
「そんなことない。じゅうぶん満足してる。」
とても安心したのと同時に、
確認してないのに勝手に
彼女が満足していないと僕が思い込んでいたことがわかった。
いま振り返って、そういう思い込み他にもいっぱいありそう。