暑中お見舞い申し上げます | 川瀬有希の独り言

川瀬有希の独り言

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

キャンディーズのYouTube公式チャンネルに14thシングル『暑中お見舞い申し上げます』がup。

前作同様作詞は喜多條忠だが作曲は佐瀬寿一。

長期に渡り1位に君臨し『春一番』のオリコン首位獲得を夢まぼろしに終わらせた特大ヒット『およげ!たいやきくん』の作曲者。

責任とらされた?(笑)


この曲、3分に満たない。

昔の曲は概して今より短めだけど、70年代後半ともなると3分を切るシングルはさすがに少数派。

短いと物足りないかというとさにあらず、寧ろ充実感満載で、無駄に長いだけで印象に残らないナンバーが多い昨今とは大違い。

余り知られてないが、5分を超えると印税が倍配分されるんだよね(例えば、5分1秒の曲の売り上げ5万枚は4分59秒の曲の10万枚分の印税収入に匹敵する)。

それを意識したかどうかは定かでないが、やたらイントロを長くした曲が特に90年代以降は多かった気がする。

もっとも、近頃はサブスク利用の影響で逆にイントロは全体に短めになってきている。

ちょっと聴いてつまらないと感じたらすぐ止められる恐れがあるので、冒頭からメインディッシュな特徴を持たせた単刀直入なアレンジが主流になりつつある。

時代によって曲づくりのスタンスは異なる。

この先どんな風に変わっていくだろう。



そして『暑中…』のB面『オレンジの海』も素晴らしい。

前作『やさしい悪魔』のB面『あなたのイエスタデイ』に続きこちらもミキちゃんソロ。

ミキちゃんの表現力が冴え渡る屈指の名曲。

ファンの間でも人気の高い一曲。