川瀬有希の独り言

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田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

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NHK・Eテレにて『響け!ユーフォニアム3』第七回「なついろフェルマータ」がオンエア。


第三期は1クールだから今日でちょうど折り返し地点を過ぎたことになる。


スタートするまではやたら長く感じられたが、いざ始まるとあっという間、もう半分以上が終了。


楽しい時間は加速度的に過ぎていくというありきたりな感覚を改めて思い知る。


(久美子、ダラけ過ぎ・・・)





予想通りAメンバー府大会の演奏はカット。


いいんです、最後の大会の模様を歴代最高に仕上げてさえくれれば僕は満足ですから。


代わりに記念撮影だけとはいえBメンバーを結果と共に描いていたのは、決してメインの話に絡まなくとも原作内容を丁寧に扱ってる感じがして好印象。





今作は連日猛練習の中に設けられた貴重なお盆休みをとり上げた文字通りフェルマータ(程よく休む)な回。


と、その前にOGが差し入れを手に登場。



何だかんだ言って優子先輩と夏紀先輩は仲がいい(笑)。





さてお休み初日、久美子は葉月と共に大学説明会の各ブースを回る。


ここで久美子はある種の衝撃を受ける。



自分と同様進路を決めかねていた葉月から、保育士になるため短大受験を決断したと打ち明けられるのだ。


差し迫る問題があっても同じような境遇の友人がそばにいるうちは何となく安心していられるが、こうなるとさすがに焦りが出てくる。


この件に関してはいよいよ追い込まれた感じ。


葉月との会話の中にちょっとしたヒントが隠されていたけど、果たして久美子はいつそれに気付くだろう。






お休み2日目、仲間と共にプールでリフレッシュ。


ここで久美子と真由が二人きりで話す時間がおとずれる。


お互い仲がいいようで何処か噛み合っていない間柄で、その理由を久美子は中学時代までの自分を真由の中に見出しているからだと認識する。


あの頃の自分からの脱却を目指し邁進中の久美子にとって、真由の思考は過去の自分からの挑戦状とも言えるのだ。


心にどこかしら壁を築いてしまうのもやむを得まい。


その真由も会話の中で自らの全てを曝け出したとは程遠い言葉の数々。


趣味のフィルムカメラを撮るばかりで自分は写ろうとしない真由を久美子は気にし、せっかくタイマーを利用し全員揃って撮影をしたのに、後日それだけ現像が上手くいかなかったと真由が言い肝心の該当写真のみ教室に持ってこなかった辺りに、互いの微妙な距離間が今後も続くことが暗示された。






次回は合宿回、今年は去年までと違い関西大会に向けてのオーディションが行われる。


この二人の関係がどう影響するか不安が募るばかりだ。


今回の改めての感想はいつものようにまた後日。


最後は例のエンドカード。


久美子、葉月を侮り過ぎ(笑)。




今週もどうやらキャンディーズのYouTube公式チャンネルは更新されないようなので、代わりにこれを。


ここまでシングル曲がリリース順にupされてるが、唯一ラインナップから外されてるのが『なみだの季節』で、この4枚目の曲だけupされないのは解せない。

風が強くて歌いにくそうな外収録でもきっちりハモリを決めてるのはさすがです。

『なみだの季節』と言えば、10年以上前にこの映像をYouTubeで初めて観た時は驚いたな。

あの時代に家庭で録画してた人がいたなんて(まだUマチックの時代でしょ!?)。

当時のCMや三波伸介共々貴重な映像です。


武田綾乃さんが『響け!ユーフォニアム3』関連で短編集を発売することが決定。


タイトルは「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話」。


『ユーフォ3』を深堀りする上でもこれは嬉しい。


しかも文庫本なのでお財布にも優しい(笑)。



(1)久美子を慕う奏の視点で一年を描いた物語。

(2)大学生になった夏紀、優子、希美、みぞれの旅行を描いた「ドライブ」

(3)次の代の幹部が決まる「旧・幹部役職会議」と新しい幹部たちの「新・幹部役職会議」

(4)ひょんなことから引退メンバーと現役メンバーが一緒に沖縄に行き、演奏をすることになる中編「未来への約束」

「など」と表記されてるから他にも収録される模様。

6月27日ということは最終回3日前。

即日買って読んでから最終回を迎えるか、最終回を観終わってから読むか、どうしようかな・・・。

『響け!ユーフォニアム3』第六回「ゆらぎのディゾナンス」について、改めて。


部長としての久美子と奏者としての久美子の思いが微妙に交錯する今回は、これまでになく観ててハラハラする展開に。





まず、黒江真由に関して。


真由の配慮に久美子が困惑する様子が描かれていたが、それは久美子の主人公的視点から見てるからそう映るのであって、これが真由側からだったらどうだろう。


転校してきて途中から吹部に加入した立場からすると、仮にオーディションで誰かを蹴落とし自分がAメンバーの座をもぎ取った場合、同部で長くやってきた本人に対し申し訳ないと思うのは勿論、他の部員にどう思われるか、それを考えると必要以上に神経質にならざるを得ない。


自分より長期間共に過ごしてきた部員には自然と連帯意識がある筈で、その仲間がメンバー落ちしようものなら多かれ少なかれ自分に対し冷たい視線が向けられるのではないか、演奏していく中で溝ができるのではないか、と心配してしまうのは当然のこと。


合奏を心から楽しみたいと願う真由にとってそんな状況は何としても避けたく、加えてクラスメイトでもあり仲良くなりたい久美子は自分と同じユーフォ奏者。


これが違うパートならそこまで悩み、拗れることもなかっただろう。


北宇治は完全実力主義に基づく選考と久美子は正論で以って説得に努めるが、そう言う久美子にも譲れない願望が存在するからこそ事態は一層複雑な様相を呈する。


コンクール自由曲にはユーフォとペットのソリパートがあり、それを麗奈と全国の舞台で吹きたいとの思いを久美子は胸に秘めている。


強豪清良女子出身の真由の実力は折り紙つきで、真っ当に勝負したら彼女にソリパートを奪われるかもしれない・・・それを久美子は恐れる余り、正々堂々オーディションを受けて欲しいと言いつつどうにも警戒してしまうのだ。


この相反する感情に今のところ上手く答えが見出だせない為、例えばあすか先輩から譲り受けた曲の詳細をたずねられてもはっきり語ろうとしないなど、やんわりとだが壁を築く態度に現れる始末。



真由も何となくその拒絶的な雰囲気に気付いているのではないか、だからこそ余計に辞退を申し入れる気持ちを捨て切れずにいるとも捉えられる。


「(オーディションで)私が選ばれて嬉しい人なんて本当にいるのかな・・・」との疑問に「いるよ!」と主張する久美子に対し間髪おかず


「誰?」


と口にしたシーンには思わずドキッとしたが、あれこそが嘘偽りない本音だろう。


果たしてこの一件に決着はつくのか。


府大会に関しては両者共選ばれ、ソリは久美子と決まったことで取り敢えず丸くおさまったが、勝ち進んだ場合またオーディションが開かれるので今回と同じ問題が発生するのは必至。


ましてソリ担当が逆になろうものなら、事態はより深刻になりかねない。





それにしても真由は何となく可哀相な気が。


修学旅行の写真、撮るばかりで自分が写っているのはひとつも無い辺りに象徴されるように、まだ北宇治の輪の中に表面的にはともかく本質的な意味で馴染めていない様子が窺える。


いくら撮るのは好きで撮られるのは苦手とはいえ、普通は誰かが代わりに1枚ぐらい撮ってあげようと動くもの。


そういう声もかけられない、或いは気付かれてもいない立ち位置にいるわけで、親の転勤さえなければ清良で充実の高校3年間を送っていたであろうに、深く同情する。


ただのアニメ作品とみた場合、空気の読めない子のように映るが、現実と照らし合わせると意外と疎外感は根深いように思える。



さて、そんな悩める日の学校帰り、中学時代の同級生で友人の佐々木梓とばったり会い、例のベンチで暫し談笑。


サンフェスであれだけ描かれたから、尺を考えると梓はもう出番がないかなと思ってたからこれは嬉しい誤算。


一期・二期の頃は憧れの立華高校に入れたことで嬉しさに満ち溢れていた彼女の話し方・振る舞いが、今では堂々としている(この辺り、声優の人の声音というか演じ分けが上手い)。


自信もついたのだろう、立華で鍛えられる中で身についた逞しさが滲み出ていた。


ここで久美子のもうひとつの大きな悩み・進路について語り合う。


去り際の「音楽に関わっていない久美子を想像出来ない」という梓の言葉が本人にどう響くか。



話を元に戻すと、もうひとつオーディションで巻き起こったのがチューバ・パートの波乱。


5年経験の先輩さつきが落選、成長著しいも始めて間もないすずめが選ばれたことが少なくない波紋を呼ぶ。



この選考に関し親友の美玲は久美子部長に異議を唱える。


最終的に引っ込めるもその話し合いの中で、滝先生に対し後輩は3年生ほど神格化していないと口にする。


即ち今回の決定も含め、1・2年生は滝先生の判断を無条件に受け入れる立場にないことを表明したのだ。



これまでの経緯から、全国金賞を目指す北宇治における滝先生の指導は絶対と信じて疑わない3年生にとってはなかなかにショックな発言で、しかし一人職員室に向かった際この件に関し質問したということは、このたびのチューバの選考に久美子も何となく疑問を抱いたということ。


かつての彼女にはなかったことだ。


滝先生のもとで目標に向かう以上、信じるのが当たり前でそれを少しでも疑うことは果たしてありなのか。


コンクールで高評価を得る為に必要なもの、その要件とは何か(この場合上手さより音量)、そこから考えて今回の決定に至ったことが説明されたが、その結論ではなく考え方を、久美子はそっくりそのまま受け入れるだろうか。


勝つ為に必要な条件、その優先順位とは。


誰よりも指導者の方針を具体的に伝えるのが部長の役割でもあり、そこに疑義を挟むことで今後上手く運営していけるか否か注目される。



府大会直前の控室の場面で第六回は締め括られたが、何となく次週そのコンクールの模様は描かれないような気がする。


あくまで何となくだけど。


最後の舞台での完全フル演奏描写を願っているので、それさえ叶えられるなら仮に府大会の演奏がカットされてもそれほど不満はないが、そうじゃない人の方が当然多いだろう。


そりゃあ演奏シーンは観たいが(ユーフォという作品の醍醐味だし)、中途半端に描かれる方が自分的にはストレスが溜まるのでフルでなければなくてもいいかなと。


何せ久美子ら3年生にとって最後の大会、集大成だ。


それに相応しい、より完成度の高い演奏シーンだけを観たい。



原作ではこの府大会終了までが前編なので、今回でほぼ最終楽章編前半をオンエアしたことになる。


求エピソードは既に完結してるので後編のその部分を除くと、あと七回で十分ラストまでカバー出来るだろう。


当初は1クールという枠に関し時間的に不安視もしたが、今のペースなら大丈夫そうだ。


それでも次回、あのエピソードはカットされるんだろうなぁ・・・。



誕生日にあたる8月22日に岡田有希子さんの全シングル曲を7インチ・ヴァイナル仕様で収録したボックスセットが発売されることは既に告知されている。


中古でよければ比較的容易にドーナツ盤を手に入れられる現下、それでもこのボックスに価値を見出すのは、38年前の今日・5月14日にリリース予定だった9枚目のシングル『花のイマージュ』が初めて公式にヴァイナル化されるからだ。

当時出される筈だった姿かたちそのままに発売される、その一点に於いてこのボックスには価値がある。

はっきり言って音源自体は昔程に稀少性はない。

解禁されて久しいし、パッケージソフトにも収録されてもいる。

何なら無料で聴くことすら可能だ。

それでも貴重と思わせるのは、あの時世に出る筈だった姿かたちで手に入れられるからで、漸く念願叶った次第である。

だが、同時に虚しさも感じる。

シングル一枚本来のスタイルで商品化するのに要した歳月、実に38年。

その現実にため息を隠せない。

たったひとつの音源ですらこうだから、例の渋公の映像がパッケージ化されるなんて夢のまた夢。

自分が生きてる間は無理だろうな、と最近は正直諦めかけている。