タイムカプセル① | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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パテックフィリップマガザンの第4号。

これは忘れもしない、98年英国在住時


プロジェクトの一環で訪れたOxfordの


Watches of Switzerlandで頂いたもの。

(英国内の主要都市にあるリテーラーです)




PP社がマガザンを出し始めた頃のもので


記事のフォントも現在とは異なる。


実は頂いた後、全くと言ってよいぐらい


開かなかった。今回は四半世紀振り。


まさにタイムカプセルだね。




めくっていたら偶然この記事に出会った。


まるでこのタイミングを待っていたみたい。


当時の最新キャリバーの紹介記事。


この5055Gに搭載されるのは


Cal. 240 PS IRM C LU。


同じ機械が手元の5085にも入っている。


この記事には機構が図説されている。


当時既に〝いきなりパテック〟の勢いで

5014ゴンドーロを所有していたが、


四半世紀後にこの機構搭載の時計を


所有するとは想像だにしなかった。




このキャリバーは、この時代にできて


世に、業界に、そして時計オタに


認知されていたわけね。ということは、


追いつくのに自分は四半世紀かかった、


ってことか。〝いきなりパテック〟


の実績の割には、巡り巡ってやっとか。


25年を経てのタイムカプセルご開帳に


そんなこと思う。




当時パテックを所有していたとは言え


機種はもちろん、25年前と今では


価値観も向き合い方も全く異なる。


だから、ここに帰って来た、というより


改めて辿り着いたこの境地、という感じ。


パテックは冬楽しみ、夏は実用機ロレ5桁。


ま、今年はそんなスタンスなんかな。