とある食堂でランチを食べた際、
昭和歌謡が流れていた。
音楽はそれを耳にしていた頃を
何より鮮明に蘇らせる。
(こちら本記事とは直接関係ございません)
目を閉じれば昭和。
今のZ世代が求めるヴィンテージ的な昭和
ではない。ともすると半ば揶揄されるような
二時代前の昭和でもない。紛れもなく
自分や今は亡き家族が生きていた昭和。
自分はまだ世間も知らず、
親に守られて行きていた昭和。そして、
それはそれで幸せだった昭和。
あの頃はよかった。
そう言うと、今がよほど不幸に聞こえる。
だが、そうではない。あの頃には
予期だにしなかったことが起こると、
たとえ思い出のクレードルとしてでも
帰る場所があるとよい、
そんな風にふと思っただけだ。
(ビートルズのGolden Slumbersの歌詞がよぎる)
あれから誰を、何を失ったのか?
逆に何を、誰を得たのか?
そして、
これから失ったり得たりするのは?
今私はコバルトの風
Feeling in America, in America♫
センチメンタルな気分になる。