先日記事にもしたが、
山崎12年ミニボトルを呑んでから
やっぱり山崎は旨いなぁ、なんて思い、
ストックの700mlボトルを
引っ張り出した。
以前、大した根拠もなくセイコーを
グランド:キング = 山崎:白州
なんて書いたことがあった。だから
今日は諏訪セイコー系とともに。
小振りなケースに凝縮された
日本らしい、昭和らしい
丁寧かつ繊細な仕事。
山崎にもそんなエッセンスを
見ようとしている。否、逆かもしれない。
仕事や人間関係などの煩わしさから離れて
静かにこうした酒や時計を紡ぎ出す。
呑んだり見てハメたりという意味でなく、
自らこういうものの製造に携わる。
そんなことができたらねえ、それが
アラカンに近づいての素直な夢。
所有ではなく、自らの手で‥‥
思えばピアノもそうだ。
鑑賞ではなく、自らの手で演奏。
もっとも、思ってその側から簡単に
実現できるものでもないし、この歳だと
老後の生計の問題もあるけれど。
このラベルの色具合が
グランドセイコーファーストの
ダイアル、ケース、革ベルトの
渾然一体となった色合いと似て、
この雰囲気だけにも酔ってしまいそう。
程よい酔いとその後の覚醒感とともに
今夜は女酒場放浪記でも見るか。