ロードマーベル二刀流生活。
「18Kと金張り二本を日替わりで」
と書いたが、正確には
「片方が腕元にある時、もう一方は
レザーケースに入れて持ち運ぶ」
このように素材違いの二本を楽しんでいる。
もちろん忙しい仕事中に眺めたり
ハメ替える余裕もない。結局、片方は
持っているだけに終わる。
ところで、同メーカー、同機種で
貴金属無垢と非無垢モデルを並べると
普通は単に素材を変えているだけで
基本デザイン面は同じと考えてしまう。
が、グランドセイコーセカンドは
ラグ、ベゼル、ケース形状など異なる。
あれ程乖離すると、私にとってはNG。
幸い、ロードマーベルの場合
両者の違いは金無垢だけ僅かに‥‥
程度の認識で済むレベル。
一番違うのはラグ形状。
この形は18K個体特有のようだ。
18K無垢J14050
細身だが多面的に綺麗に作られている。
最初期の金張り14057(穴あり/なし)
サイドはラグ先にかけてティアドロップ。
最初期ステン14056 、15056(穴なし)
外側縁にシャープなカットが入る。
初期ステンJ14038 (穴なし)
縁のカットがない。少々武骨な感じ。
初期J14068、J14039 (穴あり/なし)
同じ80μ金張りでも14057のような
エッジがない丸みを帯びた仕上げ。
*「最初期/初期」の分類は、尊敬すべきおさーんさんのブログ記事を参考にさせていただきました。
(中期以降の境地には未だ至っておりません)
手持ちのJ14039 J14050で
ハマグリっぽさ = ハマグリ度(とでも言う?)
の観点でみると、ハマグリがピタッと
口先で殻を閉ざすあの感じ、口鋭さは右↓の
のJ14050金無垢の方に軍配。
一方、幅広ベゼルと風防の角度が連続的で
上下テーパーのバランスと形がよく、
ケースのシルエットがハマグリらしいのは
左↑ J14039金張り個体。
これはあくまでも自分の持つ個体での話。
金無垢と金張り、形状も若干異なる
二本のロードマーベルを
二刀流で楽しむ日常生活。
いずれ
三刀流、四刀流‥‥
と、なるとよいのだが。
(腕にハメない二本、三本はどうするつもりなのか)