尾錠の美女① | 秋色コスモの 機械式時計と趣味のブログ

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村松さんちに行った。


尾錠コレクションを見せていただいた。


ホンモノが何たるかは


ホンモノを手に取って見るのが一番。


百聞は一見にしかず。現代風に解釈すれば


本やネットの百は実際の一見にしかず。


現代社会において、やはりSNSは


視覚情報にかなり依存しているからね。




幸い手元には、買ったGSセカンドに


偶然付いてきたホンモノがある。

(残念ながらGSセカンド用ではないが)


当時のアルミセイコー純正尾錠が


いかなるモノかは、これが雄弁に物語る。


プラスチックにさえ見える。軽くてまるで


オモチャみたいだ。大昔のベルトには


このタイプがよくあったみたい。




更に様々なモノを村松さんちで。


GS.1st用

いい感じにエイジング。



ロードマーベル用?


やはりテカテカ。いかにもな金メッキ。


(梨地の面はかえって写真下のレプリカの方が綺麗?)


でも、これが少なくともあの時代に


オリジナルのベルトに純正品として


付けられていたわけだから、


これとセットで見た方がいいんだよね。


くすんでも、剥げても、良くも悪くも

(つく棒は剥げている)


それが、このセイコーが現行品だった


昭和の時代。それはそれでいい。




代々時計店を生業にしていたら、


昔は腐るほど、捨てるほどあったらしい。


わざわざ付け替える人がいたとのこと。


そして実際捨てた、つまり処分したらしい。




だから、デッドストック的な尾錠の美女は


なかなかお目にかかれない。


オークション系サイトでも、


時計本体より尾錠の美女を見かけて


胸キュンするぐらいだから。

(オークションは参加しないんだけどね)


オリジナル尾錠でほてったアタマを

クールダウンするのはいつもの茶房「帯」。