彫り字のヴィンテージセイコー(VS)
と言ったら、私レベルでは
グランドセイコーファーストと
ロードマーベルぐらいしか思い浮かばない。
最初期Sロードの彫り字
力強いライン。
こちらはノーマルのロードマーベル。
違う個体の横からのショット。
職人さんの手でワンストロークずつ
彫り込んだ流麗な筆記体ロゴ。
訂正R4、4/10
(勉強不足でした。すみません💦機械彫りだそうです。雑誌ヴィンテージウォッチ5th p.139、2000年1/20、及び古くからセイコーを扱う時計技師の方からの証言によります)
冬季五輪で記憶に鮮明なハーフパイプの如く
断面は恐らく綺麗なUの字なんだろうな。
対するグランドセイコーファースト。
特に最初期プリントに続く彫り字。
(エッチングによる)
ドイツ文字のクラシカルなロゴだが、
私の好みからするとGS.1stは
アップライトの方がはるかに映える
と思うし、実際好きだ。
この彫り字底の断面はUでないとは
言い切れないが、こちらは少なくとも
彫り底はフラットに近いと感じさせる程
硬質な印象を受ける。
掘り込む労力の違いはわからないが、
私のような素人には、見た目
彫りの面積はロードマーベルの方が広く
その分お得❣️と、短絡的に考えてしまう。
曲線の丸みが優しく、ダイアル色ともマッチ。
断然こちら、なんて思ってしまう。
こんな世界がかくも小さなダイアルに
展開されているなんて‥‥。
アイヴォリー、ボンベ、彫り字
この包囲網は‥‥何だかヤバいハマり方、
スイッチの入り方だナ。