昨夜、『All in your name』の和訳をしてみましたが、
バリー(平和を願う男)の嘆きに応える
マイケル(平和の天使)の言葉・・・
(Michael)
Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Carry me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name
この言葉について、なんだか、モヤモヤが残ったので、
もう少し、考えてみました。
モヤモヤの理由は、小さな言葉に、
何か、念入りに編まれたモノが、
ギュッと、小ちゃく折り畳まれて入っているような気がして。
脳みその中のあちこちで、パッ!パッ!と何か光るのですが、
上手く、つかまえられない・・
そういう感じでした。
ですから、今夜は、
そのモヤモヤを、ホグホグして、
パッ!パッ!をつかまえてみたいと思います。
今、できる範囲で~
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(Michael)
Only God knows
That it's all in the game
gameとは、普通には、「遊び」と訳されますが、
語源的には、"People together 人の交わり" という意味があるのですね。
人が寄り集まって、楽しむ活動という感じでしょうか。
学問的に、
ゲームとはなんぞや?ということについて、
定義づけようとした初めての人は、
ウィトゲンシュタインというドイツの哲学者なのだそうです。
ウィトゲンシュタインは、
ゲームとは、ルールや競争を共通の要素として持っているが、
しかし、どのようにゲームを定義づけようとしても、
必ずその定義から外れてしまうような
「ゲームとみなされる活動」があると述べる。
しかしそれでもなお、
ゲームと呼ばれるものには「一定の類似点」によって
ゆるやかにまとまっていると主張した。
その「一定の類似点」のことを、ウィトゲンシュタインは、
family resemblance(家族的類似性)と言った。
家族的類似性とは、
ある概念に属するものすべてに共通する本質は実在せず、
そこには、ただ、さまざまな類似性がすきまなく重なりあい、交差しあって、
全体に直接、間接のゆるい類縁関係を結び、
全体をかたどっているにすぎない。
そして、我々は、
繊維と繊維を縒り合わて一本の糸を紡ぐように、
概念を拡張していくこともできる。
つまり、ひとつの概念とは、ひとつの本質によるのではなく、
曖昧のまま、さまざまに連続し、
柔軟に変化する多様なものの複合体なのである。
・・ということなのだそうです。
言葉で言うと、難しいけれど、
なんとなく、「ゆる~くつながっている モヤっとまとまった現象」という感じ。
似ているということは、なんとなく感じることはできるけれども、
それを論理的に定義することはできない気がしますね。
そういう指摘でしょうか?
ウィトゲンシュタインの指摘は、
条件づけしてカテゴライズすることや、
あるグループに何か中心になる典型があるというような
古典的なカテゴリー観へのアンチテーゼとなっているようです。
そして、
これは、「言語」についての学問上での議論なんですね。
ほら、 インド・ヨーロッパ語族とか、アフロ・アジア語族とか、
○○語族などというように、
人間は、主に「言葉」で物事を考えるので、
言葉によって意思疎通し、つながり易くなりますから。
けれども、○○語族同士も、これまた、ゆる~くつながっているのでしょう。
It's all in your name
うわっ!出た!
it's all in the game
It's all in your name
マイケルは、
gameという言葉と並列させて、
nameという言葉を発射してますよ!Σ(・ω・ノ)ノ!
name 名 とは、
すなわち、「言葉」ですよね。
私たち人間は、世界の現象に、あれこれと「名」をつけます。
それが、言葉。
そして、言葉によって、考え、コミュニケーションし、
世界を認識しています。
つまり、言葉で「置き換え」を行っているんですよね。
だから、ここにはいない「マイケルジャクソン」のことを、
「マイケルジャクソン」という「名」を用い、
イメージを結んで、ここに呼び出すことができるわけです。
Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
さて、game と name は、並列していると書きましたが、
the gameのtheは、どうやら、「God 神」を指しているようです。
Only God knows
That it's all in the gameは、
「神のみぞ知る 神のゲーム」それが、「all すべて」と言い、
そして、
It's all in your name
「あなたの名(言葉)」それが、「all すべて」だと。
これは、いったいどういう意味でしょう?
ウィトゲンシュタインの言葉を思い出しますと、
「どのようにゲームを定義づけようとしても・・」無理だ。ということでした。
Only God knows 診断不能。解りっこない。 ということですね。
数学ならば、x=all y=all ならば、すんなり、x=yですが、
「神のゲーム」の、この世界の現象を
私たちは、言葉で「置き換え」、イメージを結んで、
この世界全体を捉えるしかない。
言葉を介して世界を認識する。
それが、私たちの「all すべて」です。
したがって、言葉の 使い方を間違えると、
おかしな世界ができあがってしまい、
それが「神のゲーム」とは異なる、
ヘンテコな「all すべて」になってしまいます。
たとえば、「マイケルジャクソン」について、
「マイケルジャクソンの肌が、白くなった」
これは、誰の目にもそう映るでしょう。
言葉はまちがっていません。
では、どうしてそうなったのか?
マスコミは、こう言いました。
「マイケルジャクソンは、白人になろうとした」
けれども、実際は、
「マイケルジャクソンは、白斑症だった」のです。
たとえば、9.11事件で、
マスコミは、
「ハイジャックされたアメリカン航空77便は、ペンタゴンに突っ込んだ」
と言いましたが、
ペンタゴンの損傷した穴のサイズは、
飛行機のサイズより小さいものでした。
BBCのレポーターは、まだ崩壊していない
7 ワールドトレードセンターの映像を映しながら「崩壊した」と伝えました。
幻覚でも見たのでしょうか?
そして、その後、飛行機は衝突もしないのに、
たったの6秒で、ストンと崩れてしまいました。
これについて、マスコミは、
「火災の熱で鉄骨の強度が落ちていたのに加えて、
ツインタワーの崩壊による衝撃によって崩れた。」と言いました。
安部総理は、
積極的戦争主義を「積極的平和主義」と言い、
戦争法案を「安保法案」と言っています。
そして、国民がこの言葉の間違いを指摘して、
これに反対すると、
「国民の理解が進んでいない」と言います。
実際は、「国民の理解が進んだから反対している」のです。
さて、物事の捉え方を間違えること、勘違いすることもあるでしょう。
そして、間違えて「言葉」使ってしまうこともあるでしょう。
そういう場合は、「ごめんなさい。間違えていました。」と、
誤りを認め、正しく訂正しなければいけませんよね?
また、捉えた物事を、故意に、違えた言葉に置き換えて人に吹聴する。
これは、ウソをつくことですね?
Carry me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name
「僕を 天国の門へ連れて行って」
天国の門とは何でしょう?
「神のゲーム」実際の世界と、
「あなたの言葉」が描き出す世界が「同じ」になる・・
それが、天国の門ではないでしょうか?
They're the same
「それらは 同じだ」
それらとは、
the game 神のゲーム と your name あなたの名(言葉)のことですね。
正しく物事が捉えられ、正しく言葉が使われるならば、
私たちの世界の全ては、天国と同じになるでしょう。
ウィトゲンシュタインが言うように、game は、分けようがない。
だからこそ、人種、国、宗教などの違いで戦争をすることは、意味がない。
つながりながら広がる 神のgame 。
神が繰り広げたgameの中にうごめく人は、
神のgameを映して、 nameの世界を広げる。
神のgame を正しく映し、イメージできれば、
正しいnameの世界になる。
これに似たようなことを
マイケルは、Ebony誌(1992)のインタビューで、
こう言っていました。 *(全文はコチラ)
I believe that all art has as its ultimate goal the union
between the material and the spiritual, the human and the divine.
すべての芸術の最終的なゴールは和合だと信じているんだ。
肉体と霊性、人間と神意との間の和合だ。
だからこそ、
It's all in your name
「君の名(言葉)がすべてなんだよ」
ということになるのではないでしょうか?
これらを踏まえて、もう一度、
「All in your name」を訳してみます。
All In Your Name
Barry)
Now I got a mission
The story unfolds
What the wise men have told you, is already known
That a woman and a man
Should go by the plan
And we find out how high we can fly
今、僕は ある物語を届けるという
ひとつの使命を得た
賢人たちが君に語ってきたその物語、それはすでに知られている
それは一人の女と一人の男が
(名で通る(言葉によって生きる)という)計画に沿って行くだろう物語
また、僕らがどれほど高く飛ぶことができるかを見出すという物語である
* go by the plan・・「その計画に沿って行く」とは?
go [pass] by the name of○○
go [be known] by the name of○○ ・・「○○という名前で呼ばれる」
生まれて名前が付けられ、その名で通ること。
There's just one religion
One family of love
We suffer the children
As God cries above
And the giving, not the taking
With hearts open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim
ひとつの愛の家族
ひとつの結びついた束がある
僕らは神に祝福を許された子供たちだ
天上で泣き
そして 大きく開いた心で
奪うことのなく与える神と同じように
けれども、その愛の家族は、僕らが天国から落ちるかのようであり
その束は、まるで火のように燃えている
僕がそう主張するどの地でも
So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances, like those who dare
And what of our world
What does it become
When *the damage is done
And you held out, you said no, you stand up
もし、僕を見守る誰かがいてくれ
僕の夢を理解してくれることを
僕が信じないならば 僕の人生は何だというのか
大胆なる神々のように
自分のチャンスの全てをつかむのだ
でなければ、僕らの世界はどうなるのか?
それはどうなるのか?
取り返しがつかなくなって初めて
君は抵抗し、ノーと言った 立ち上がるのだ!
*the damage is done=もう手遅れだ
(Michael)
Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Carry me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name
神のみが知る
神のゲームに全てがある
君の名(言葉)に全てがある
僕を連れて行っておくれ
神のゲームと 君の名(言葉)が同じ 楽園の門へ
君の名(言葉)に全てがある
(Barry)
Look to Heaven
An angel of peace
To love and protect us
Through all of our tears
And the gateway to peace
It stands open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim
天国を見守れ
平和の天使よ
僕らを愛し守る為
僕らの涙の全てをくぐり抜け
そして 平和への門戸は大きく開いている
けれども、その愛の家族は、僕らが天国から落ちるかのようであり
その束は、まるで火のように燃えている
僕がそう主張するどの地でも
So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances, like those who dare
And where is the peace
We're searching for
Under the shadows of war
Can we hold out, and stand up, and say no
もし、僕を見守る誰かがいてくれ
僕の夢を理解してくれることを
僕が信じないならば 僕の人生は何だというのか
大胆なる神々のように
自分のチャンスの全てをつかむのだ
でなければ、僕らが戦争の影の下で手を伸ばしている平和は
いったいどこにあるというのか?
僕らは抵抗できたか? 立ち上がれ!そしてノーというのだ!
(Michael)
Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Follow me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name
神のみが知る
神のゲームが全てなのさ
君の名(言葉)に全てがある
僕についておいで
楽園の門へ
それらは同じなんだ
君の名(言葉)に全てがあるのさ
*That= Only God knows(神の神秘)
game= "people together 人の交わり" ≒縁起
(Barry)
???
Love you, and understand you
???
will they all know (?)
君を愛せ、そして君を理解せよ
彼らは皆、解るだろうか
*ex.You all know that =everybody knows that.の意味なので、
will they all know (?)は、彼らは皆、解るだろうか?となる。
(Michael)
It's over
もう終わりだよ
(Barry)
Then we'll all know(?)
その時、私たち皆は、わかるだろう(か?)
(Michael)
It's over
もう終りだよ
(Michael)
see? that it's done(?)
見てごらん、それは終わったんだ
(Barry)
And it's all in your name
そして、全ては君の中にある
(Michael)
It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same {yeah yeah, yeah yeah}
神のゲームに全てがある
君の名(言葉)が全てなのさ
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
それらは同じなんだ(そうさ、そうさ、そうさ、そうさ)
It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same
They're the same {yeah yeah}
神のゲームに全てがある
君の名(言葉)が全てなのさ
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
みな同じなのだ
神と君は同じなんだ(そうさ、そうさ)
It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same
神のゲームに全てがある
君の名(言葉)に全てがある
僕についておいで
楽園の門をくぐり抜けて
みな同じなのだ
神と君は同じなのさ
...It's all in your name
君の名(言葉)が全てなのさ