誰がイスラム国を作り上げたか? ~後藤健二の最後のレポートと低通 | ☆Dancing the Dream ☆

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Who Makes Up the "Islamic Emirate"?
誰が「イスラム国」を作り上げたか?

Voltaire Network | Beirut (Lebanon) | 22 September 2014
by Thierry Meyssan


Thierry Meyssan
フランス人ジャーナリスト。政治活動家。著作者。
「Voltaire Network」「the Axis for Peace Conference」の創業者・会長。
主に極右派を調査研究する。
最近の著書「9/11 the Big Lie」「Pentagate」

Thierry Meyssan氏のこの記事↑のポイントは・・
①イスラム国軍は、反ロシアのグルジア&チェチェン軍が指揮。
 外国人傭兵で成り立つ。
②イスラム国の指導者・バグダディ=カリフ・イブラヒム)
 =穏健派・自由シリア軍の参謀・アブ・ユセフ
 両軍は指導者が同じ。 互いが互いの覆面組織の関係。
③NATO国フランス&トルコは、自由シリア軍=イスラム国に
 軍事物資を供給。
④親イスラエルの米・マケインは、自由シリア軍参謀会議に隠密列席。
 バグダディ(自由シリア軍参謀として)も参加。
⑤「西側諸国がジハード主義者を利用する戦い」の
 真の標的は「ロシア・中国」である。

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後藤健二氏が行ったコバニでの最後のレポートは、
このポイントのいくつかを映像で表していたと言える。

①イスラム国兵士の多くは、
 NATO(米・欧軍事同盟)の傭兵である。
②イスラム国に、トルコをパイプラインとして、
  NATOから兵器が渡っていた。

NHKワールド・Exodus from Syria
    
イスラム国の戦車が街へ疾走して      イスラム国の兵士はフランス語を話していたんだ。
行くのが見えます。

    
米軍司令部は空爆は過激派の進行を    日曜日には兵器や弾薬や医療品を 
遅らせるのに役立っていると述べた。    クルド勢力に供給しているよ。


YOU TUBE 国境の街コバニから
   
イスラム国の戦車が見えます。     トルコのエルトガン大統領がISに戦車を与えているんだ。

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Thierry Meyssan氏の記事を読み、
補足・要約し、概要を個人的にとったメモ↓

「IS=Islamic State イスラム国」は、
元々イラクのシーア派政権と戦っていた
「Al-Qaeda in Iraq イラクの聖戦アルカイダ」から
「ISIL イラクとレバントのイスラム国」
「ISIS イラクとシリアのイスラム国」となり、イスラム国となった。

2007年「イラクの聖戦アルカイダ」による爆破で数百人もの人々が
「シンジャー」で殺された。
シンジャーとは、シリアのクルドの街にほど近いイラク国境の町。
米軍が調査した結果、この軍には606人もの外国人兵がいた。
しかし、指導者バグダディは、この軍には200名の戦士しかおらず、
全員イラク人だと語った。
しかし、この3年間でシリアで戦闘に参加した外国人聖戦主義者は
25万人になると推測されている。
そして、イスラム国でカリフと認定され、
カリフ・イブラヒムとなったエミール・アル・バグダディは、
シリアもイラクももはや彼らの土地ではなく、
彼の聖戦主義者のものだと語った。
調べによると、外国人メンバーの41%はサウジアラビア人で、
18.8%はリビヤ人、たったの8.2%がシリア人だった。

この3年間を概観すれば、ラッカが、イスラム国に占領され、
シリア北東部のダイル・アッザウル(Deir ez-Zor)地域は
占領されるる可能性があるが、
その他の地域は別だ。
 *Deir ez-Zor
 デールエッゾールとも呼ぶ。シリア東部,同名県の県都。
 アレッポの東南東約 290km。ユーフ ラテス川右岸に位置する。
 古くはアザウラと呼ばれており町の南東にその廃虚がある。
 現在 の町は 1867年オスマン帝国が遊牧民の統制のために創設した。


「イスラム国」とは、
グルジア(欧州へのオイルパイプラインとなる国)の諜報機関によって
送り出されたチェチェン(ロシア連邦・北カフカース連邦管区 
独立派のテロ紛争中)の将校が昇進し、
アラブの戦士を従わせる組織なのだ。


グルジア軍情報部軍曹のタルカン・バチラシュビリは、
イスラム国の指導者の一人に アブ・オマール・アル・シシャニとして登場。


聖戦主義者の別のカテゴリーが台頭してきている。
中国人だ。
6月以来、アメリカとトルコは数百人の中国人戦士と
彼等の家族をシリア北方へ移送した。
その内の何人かは直ぐに将校となった。
彼等は殆どがウイグル人で、中華人民共和国人であるが
スンニー派でトルコ語を語る。


カザフ系中国人のイスラム国戦士(中央)

結局「イスラム国」は作戦を、
ロシアと中国へ拡大することになるだろうということは自明のことだ。
この両国が究極の標的なのだ。


― 米・マケイン上院議員は、
「シリア自由軍」の参謀長に会う為に不法にシリアに来た。
その参謀にはアブ・ヨセフなる人物も含まれていた。
このアブ・ヨセフ(Abu Youssef)とは、アブ・ドゥア(Abu Du’a)という名前で
アメリカ国務省から捜査されている。
同一人物が穏健派の自由シリア軍の指導者であり、
また過激派のイスラム国の指導者でもあるのだ。―
さらに、この人物は、イスラム国のカリフ・イブラヒムと同一人物である。

 *Alexander Prokhanovが暴露
 ロシアの作家で政治活動家もあるAlexander ProkhanovがプレスTVに告発
 中東でモスクワの利益を損なうためにイスラム国をトレーニングしているのは
 イスラエルと米国であると告発した。
 *複数の名を持つ男
 バグダディカリフ・イブラヒム。アブ・ヨセフ。アブ・ドゥァ。
 またの名をイブラヒム・アル・バドリ(Ibrahim al-Badri)。
 イブラヒム・アル・バドリとはこの人物のモサド(イスラエル諜報特務庁)での
 通り名でもある。
 ISISの前身であるスンニ派過激派組織「イラク・アルカイダ機構」の
 指導者アブ・ムサブ・アル・ザルカウィは2006年に米軍の空爆で殺害された。
 その後継となったアブ・アユブ・アル・マスリと
 アブ・オマル・アル・バグダディも2010年に米軍の攻撃を受け死亡した。
 一方でバグダディは、ほんの5年前には下級兵士で無名であったために
 米軍に釈放された。


この情報の信ぴょう性は、
下記のバシャール・ジャアファリ国連大使の報告書が裏付けとなる。


ジョン・マケイン上院議員と「自由シリア軍」指導者。
左端イブラヒム・アル・バドリ。 イブラヒムの隣の二人目はサリム・イドリス。


シリアのバシャール・ジャアファリ国連大使が
国連安全保障理事会に提出した報告書(2014/7/14)によると、
自由シリア軍の司令官のサリム・イドリスの手紙(2014/1/17付け)には・・
― NATOの二つのメンバー国であるトルコとフランスが、
「イスラム国」と戦う事ができるように弾薬を、
3分の2はヌスラ戦線(国連安保理ではアルカイダ系と識別)に、
3分の1は自由シリア軍に分配されるべく送った。
指導者等この決定した質と量の弾薬を分配に感謝する。
これでトルコとフランスのパートナーにこれを報告できる。―
という内容が国連安保理に送られた。

つまり、NATOの2国、トルコ・フランスから武器の
3分の1が「イスラム国」へ送られる。

NATOは「聖戦主義者=テロリストと戦う」と主張しながら、
シリアに対抗するこの「テロリストを支援」し続けることになるのだ。
NATOが同盟国であるサウジアラビアを含むアラブ世界に混乱を定着させる時、
この「イスラム国」を二つの大国であるロシアと中国に
向けさせることになるだろう。
ロシアと中国は暫くすれば自分達の領内で
彼等と向かい合う羽目に陥るであろう。
ロシアと中国は、NATOによって訓練されアラブ世界に設立された
「私設の軍(イスラム国軍)」を、芽の内に刈り取るべきである。

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エシュロン
ブラックウォーターUSA


飯島内閣官房参与が2015年1月26日午後8時からの
BSフジのプライムニュースで
「ISIL」がアメリカの陰謀である発言。
は?安部が地球外交?ありがたい? なんでその解釈になる?
戦争商売に行ったんだよ!原発=核を売りに!