続:HIStoryに散りばめられたクラッシク音楽~「星条旗よ永遠なれ」 | ☆Dancing the Dream ☆

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Let us celebrate
The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆

カンバンワ!

キイボードがぶっこわれ、ペンタブでチビチビ書いている てんです(T▽T;)

マーさんの命日が近づいているので、
チビチビでも書かずにいられないのーー(T▽T;)

今日も、続:HIStory~
掘っても掘っても、お宝ザクザクのHIStory~ってことで。。
いや、HIStoryに限りませんねーー!

マーさんの音楽は、私たちの宝。
だから、遺跡の発掘のようにコツコツと
独自にディスカバーマーさんを心掛け、
我らがマーさんの血と汗と涙の結晶、命を注いだ作品の魂に触れたく、
なるべく、私個人の掘りたてホヤホヤのマイケルを
日々、チマチマ綴ってます~
今日は、ほんのちょっと気づいた小さなネタですが、
意外にも、マイケルの「肝っ玉」に改めて惚れる~~!
そんなお話です。
もうちょっと、お付き合いください!!


マイケルは、クラッシク音楽、映画音楽が大好きでしたね!

TIIの制作と平行して、
David Michael Frankさんとインストゥルメンタルのアルバムを
作ることを計画していたのですよね♪
 *DMフランク=http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=1221

HIStoryに使われたクラッシク音楽は
モデスト・ムソルグスキーの『展覧会の絵』「キエフの大門」が有名です。



HIStory 
From HIStory: Past, Present and Future – Book I(1995年リリース)
1993年9月14日/ロシア陸軍と一緒に行進するビデオを撮影。


Mussorgsky: Pictures at an Exhibition: The Great Gate of Kiev


これについては、前記事にも書きましたが、

コラージュのように引用された曲~~

ポピュラーなクラッシク音楽に託し、その曲の背景を通じて

マイケルジャクソンの暗喩的なメッセージが込められていると感じます。

「キエフの大門」については、「破壊と再生」、

チェルノブイリ原発事故を暗示し、

人類の破壊的産物、「核」問題をどのように乗り越え、再生していくのか?

「キエフの大門」は、これを、曲の冒頭でマイケルが提示したのだと述べました。


さてさて、

ちょこっと、HIStoryの中に

クラシック音楽をもう一個、発見しました音譜

今日は、それが、メインテーマです!

=========「キエフの大門」が流れ、歌が始まる前に、
          いくつかのコメントがアナウンスされます。

1827年3月26日月曜日 (ベートーベンが死んだ日)

"November 28th, 1929"
 1929年11月28日 (ベリー・ゴーディが生まれた日。ブラックマンディ=アメリカ史上最大の株価大暴落がおきた。

“Whatever I sing, that’s what I really mean. Like, I’m singing a song…I don’t sing it if I don’t mean it.”
「僕が歌うどの歌もそれは、僕が本当にそう思っていることなんだ。僕は歌を歌っている その歌はもしも本当に僕がそう思わなければ歌わない」(マイケルジャクソン, Motown interview)


“Remember, it will be for us, the children of today, to make the world of tomorrow a better and happier place. tomorrow a better and happier place.”
「覚えておいて下さいこれは私達、今日を生きる子供達の為なのです。
明日の世界をもっと良い、そしてもっと幸せな所にする為に

(1940年、第2次大戦中、親元を離れて疎開していた子供たちに向けてラジオで
14歳のエリザベス女王が述べた言葉)

“He made it! Charles A. Lindbergh, first person to fly New York to Paris non-stop.”
「やりました! チャールズ A. リンドバーグです。ニューヨーク~パリ間を無着陸で飛行した初めての人…」

“And that turned the page of history that will probably stand for a long time”
「これは歴史を大きく変える出来事であり、簡単に塗り替えられる事はないでしょう」

==========

ーーーーこのエリザベス女王のコメントのところで、(動画0:45)
    はっきりとリズムが、厳めしく戦闘モードへと扇動するように変化し、
    そして、
 
    あの、行進曲が~~~!!!  星条旗よ永遠なれ!!

      (※もっともこの曲は、エリザベス女王のコメントの次に来る
        リンドバーグの人生と主にリンクするものであると思います。
        それに関しては、後日改めて書きます。)

私の解釈では、
在位前の14才の幼い現エリザベス女王が述べた、このメッセージは、
「平和のための戦争」と言う矛盾した論理を自国の子供たちに説得しているもので
あり、これは、まだ14歳の幼いプリンセスの口を利用して伝えられた、王室からの欺瞞的な「偽の愛」のメッセージ。----です。

ところが。。

マイケルジャクソンの作品の中でも、彼のメッセージの柱となるような曲、
Heal the Worldは、
なんと!!! 
この時のエリザベス女王の言葉を引用し、
メインテーマに据えられて作られているのです
目 
  「to make the world of tomorrow a better and happier place.
  tomorrow a better and happier place.
」 ←エリザベス女王のコメント

  てんてん ね?

   音譜Heal The World~~~
     Make It A Better Place~~~
音譜 ですよ~~目 
        ↑マイケルのHeal the Worldサビ

  てんてん ね?  ほとんど同じ!!!



。。が。。。しかし!

これは、痛烈なアンチテーゼなのです!
現イギリスの君主であるエリザベス女王の言葉への。。。

同じBetter Placeという言葉ですが、、
二人の考える「より良き場所」の作り方は、全く正反対です。


イギリス王室は言うのです。
「より良き場所」は、戦争によって、戦争に勝利してもたらされる。
子供たちも、「より良き場所」を作るための戦争に耐え、
親元を離れ疎開することに耐えなければいけない!! と。

しかし、
マイケルは言います。
「小さな場所」を作りましょう!と。
作るべきなのは、愛ある家族の小さなHome!
侵略し、植民地化して築く「大きな国家」ではなく。
人種や宗教や国を超えて、世界が様々な音色でハーモニーを奏で歌うように、
調和しましょう! 私たちの子供のために戦争のない世界を作りましょう!と。

まてよ、まてよ!!
女王にたて突き、しかも救おうとする。。
ものすごい肝っ玉の真っ直ぐ無邪気な男。。
おやーー!!
どっかで、どっかで聞いた話。。
ありゃ! これは、まるでキャプテンでは?
輝く笑顔のキャプテンEO!?
いや、そんな気がするーー!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
暗黒の女王のモデルはエリザベス女王なの? マイコー?! Σ(=°ω°=;ノ)ノ
MI5の人とか。。もしいたら。。読まないでね。。  | 壁 |д・)


星条旗よ永遠なれ

Stars and Stripes Forever
元アメリカ海兵隊音楽隊隊長のスーザが作曲した行進曲の1つで、最もよく知られているものである。アメリカ人の愛国心の象徴とも言える行進曲で、1987年には
アメリカ合衆国の「国の公式行進曲」(National March)に制定された。

因みに、アメリカのサーカスや劇場などではこの曲は災害行進曲と呼ばれ、緊急事態を示す伝統的なコードとして使われている。
この曲は、劇場職員の事態の把握と聴衆がパニックを起こさないように避難することを助ける。サーカスの楽団は他の状況下では絶対にこの曲を演奏しない。


マイケルは、ジャイアントサーカスのステージから
「警告」を発しているのです!

帝王学を学ばされ、14歳の少女に強いられた次期女王としての
戦争プロパガンダーーー

この危険な思想に従って、 「国の戦争行進曲」に乗っては危険だ!  

落ち着いてよく考え、欺瞞的な言葉には惑わされず回避せよ!
と!


しかし、エリザベス女王も、ある意味では、幼い頃から衆目に晒され、児童就労を
強いられたマイケルと同じ、「Lost Child」であり、
逃げ場のないような立場にいる囚われの身のプリンセス。
マイケルは、エリザベス女王でさえ、女王の仮面を被った手を差し伸べるべき傷ついた子供だと察するのです。
また、マイケルの王室への興味の深意は、表層的な富や権力に彩られた華麗さというものではなく、一人の人間が公人としての立場にどう対処すればよいのか?ということ、つまり、金魚鉢の人生から逃れ得ない者が、個人の幸福を失わず、矛盾のない個人をいかにして貫き、尚、人々と調和を築くにはどうすればよいのかという、同じ特殊な立場にいる限られた人間の命題についてだったのではないかと思われるのです。

"Heal the World"では 、
皆等しく輪の中で歌う。
自分自身や国家の王も、同じ輪の中で癒されなければならない子供です。
どんな子供も安心して心和む「小さな場所」を持つことを尊重されなければなりません。
小さな場所で、愛に充足した地球の子供たちが、互いに個性ある音色の声に
耳を傾けながら、自らも自分自身の音色を響かせてハーモニーを作るのです。
マイケルが描く平和な世界とは、地球全体が奏でる美しい音楽ようなものなのですね。


けれども、HIStoryでは、マイケルは、まるで責務を負った
平和の戦士の司令官のようです。

HIStoryツアーのセットリストは、時期によって多少変化しますが、
およそ、次のような構成です。

1. Gates of Kiev
2. Medley:
 1. "Scream"
 2. "They Don't Care About Us" (Features elements of HIStory and She Drives Me Wild)
 3. "In the Closet"
3. "Wanna Be Startin' Somethin'"
4. "Stranger in Moscow"
5. "Smooth Criminal" (Features elements of "Mind Is The Magic")
6. "The Wind" Video Interlude
7. "You Are Not Alone"
8. "The Way You Make Me Feel" (Only on certain concerts from September 7, 1996 to June 15, 1997)
9. Jackson 5 Medley:
 1. "I Want You Back"
 2. "The Love You Save"
 3. "I'll Be There"
10. Off the Wall Medley: (Only on certain concerts, last performed on June 10, 1997)
 1. "Rock with You"
 2. "Off the Wall"
 3. "Don't Stop 'Til You Get Enough"
11. "Remember the Time" Video Montage Interlude
12. "Billie Jean"
13. "Thriller"
14. "Beat It"
15. "Blood on the Dance Floor" (May 31, 1997 to August 19, 1997; not performed on July 2)
16. Black or White "Panther" Video Interlude
17. "Dangerous" (Features elements of Smooth Criminal and Interlude:Lets Dance by Janet Jackson)
18. "Black or White"
19. "Earth Song"
20. "We Are the World" Video Interlude
21. "Heal the World"
22. "They Don't Care About Us (instrumental)
23. "HIStory" (with a video interlude of HIStory Teaser Trailer)

この曲の流れを見るとーーー
残念ながら、誰もが望む"Heal the World"の世界は、実現されていないのです。

何故ならーーー

「He got kicked in the back  
 彼は背後から蹴られた
 He say that he needed that
 あれは必要なことだったのだ彼は言う」

卑劣な「暴力を必要だ」という、
狂わされた亡者、「ある者」の妄信が負の連鎖を駆り立てて止まないからです。
そして、幸福を育む「小さな場所」が侵害されていくのです。

この有様は、至る所で私たち自身が経験することです。
現在の日本は、「星条旗よ永遠なれ」が鳴りっ放し、緊急事態に陥り
壊滅的で史上最悪の暴力に見舞われています。
夢のエネルギー「原発が必要だ!」と言い続けた我が国の指導者、
その言葉を妄信した国民。 
そうとは気づかず、誰もが「小さな場所」を脅かされていたのです。




Hac in hora
sine mora
corde pulsum tangite

だから今こそ
先延ばしにせず
震える弦をかき鳴らさねば!


これは、Carmina Burana の一節
マイケルの「Brace yourself 覚悟しろ!」 カルミナ・ブラーナだ!!

Brace yourself - a kaleidoscope of Michael jackson history


震える弦 てんてん

私たちの身の内で
脈打つヴァイヴレーション、
命の源に 腕を差し入れ
弦をかき鳴らせ!!!

悴んだ指先を
暴れる炎に

痺れた蒼い唇のような弦に
真っ赤な叫びを

鉛の肢体に
陽光を浴びせ
裸でうねる蔓草に

濡れた森で
ロンドを舞え!!!
         byてん
           
==============

次回、

続:HIStoryに散りばめられたクラッシク音楽~カルミナ・ブラーナ

に、つづく。。。


お読み頂きまして、ありがとうございましたおじぎ