簡単な表現を100%つかいこなす
中学や高校で6年間英語を学んだにもかかわらず、
「英語がしゃべれない」
ことをくやんでいる、アナタ。
いやいや、全然問題ないっスよ。
あれは、ホラ、会話するための英語じゃないから、
あくまで受験につながっていく、
「英語の本を読む」ための訓練なんですから。
英会話ができるようになりたいのなら、
まず、昔の“英語やっていました”感に
ポチッ
っとリセットボタンを押して、
まっさらな気持ちで、のぞみましょうよ。
アナタに能力がないのではなくて、
やり方を違う方向へ
向ければいいだけなんだから。
10月に出たこちらの本
- たった「10パターン」の英会話 (青春新書インテリジェンス)/晴山 陽一
- ¥910
- Amazon.co.jp
すんごく内容がシンプルでいいですね。
オススメの本です。
発音のふりがなとかがふっていないので、
発音に自信がない方は、苦労するかもしれませんが、
この本にも書いてあるのですが、
「簡単な表現を100%つかいこなす」
ことは、会話では特に必要です。
学校では、むずかしい文章や単語を読みこなすことが
求められましたが、
そうした知識は会話の場面になるとどうしても
かみ合わない場合が多いんです。
それで自信をなくしてしまうなんて、もったいない。
この1冊の内容をすべて頭にたたきこむだけで、
格段に英会話のレベルが違ってきますよ。
少なくとも、自分の言いたいことを英語で
相手に伝えることの基礎はできます。
会話は簡単な言い回しを覚えて、
自分なりのパターンをつくれれば、
そんなに苦労はないんですよ。
英語を勉強した先の「落としどころ」はどこ?
私には、学生時代のこっぱずかしいくせがありました。
それは、表向き“まじめに授業を受ける”というものです。
よそみをせずに、先生の方をしっかりと向き、
先生の言うことを聞きもらさず、黒板の内容も、
ていねいにノートにとる。
今思うと、一種のパフォーマンスなんでしょうか。
授業中に先生に対して、まじめな態度を見せておき、
いい成績を得たいと、そう思っていたのです。
だけど、肝心の中身は、そんなにたいしたこともなく、
テストでも中の中か上ぐらい。
まじめぶっておきながら、まあ、効率が悪いこと!
授業中、要領のいい奴は、グウグウ寝ていても、
私より成績がよかったんです。
むかつくことに。
でも教師ににへつらった態度で、得るものがありゃいいんです。
成績?ですよね。![]()
それで先生に
「山吉君は、テストの点はそんなによくないけれど、
授業中の態度がまじめですから、優秀点を上げましょう」
なんていわれた日にゃ、ごますりな番犬の出来上がりです。
刷り込みなんでしょうかね。悲しいことに、
そんな条件反射が社会人になっても抜けきれないんです。
一番気になるのは直属の上司の顔色で、
次が自分の仕事振りや成績、会社全体の売上なんか、
遠くかすんでいて、いいのかも悪いのかもわからない。
直属の上司に気に入られればいいんですから、
上司の「イエスマン」であることをを第一に、
仕事の効率性は二の次。
この辺は、学生時代と変わりませんね。![]()
こんな自分みたいな奴、会社全体にわんさかいるかと思うと、
「その会社って、どうなんだ?」
って、その将来を思うと、うすら寒くなりますが。
得られるものが少なくなっていけば、
そんな刷り込みのアホらしさに気づく人もいるかと思います。
人から何かを学ぶのであれば、
その人よりも遠く先にある「着地点」を見つけて
学んだほうがいいです。
その「着地点」を遠くにながめながら、これから師事する人の
能力を相対的に見極めるんです。
冷静に使いものになるのかならないのか。
盲目的に、他人の判断で、英会話学校に通って、
ダラダラと時間やお金を浪費するのはムダですよ。
この人は使いものにならないと思ったら、
さっさとやめたほうが得策です。
それがその師事する人のためにもなります。
このブログは、ネイティブさんや英語ペラペラな人たちと
サシで話し合いができるような、技術と自信をいろんな方に
つけていただきたくて、かきつづっています。
いわばそこが、このブログの「着地点」です。
世の中には、自信ないながらも、
いきなりその「着地点」へいって、
バリバリ活躍している人もたくさんいますから。
しっかり自分の「着地点」を見つけて、
よけいな道草をくわずによく考えましょうね。
一度勉強した英語の本は一生の財産ですよ
英語を勉強するんだったら、粘り強くやりましょうね。
どんなに理想の未来を描いて、
鉄の意志を持って、勉強にはげんでも、
どこかで挫折感を味わって、いやになってしまうことも
あるかと思うんです。
語学を勉強していると、すごい上達したなと思うときもあれば、
ぜんぜん、うまくなっていないと
感じることもあると思います。
相手の言っていることが聞き取れたり、
自分のしゃべっていることが相手に通じたり、
それがうれしくて「やる気」の炎が燃え上がる。
でもそんなことばかりじゃないんですよね。
うまくいっている上昇気分
のときでも、
ちょっと意思の疎通がうまくいかなくなると、
とたんに「やっぱりうまくいかない
」と不安になって、
へこんでしまったり。
問題は、うまくいっていないとき。
それまでの英語への情熱が冷めてしまって、
だんだん勉強することから遠ざかっていって、
あきらめてしまうこともあるかと思います。
そんな挫折感から回復するのが、はやい人は別です。
でも、英語をあきらめたからといって、
今まで勉強してきた本を捨てるのはよしましょう。
一度は、
「英語、やったる!」
って、火がついた人は、
長い雌伏期間の間に、また火がつく可能性が大です。
外から、何らかのかたちで、それまで消えていたロウソクに
再び、灯がともって「やる気」が再燃焼することでしょう。
そんなときのために、一度あきらめたからといって、
本まで捨ててしまってはもったいない。
少なからず、その本の内容が頭の片隅に残っているんだから、
またその復活の時期が来たときに、
それを再活動させてやればいいわけです。
「くりかえし、頭に叩き込む」
が、なんと言っても王道ですから。
どれだけ時間が経過していようとかまわないんです。
教科書や受験用の本でもいいし、NHKのテキストでもなんでもいいです。
「なつかしいじゃん!(ほこりかぶっているけど)」
としみじみと手に取りながら、昔しみこませた記憶を掘り起こすんです。
その“昔がんばった本”が、あなたの
英語の実が育つ「木の幹」になるはずです。
くりかえし、その「木の幹」を太く大きく育てて、
それをベースに枝葉を育てていくんですよ。
英語の本を見るのがイヤになっても捨てずに、
どこか目の届かないところにしまっておきましょうね。
数年後には、また考え方も変わっているかもしれませんから。
一度は勉強して、記憶に定着しているんだから、
それはれっきとした「財産」ですよ。またやる気になったら、
埋めた「財産」を掘り起こして、またゴリゴリきたえればいいんです。
有効活用することを忘れちゃいかんのです。