山岳ガイド 佐藤勇介の山日記 -2ページ目

小川山・兄岩

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山岳ガイド 佐藤勇介の山日記 『小川山・兄岩』


週末はのっぽとクライミング。

小川山で簡単なルートをやりました。
まずは小手調べに行ったことのない「ガマルート」にてアップ。
購入したばかりのファイブテン・グランドストーンにて登る。
正直言ってスラブには全く歯が立たない靴である。
この靴はやはりクラックオンリーです…。

次いで「ガマクラック(5.10a)」に挑戦。

モモンガの一家がクラックを出入りする中。オンサイト。
核心は短いがかぶっていて足が悪い。
でも短いので問題ない。

午後は兄岩周辺にて。
「マガジン(5.10a)」は美しいコーナークラックでロケーションも最高!
内容はバチ効きフィンガーで快適。

のっぽもフィンガー不慣れながら登れました!
風の強い一日でした。

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奥茶臼山

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山岳ガイド 佐藤勇介の山日記 『奥茶臼山』


南アルプスの奥茶臼山へ行ってきました。

奥茶臼山と聞いてピンとくる方は結構、通です。
一応、300名山に選ばれていることから登られていますが正直地味な存在です。

以前は林道を延々4時間ほど歩いて山頂へ立っていましたが、
最近、しらびそ峠からの登山道が新設され魅力が倍増しました。

マイナーである理由は登山道がなかったことと
南アルプスの主稜線から離れていること。
山頂が樹林に覆われ形にも特徴がないことなどがあげられます。

しかし、登ってみるとなかなかどうして素晴らしい山でありました。

出発はしらびそ峠。ハイランドしらびそを暗いうちに出発しました。
天気は快晴。まんてんの星が輝いています。

登山道は尾高山まではすごく歩きやすい道が続いています。

尾高山から先は一部不明瞭な個所もありますが、
道は歩きやすく危険な場所もない。

コケの絨毯が山頂付近までひたすらに続いています…美しい。

美しいしらびその原生林から漏れる陽射しが林床のコケやシダを輝かせます。
そこに延びる一条の小径。やわらかく足に優しい感触です。

奥尾高山の先から見た奥茶臼山…まだまだ遠い…。

奥茶臼山までの道のりには名前がついているだけでも
前尾高山、尾高山、奥尾高山、岩本山があります。
帰りもこれらを越えなければなりません…。

広い平坦地を過ぎて登りにかかり立ち枯れの木が目につくようになると山頂は間近。
この辺りから視界が開けてきます。

ここは奥茶臼山南アルプス大展望台とでも呼びたくなるような素晴らしい場所。

甲斐駒から光岳・池口岳まで南アルプスの主稜線全山が望めます!!
(晴れていて空気が澄んでいれば)

奥茶臼山山頂は樹林に覆われ展望は樹の間から。
静かな山頂はいかにも南アルプスらしく華々しさはないが、落ち着ける場所。
樹間からはるか槍ヶ岳まで望むことができました。

今日は秋晴れの爽やかな一日。こんな日に山を歩けることを幸せに思いました。

大展望台は展望食堂に早変わり。
倒木がちょうどよいベンチになってくれます。

同じ道を歩いてしらびそ峠へ戻ります。

峠から宿までは15分の登り。この日一番の急登でした…。

奥茶臼山にできた新道は距離は長いものの非常に歩きやすく魅力的な道。
判りずらい所もテープを探していけば問題ありません。
多くの人にお勧めしたい反面。静かなままであって欲しいとも願っています。

奥茶臼山は昨今の山ブームに踊らされることのない、
山とじっくり向き合うことのできる真の登山者の訪れを静かに待っています…。

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大源太川北沢本谷

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上越のマッターホルンこと大源太山に突き上げる沢を遡行してきました!

今回は沢登りデビュー戦のJunさんと。

この沢は短い流程にコンパクトに滝が詰まっていて、だれるところがありません。
台風12号の影響もほとんどありませんでした。

影響があった場所は確認できた範囲では
旭原登山口から最初に沢を渡る部分の橋が流されていて
飛び石の渡渉になっていたこと(補助のトラロープ有)。
あとは枝沢がえぐれてる場所に脚立が架けられていたことくらいです。

しっかりとシャワーを浴びて沢登りの洗礼を受けるJunさん。
これが醍醐味のひとつです!

美麗な滝が落ちています。
開放的な上越国境の沢はやっぱりいいですね~。

水が涸れるとスラブ帯に。最後は右に逃げると登山道に出やすいようです。
我々はヤブを嫌ったせいで、急な草付き&ボロ壁に突入で最後が核心となりました。

山頂での憩。

我々の他には夫婦が一組。
きつい登りに喘ぎながら登ってきました。

確かにここは息をつかせぬ急登が続いています。

終わってみれば快適な沢登りでした。

これからJunさんの沢登りライフが始まるか…どうか?

ちなみに7:30スタート。12:00山頂。14:30下山という行程でした。

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