運命星アロマカウンセラー 横山裕美(ゆみ)です。
2月になりましたね^^
昨夜は南南東に向かって恵方巻を食しました。
いよいよ今日は立春ですね。
本日2月4日は 天恩日 神吉日 です。
さて、立春つまり旧暦1月からする話題にしては、ちょっとシビアな内容かも、です。
今年1月から始まったTVドラマの恋敵な男性役は、深い闇を持つキャラクターが強烈に印象に残ります。
ヒロインに屈折した愛情を向けるんです。
火曜22時からの「きみが心に棲みついた」、土曜夜「明日の君がもっと好き」というドラマ。
「きみが心に棲みついた」では向井理くん演じる星名、
「明日の君がもっと好き」では白洲迅くん演じる城崎。
どちらも親に虐待されて育った子供時代のトラウマを抱え、異性関係が正常に結ぶ事が出来ない役。
向井理くんの役、星名という男が、これまた、まあ、えげつないんです。
「きみが心に~」では、まあ恐ろしいというか近寄りたくないわー、闇だわ、闇〜〜っと、いう役をしている向井君。
向井理君は、「S-最後の警官-」では、すごーくカッコいいヒーロー役で、このドラマが好きで映画まで観に行きましたのに!
向井理くん演じる星名という男は、ヒロインの吉岡里帆ちゃん演じる今日子に恋愛トラウマを植え付けた役なのです。
俺の言うことは何でも聞くと約束してくれ、と、泣いてみせて今日子を束縛し、自分の友達の前で裸になれと静かに強要したり、床ドンしてハサミを床に突き刺し、今日子の長い髪の毛を無理やり切ったり。
そんな星名との恋愛に疲れ果て、今は下着メーカーで生地担当の仕事に生き甲斐を感じている今日子。
そしてやっと過去を振り切ろうとする今日子の前に、出向してきた上司として登場する星名。
いやはや、ドラマらしい展開ですね(笑)。
星名は父親に虐待されて育った子供時代を過ごし、そして母親はそんなDV夫を殺したか未遂かで、刑務所からの出所が決まった様子。
星名は自分に近付く女性を弄び、傷つけて、精神的にも肉体的にもボロボロにして喜んでいるような男です。
主人公・今日子は母親の愛を充分に受けられず、母親は自分の妹ばかりに愛情を注ぎます。
今日子が母親から愛されない哀しみに打ちひしがれる度、先輩の星名だけが慰めてくれ、星名と依存関係を続けてきた今日子。
自分を酷く扱う星名と別れ、星名から連絡が入っても電話を取る事はなく、過去の傷から立ち直ろうと過ごしています。
今日子は会社の先輩に誘われ桐谷健太くん演じる編集者・吉崎と合コンで出会います。
吉崎は人の目ばかりを気にして自分の意見を押し殺す今日子に、初対面ながら核心を突きます。
今日子はそんな吉崎にその場で惹かれ、いきなり付き合って下さい!と言い、吉崎にドン引きされてしまうのですが、
吉崎が担当する漫画家スズキ次郎(ムロツヨシ)の作品の感想を送り、それを読んだ吉崎は素直に喜んで、メールを今日子に教えます。
今日子はtwitterばりに吉崎にメールし、またまたドン引きされるのですが、吉崎はなんだかんだ言いつつ、今日子を構っちゃうのです。
そんな2人をこうして影から観る星名が恐いですーーー。
向井理くん、よくこの役を引き受けたなーと思いますが、爽やかな人がこういう役をすると本当に恐怖心倍増するものですね。
「明日の君がもっと好き」では白洲迅くん演じる城崎は、母親が男にだらしなく、虐待を受け、今はエリート新入社員。
主人公の秘書・茜(伊藤歩)にモーションかけるのですが、茜はあるきっかけでピンチを救ってくれた造園デザイナーの亮(市原隼人)と惹かれ合っていき、その仲だけでなく、登場人物全体を搔き乱していく役です。
白洲迅くんも爽やかで、よくヒロインに恋心抱く役をしてますね。
が、今回の役は登場人物全て敵に回すような、すさまじいトラウマ男を見事に演じています。
このドラマ自体がもう、登場人物全て闇を抱えている感じ。
茜の育ての親であり、祖母役の三田佳子さんの御主人介護時に熱い液体をわざとこぼすような虐待、
茜の年の離れた妹・梓(志田未来)の茜へのコンプレックスから姉の婚約者を寝取り略奪婚したものの、今は夫婦仲が冷めている、
そして自分の性の境界線が分からず自分を「ボク」と呼ぶ香(森川葵)と梓の危うい関係、
どちらのドラマも、ヒロインが心に闇を持っているお話。
「きみが心に棲みついた」では、母親から愛情をかけられず、学校では苛められ、挙動不審のためキョド子とあだ名を付けられた今日子。初めての恋愛で星名に散々傷つけられたにも拘らず、再会し、また星名のペースに巻き込まれようとしていきます。
「明日の君がもっと好き」では、両親を事故で亡くした事を自分のせいだと思い、年の離れた妹に罪悪感を抱く茜。男運が悪く、実の妹から婚約者を奪われ、最近まで不倫だと気付かずに妻子ある男と付き合っていたが、ある日ピンチを助けてもらった亮と惹かれ合い始めるが、紆余曲折を辿りそうです。
相手役の男性は、純粋で真っ直ぐ。
吉崎役の桐谷健太君も、亮役の市原隼人君も、不器用で口が悪いけど、そんな所がヒロインの癒しになっているのだろうなって思います。
なのにヒロイン二人とも、自分を裏切ったり、傷つけた過去の男性に振り回されていくのです。
吉崎の編集担当の漫画家・スズキ(ムロ ツヨシ)が星名と会った印象を「笑ったまま人を静かに陥れる奴」と見破ります。
私も、こういう人ってすーぐ見破ります。
こういう人って弱さにつけ込んでくるので、そういう状態の時に近寄ってくる人自体、私は逆に怪しいなって思っちゃうのですよ。
こういう人に変に近寄られそうになっても、その時相手にもしなかったので、今後避けてくれるようになりますが(笑)、代わりに友人がそいつのトラップにハマっていた事が分かったりします。
誰にだって闇はあります。あっていいんです。
が、こういう星名や城崎のように、親からの虐待を受けて育った人間は、大人になって他人とのコミュニケーションが困難になりやすいのです。
なので自分か他人かどちらかを傷つけることで自らの自尊心を保とうとします。
が、実際は保たれていませんし、満たされてもいません。虚しさだけが募るだけだと思うのです。
それどころか相手の痛みを自分の痛みにしているのだと思うのです。(無意識的に。)
父親を抹殺してくれた母親のように、自分の為に全てを犠牲にしてくれる女性を求めているように見えます。
つまり心から本気で誰かを愛する事が恐くてたまらないのだと思います。
何故なら、こういう環境で育ってしまうと、自分自身を愛する事が難しいからです。自分自身を愛せないと他人を心から愛せませんから。
虐待されて育った人は、全ての人がそうではないかもしれませんが、自己否定感を持って生きている人が殆どです。
何故ここまで書くかというと、私も然りだからです。
(私は親に虐待は受けていませんが、幼い頃、見知らぬ男性から襲われ抵抗して殺されそうになった過去があります)
自身の傷は自分の感情と向き合って、自分自身を心から愛せるようになったから、だいぶ男性に対して恐怖心はなくなりました。
今でも男の人全般に対して完全に不信が無いわけではないです。未だに警戒する事もあるので、この自己否定感、分かる気がします。
心も身体も傷つけられると、こんな虫けらみたいな自分、と思うのが当然だと生きてしまうのです。ましてや守ってくれる筈の、愛してくれる筈の存在から痛め続けられると、心が神経麻痺してもおかしくありません。
動物は常に生存本能で生きています。
なので自分を殺そうと(傷つけようと)する対象を抹殺しようと動きます。
星名の場合、自分に寄りかかってきてくれる今日子に傷を付ける事で、自分の自尊心を保っているわけですから、その今日子が吉崎によって奪われる事って、恐い事なんだと思います。
なので吉崎と今日子の邪魔を本気で星名は引き裂きにかかってくるでしょう。
吉崎~~、今日子を守ってーーーーー!!と毎回ハラハラしながら観ています。
が、今日子がここでどう成長していくかも鍵な気もしますね。
大学生まで今日子の長い髪を三つ編してくれていた母親。
このシーンで、母親は今日子を忌み嫌ってはないと思うんですよね。今日子が勝手にビクビクしているだけ。
同級生たちにイジメられても「なんだよ、てめえ。」と一人一発殴ってキレまくったらいいんですよ。
そうすればコイツ危ないと思われ、誰もイジめなくなります^^
星名みたいな男に関しても、一発ぶん殴って暴言吐いてあげれば良いと個人的には思います。
と、このようなアドバイスをすると、いやそれはちょっとねと言われること多い(笑)のですが、解決策って他にも必ずあります。
カウンセラーとしての私の意見としては、
余裕もった笑顔で、にっこり「もう私にはあなたは勿体無いわ♡」とか「もう必要ないわ♪」と言ったら、面白くなくて去ってくれるでしょう。
もしくは相手がもう嫌で堪らないほど徹底的に依存しまくるか。
もう星名さんには振り回されない、というのは、まだまだ私は星名さんに振り回され続けます、と宣言しちゃってるのと同じ事。
相手から離れるには、お互いが本当の意味で自立して独立した精神でないと依存は続きます。
共依存は悪いことではないです。お互いの成長に繋がりますから。
が、永遠というものの保証は、どんな場合に於いても100%ではございません。
個人的には今日子に対して、踏ん張れ!!過去に戻るなーー!!と言いたい気持ちですが、ドラマですからね。
星名みたいな男はクズ野郎ですが、他者にも自分にも赦しが適えば、とっても愛情深い人に変わりそうな気がしますが、時間はものすごー、かかるだろうなとは思います。
今日子みたいな女性は、吉崎と幸せになってほしいな~、と応援したくなります。
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