すべては音楽から生まれる (PHP新書)
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脳科学者、茂木健一郎先生の著作。
この中で「意識の流れとリズムの生成とは、非常に深く関わっている」とありました。
私たち人間は誰もがピアノを弾けるわけではないにしろ、「ものを考えることによって常にリズムを産み出せる主体である事に気付く。」とも。
結局、音楽というものは音を聞いたり演奏したりするする時にのみあるのではなく、生活の隅々にまで存在する。
「人生のすべてが音楽である」という事に気付くのが、生きていく上で大事なのだ、という茂木先生の言葉に、ふむふむと頷きました。
そして検索していたら、素晴らしい質問の答えをしている方がいらっしゃいました!!
「教えてgoo」での質問『なぜ、歌を歌うと泣く?』のベストアンサー
抜粋させて頂きましたよ。
末梢神経の身体的変化が感情の変化を生むといった説もありますから、発声や呼吸などによって興奮状態が高められるということもあるかも知れません。
そう言えば、喉から大きな声を出して歌うとき、上顎の奥辺りで涙腺が刺激されるような感覚を味わったことはありませんか?
この説はジェームズ・ランゲ説と言うのだそうですが、この理論事態が少々古く、ちょっと何とも言えないのですが。
当たり前のことですが、映画や芝居などと同様に、音楽にも人間の感情を変化させる効果はありますよね。
「高揚感」と言いますが、美しい曲を聴いて心が動かされるのはこのためです。
一般的には、楽しい歌で盛り上がるのが高揚感ですが、悲しい曲で盛り下がるというのも感情の変化です。
まして、感動と言えば絶頂に類する高揚感ですよね。
そして、「泣く・笑う」とは、この「感情の変化」が「身体的表現」となって表れることです。
ですから、本来音楽の持つメンタル効果が歌っているひとの感情に影響を及ぼしているというのは間違いないと思います。
歌曲ですから、歌の歌詞が表現する美しい情景や悲しい出来事に心を奪われているということもあるでしょう。
音楽にどうしてそのような効果があるのかについても、一応触れておきますが、本来、樂曲というものは、音の時間的変化が人間の感情に影響を及ぼすように構成されているからです。
逆に言えば、それが音楽ですよね。
簡単な例では、「小さな音から大きな音へ」「低い音から高い音へ」
「ゆっくりとしたリズムから速いリズムへ」といったものです。
音符はこのような効果を目的として組み立てられており、作曲家が逆を使えば、逆の効果が得られるということになります。
また、メジャー(長調)の曲の和音は周波数比率がきっちり整数倍ということで大変安定して聞こえるのですが、マイナー(短調)の和音は周波数比が割り切れずに小数点が伴います。
これが聴いているひとに不安定感を与え、悲しい感じの曲となります。ジャズではテンションと言い、更に複雑な周波数比により、不安感を通り過ぎて緊張感を表現するといった演奏が多用されます。
何故ここでこんな説明をしなければならないのかと言いますと、
つまり、歌、音楽は、人間の感情を変化させる要素を物理的に持っていますので、そこには、個人の具体的な体験や記憶は、必ずしも必要ではないということなんです。
もちろん、個人的に同様の体験があれば感情移入はしやすくなるというのは間違いありません。
しかしながら、我々はメロドラマを見て、全く体験したことのないスペシャル・ロマンスでマジ泣きすることができます。
つまり、感動しようとするならば、全く架空の「類型的なシチュエーション」でも十分なわけです。
要は、そのひとがどれだけそれに心を動かすかというのが感情移入の度合いですよね。先にも述べましたが、音楽はメロディーに時間的変化を使っています。
そして、演奏する側は、それに対して感情移入がより忠実です。
従って歌っているひとは、感情の変化と共に徐々にその世界にのめり込んで行き、歌詞2番のサビの辺りから後半のリフレインでいよいよ頂点に達します。
それが外に現れたものが「涙」ということになると思います。
おおーーーー!!
正にこの通り、私は2番のサビあたりから、もう涙声というかなんというか、感極まっているつもりはないけど、そういう状態になってしまいました。
歌詞一部のみ抜粋
「ありがとう」
歌:いきものがかり
作曲:水野良樹
作詞:水野良樹
でこぼこなまま 積み上げてきた ふたりの淡い日々は
こぼれたひかりを 大事に集めて いま輝いているんだ
“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど
繋がれた右手がまっすぐな想いを 不器用に伝えている
いつまでもただ いつまでも あなたと笑っていたいから
信じたこの道を 確かめていくように 今 ゆっくりと 歩いていこう
ケンカした日も 泣きあった日も それぞれ彩(いろ)咲かせて 真っ白なこころに 描かれた未来を まだ書き足していくんだ
誰かのために生きること 誰かの愛を受け入れること
そうやって いまを ちょっとずつ 重ねて
喜びも 悲しみも 分かち合えるように
思いあうことに幸せを あなたと見つけていけたら
ありふれたことさえ 輝きをいだくよ
ほら その声に 寄り添っていく
“あいしてる”って伝えたくて あなたに伝えたくて
かけがえのない手を あなたとのこれからを わたしは 信じているから
“ありがとう”って言葉をいま あなたに伝えるから
繋がれた右手は 誰よりも優しくほら この声を受けとめている
太字のところで思いっきり「わけわかめ」(死語・笑)如く泣けてしまったのですが。
今回の事で、本当に人は音を楽しみながら、
音楽を受け身で聞くだけではなく、
時には鼻で歌ったり、口ずさんだり、など 自ら奏でながら、
人生を過ごしているんだなって 実感致しました^^
多分、この時、普段全く歌わないこの曲を選んだのにも、もしかしたら、こういった事に気付く為だったかもしれないですね。
上記の歌詞で太字のところで思い浮かんだのは、やっぱり殿だったのです。
なんだ、結局、惚気かよ、で、すみません(笑)。
でもね、この曲歌いながら、思いっきり、殿に感謝の想いが今更ながら溢れてきたのです。
「人生のすべてが音楽である」
皆さんはどんな音楽を奏でて生きていきますか?
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