●お母さんは私やない、私はお母さんやない。
運命星アロマカウンセラー横山ゆみです。
「お母さん、娘をやめていいですか?」
NHK金曜夜10時に放送されていたドラマ。
私は斉藤由貴さんと言えば「スケバン刑事」なのですが・・・それは於いておいて・・・。
この斉藤由貴さん演じる母親がいわゆる執着型。
娘に完全に人生を託しているような恐い母親なんですね。
一見、仲良し母娘なんですけど、双生児母娘現象のようなもの。
お互いが依存し合っている状態の母娘なんですね。
波瑠ちゃん演じる娘役・蜜月は、母が好むものを選んで生きてきていた。
母がなれなかった教職に就き、母が好きそうなインテリアを部屋に取り入れ、母が好む服を着てきた。
本当は自立したい一心なのに、好みは全く違うのに、無理して母に合わせる蜜月には10円ハゲが出来ていた設定。
脚本が井上由美子さんだったから面白かったです。
井上由美子さんといえば、連続テレビ小説 ひまわり、ギフト、きらきらひかる、タブロイド、危険な関係、大河ドラマ 北条時宗、GOOD LUCK!!、白い巨塔、エンジン、14才の母、ファースト・キス、SCANDAL、昼顔~平日午後3時の恋人たち~、遺産争族、営業部長 吉良奈津子を手がけてこられた脚本家。
井上由美子さんの作品は、社会問題に斬り込んだ作品が多いので、好きなのです。
この作品を観て、母娘あるあるを考えさせられました。
うちも母と私は仲が良く見えるのですが、私は母のセンスをボロカスに言いますし、母も容赦なく言ってきます(笑)。私には妹がいるのですが、母娘3人で罵り合う事も(笑)
ただ、どんな娘さんでも、ある程度、母が望む人生を生きようとするんじゃないかな、と思います。
単純に母が喜ぶ顔が見たくて。母を苦しめたくなくて。
私も我慢してきた学生時代を過ごしてきたのかもしれません。
今でも、あの時、うちにお金があったら、好きなデザインや作家の道に進んでいたかもしれない、と思う事もあります。
私は真面目に勉強して、お金のかからない両親が望む公立高校に行きました。
中学3年15歳の時から、うちにお金がないなら自分のお小遣いは自分で、と、バイトではありますけど、自分で稼ぐことが大好きな学生時代を過ごしました。
だから今でも働くのが趣味なんでしょうね。典型的な日本人(^^ゞ
高校時代は夏休みも冬休みも春休みも遊ばず、バイトに明け暮れていたなー、と。その中で楽しみは、ライブに行ったり、バンド活動したり、こっそりディスコに行って夜遊びしたり。
こう書いていたら案外、楽しんでますね。どの道に進もうと結局私は、自分の人生を楽しむ方を選択しているわけです。
あの時出身校を選んでいなかったら、今でもライブや旅、飲みに行く心友たちと出会ってなかったわけですし、心友は私の財産。
母は心友ではなく、無償の愛を注いでくれる存在でした。
しかし、納得いかない事もありました。
私が22歳くらいの頃、an・anの「S●Xでキレイになる」を買ってきて読んでいたのですが、私は軽い気持ちだったのに、母がその雑誌を見つけ、「S●Xでキレイになるなんて!何でこんなん買うと。ふしだらや!」と怒られました。
その時ばかりは珍しく私も何も言い返さずにいたのですが、心の中は、あんただってお父さんとそげん事して、うちら産んだんやろ、って思ってました。
軽く買った雑誌だったのに(笑)。母親あるあるなのかな、これも。
お母さんはいつまでもそんなの知らん私でいて欲しかったんでしょうかね。
そんなの、虫が良い(笑)。同性だけに、自分の娘に純潔を望んでいたのでしょうか。
斉藤由貴さん演じる母親も、娘と彼氏が同棲する部屋に勝手に合鍵作って片付けしたり、料理を作ったりする常識の枠を超えた母親。
実の母から否定され育ち、一番好きな男性と結婚出来ず、ご主人にも全く目を向けられず、
娘が総てになっている母親。
親友からもそんな姿に絶交を言い渡されます。その親友の愛情が素敵だなって感じました。
あんた怖いわよ、そんな事はもう辞めなさい、蜜月ちゃんを自由にしなさい、と言われ、娘のいない人には分からない!!と言い放つ斉藤由貴さん。
親友役が麻生祐未さんで、斉藤由貴さんの御主人役・寺脇康文さんに、ちゃんとみてあげて、と頼みに行ったり、娘から離れさせて仕事を振ってあげたり、と懸命なのに、伝わりません。
最後は娘から自立した斉藤由貴さん。麻生祐未さんのところに行き、絶交はひどすぎるんじゃない?と。麻生祐未さんは、これからどうするの、話聞いてあげるわよ、といつもの親友同士の会話に戻っていました。
このシーンが心和みましたね。
斉藤由貴さんのお母さん役の方が、愛していた事をあの子に伝えたい、と云って伝えられずに亡くなるんです。
それまでは孫と娘を比較して、娘を否定し、孫を可愛がる。なので無意識に、娘を幸せにするもんかと邪魔をしていたような気がします。
妹とこんな人が母親じゃなくて良かったねー、と話しました。
うちの母も案外強烈な人ですが、世の中には計り知れないほど、屈折した愛情が存在するものだと、このドラマを見て感じました。
私も色んなご相談をお受けするのですが、お子さんはあなたのものではない、別人格ですよ、というと、「え?本当ですか?」と云われたお母さんがいらして、私がびっくらこきました。
「衝撃的です、子供は私がいないと生きていけないと思っていました」と。
いえいえ、あなたがいなくても生きて行けます。お子さんはお子さんの人生があります、というと、更に衝撃を受けていたようで「ハンマーで殴られた気がするほどショックです。」と。
お母さん、それは勘違いです。その愛情をご主人にかけてあげられません?人生のパートナーはお子さんじゃないですよね。
巣立たせる為に育てているのではないでしょうか?
依存が無いと生きていけない人もいる。それはそれでいいかもしれないです。
でも、お母さんはあなたじゃないし、あなたはお母さんじゃない!と、母の呪縛を受けていると感じたら、そう唱えてみて下さい。
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