今日は伊東で釣ってきた金目鯛を頂けるかもしれないことをモチベーションにしている、歯科専門 接遇講師 久保 佳世子です。
仕事柄、スタッフの方から、院長から、辞める、辞めたい、辞めて欲しい、辞めそうなどのご相談を受ける事があります。
中には数カ月間も勤務していて、電話1本で急に来なくなった、明日から行けないなどの、非常識な人も居るとのこと。
なかなか制服を返却しない、辞める手続きの為に電話しても応答しないなどの話も聞いた事があります。
辞める側のモラルが低いですね。
これは親の育て方にも問題があるのでしょうね。
立つ鳥跡を濁さずです。
ここからは私の話なんですが、ユニクロに入る前の人材育成会社を退職する時のことです。
6月から転職活動を始めて、書類審査を通過し、7月上旬に当時大阪であったので電話で三者面談を行い、その後7月下旬に面接、8月中旬の役員面接後に採用決定し、8月20日に上司に辞めたいと言いました。
女性上司だったのですが、退職の意志を伝達すると顔色が変わり理由を聞かれました。
東京で仕事をしたかったからと言うと、東京支社に異動させるので残留するよう何度も懇願されました。
しかし私の意志は固く新しい会社の方が、自分への期待が大きいのでそちらで頑張りたいと伝達しました。
その時に上司の言った言葉は今も忘れません。
「給料が100万も200万も上がった訳では無いでしょう!」
私は言いました。「200万まではいきませんが、100万円は余裕で年収が上がりました」
あの時の上司の顔は今でも忘れられません。
色んな上司に仕えてきましたが、1番尊敬出来なかった上司でした。
この女性上司は私の前任者と辞める辞めないの話し合いで、当時妊娠中であった前任者にライターを投げつけたという話を聞いていたので、私も何かされるのでは無いかと構えていました
有休が一か月以上残っていましたが、有休は放棄し後任者の引き継ぎまで責任を持って業務遂行をするつもりでした。
何度か考え直さないかと言われ、私が残る意志が無いとわかると「今日までで結構」となり、その当日中に荷物をまとめて帰宅しました。
人の出入りが激しい会社で、過去に辞める人への酷い仕打ちを沢山見てきたので、私も恐怖感がありました。
上司は、私が何か会社のデーターを持ちだすと思ったのでしょうね。
当時、仕事で交換した名刺は全て置いてきました。
まだ、この続きはあるのですが、長くなるので又の機会にします。
私はこれほどまでに尊敬出来ない上司はこの人が最初で最後でした。
それまでが、良い上司に恵まれ過ぎたのだとも思いました。
しかしこの尊敬出来ない上司の下に居たからこそ、転職、起業したいという気持ちも芽生えました。
この上司と約6年間仕事をしましたが、色んな事があり忍耐力が相当養われました。
ある意味、感謝しています。
今日言いたかったのは、辞める側も辞めると聞いた側も人として品格を持つべきという事です。
スタッフが辞める時は、互いに後ろ髪を引かれる位の関係でありたいですね。