舞妓 基本知識 | あやかのブログ

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京都、芸舞妓さんが大好きな大阪の高校生のブログです。私の大好きな京都をもっと色んな方に知ってもらい、大好きになっていただきたいです(*´ェ`*)

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ひさびさの更新‼︎

基本知識、まだまだ続きます‼︎
今回、髪型第二弾です(*´艸`)
今日は、季節や期間限定の少しレアな舞妓さんの髪型をご紹介します。

まず最初に…

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見世出しの髪型です。
見世出しとは、仕込みの期間を終えて、舞妓としてデビューする事を言います。

割れしのぶの後ろに、「見送り」という銀色の尻尾のようなものをつけます。
おしろいの襟足も、正式な形である、3本足です。

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簪は、置屋代々に伝わる、貴重なべっこうの簪です。
花簪はなく、通常花簪をつけている所に銀色の「びらかん」をつけます。



ちなみに、着物は置屋代々の黒色の着物、帯も金色のものと決まっています。
この髪型、着物は見世出しの日を含めて3日間しか見る事ができない貴重なものです。

一緒にいる男性は、「男衆(おとこし)」さんです。いつも、芸舞妓さんの着物の着付けをしています。この人がいないと、お座敷に行く事ができないんです。
見世出しは、花街によって少し違いますが、祇園甲部では、新人舞妓さんは、男衆さんと一緒に挨拶回りに行きます。

舞妓さんは、多麻のまめ藤さんです。

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次に、「勝山」です。
この髪の毛は、おふくを結っているお姉さん舞妓が、夏の祇園の風物詩、祇園祭の期間だけ結う事ができる、期間限定の髪型です。
勝山という名前は、勝山という遊女が武家風に結った髪型。からきているそうです。

この時期の舞妓さんの中には、祇園祭に合わせて、勝山だけでなく、鉾がデザインされた帯を使う舞妓さんもいます。

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おそらく、祇園甲部の小田本さんの舞妓さんですね。

次に…

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「奴島田」です。
おふくを結っているお姉さん舞妓が、正装の時に結う髪型です。

舞妓さんの正装の行事は、主に二つあります。
一つは、始業式です。年明けのご挨拶にあたります。毎日、舞や茶道などを習っている歌舞練場で行われます。
もう一つは、八朔です。8月1日に必ず行われます。お世話になっているお茶屋さんや、先輩芸舞妓さん、お師匠さん、履き物屋さんに、着物屋さんと、次々に挨拶して回ります。

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このように、列になって歩く姿も風物詩の一つです。
もちろん、お姉さん舞妓さんが先頭で、妹舞妓さんが後ろを歩きますヽ(* 'ー')ノ

この写真は、小田本さん御一行です。

ここまでくると、おふくの舞妓さんは髪型が夏にちょこちょこ変わって大変だということが分かりますΣ(。・Д・。)

次に…
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「先」です。
舞妓さんとして、最後の髪型です。芸妓さんになる2週間前ぐらいに結います。
舞妓さんから、芸妓さんに変わる事を、「衿替え」といいます。
芸妓さんの髪型は、かつらで、舞妓さんの髪型は地毛なので、自分の地毛で結う最後の髪型になります。
笄の期間は、3本の襟足に、お歯黒、黒紋付の着物に、金の帯と決まっています。

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先笄を結っている舞妓さんを地元の方が見ると、おめでとうさん。と声をかけてくれるらしいです。

舞妓さんは、宮川町、駒屋さん、とし夏菜さんです。

また、先笄の結び目(1番上にある黒い紐)を、舞妓最後の日であるお座敷が終わったら、お世話になった方にハサミを入れてもらい、髪をおろします。
この時、舞妓さんの頬をつたう一筋の涙ほど重いものはない。と言われています。

そして、晴れて芸妓さんとなります。

しかし、最近の花街は芸妓さんにはならず、舞妓さんを終えて、花街を去っていく人も多いのが事実です。
その場合、普通の着物姿で、お世話になった方々にご挨拶回りをします。これを「引き祝」といいます。


以上で、髪型編終了です。
更新遅くなり、すいません(-_-;)

これからも、基本知識更新していきます‼︎

なお、写真は全てお借りしたものです。