【ラボ・クラス便り】
(アレクサンダーテクニークを深く学ぶラボ・クラスのレポートです)
マッピングと身体感覚を探究する 〜筋感覚で捉える腕の動きと全身の連動〜
今月のラボ・クラスのテーマのひとつは「腕」。
解剖学の視点から腕の動きを知り、自分自身の身体イメージと繋げていく「マッピング(地図作り)」をまず丁寧に学び、その上で、実際の動きを自分自身がどう感じるか。
マッピングの意識と筋肉の感覚を繊細に観察する。
構造を知ることと、動きに伴う身体からの情報を受け取ること、この二つの視点で、日常動作などの簡単な動きを取り上げてみました。
立って床にある物を拾う
椅子を持ち上げる
座ったまま物を持ち上げる
背中をかく
ポットを持ち上げる
などの動きをやってみると、構造(マッピング)と自分の感覚がこれまで以上に繊細につながる体験がありました。
また、これまで無意識にやっていた動きの意外な別ルートの存在に気づいたり、
それがやりやすい理由がちゃんと解剖学的にはあるんだ〜とわかったり、なるほどなるほどでした。
動きの理解と身体イメージの一致を図ること、
自分が実際に感じる筋感覚を丁寧に観察すること、
これらから得られるのは、「やりたいことに最適な筋肉活動量」に気付く力です。
過剰緊張でもない、過剰脱力でもない、
その瞬間瞬間に適応する身体の動きを意識的に捉えるトレーニングは、
いつかその人の動きを自由に豊かに、繊細に、パワフルに使うために役立つはずです。
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嶋村順子
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