3Dプリンターで「龍」を作りました。

 

今回は「Thingiverse」というサイトからダウンロードしたデータを使いました。

 

ぐるぐると渦を巻きながら上に登っていく龍がカッコいいな~と思って選んだのですが、どうやらこれはペン立てのようです。

海外のサイトだけあって、たくさん人がたくさんのデータを投稿していて「面白い!」「カッコいい!」「可愛い!」「ミニチュアに使えそう!」作ってみたいものがいっぱいです。

 

今年は辰年ということで。最近の出事含めて「龍」の動きがどうしても気になっている私ですが、

そうでなく普通の日でも、龍…ドラゴン…恐竜…系は結構好きです。

 

というわけで、さっそく3Dプリンターで龍を作ったのですが…。

 

数分間後に様子を見てみたら

「ん? なんか…。」

 

龍の腹側が、糸がほつれたようにプラスチックが溶け垂れた感じにボサボサになっているガーン!?

「そうか! 空中または空中ギリギリに絞りだしても土台が無いから、プラを絞り出せない、もしくは絞りだしても下に垂れちゃうのか!」

 

失敗してから気づくことっていっぱいありますよね。

 

3Dプリンターのペン先の動きを見るのはこの日で3回目ですが、1作品を作るごとに新しい発見があり楽しいです。

 

垂れながらもなんとか最後の顔部分の所まで来ました。

が、ここで最大の問題が発生。
データ通りに(下から上へ層を積み上げる感じに)作ると、首周辺→鼻先→首周辺→鼻先…と、ペン先を動かすことになり。

 

そうなると鼻先は完全に支えも何もない空中なので、プラスチックを絞り出せてもつけることができません。

 

「このままでは鼻&顎のない龍になってしまう龍あせる

 

ここで一旦停止ボタン!
応急処置でマスキングテープで無理やり土台を作ったのですが
どうやら動作点がずれてしまったようで、龍の体の上半分だけが内側に寄ってしまいました。
でも、よくここまで頑張って造形しましたよね!凄いぞ3Dプリンター。
作り方をしっかりと知っていたら、どんだけカッコいい龍が出来ていたんだろう~と思うと悔しい。
 
どうやらこういう作品には
【サポート材】(支え)
が必要なのだそうです。
45度以上角度があるものとか、空中造形するものには、このサポートといわれる支えをつけた方がいいんだとか。
 
まっすぐの棒で支えるか、枝のように横から枝を伸ばしながら伸ばして支えるか、作品に合わせていろいろなサポート材の形があるようです。
 
そしてこの龍は「Tree Support」木の枝の形を使うのだそう。
この説明書きはなんだろう?と分からず、無視していたけれど、実はかなり重要な制作時のマシーンの設定だったという。
 
「でも、入手したデータにどうやってサポート材をつけるの?」
 
サポート材を付けることができる、また新たなソフトをインストールして…。3Dプリンターで読めるようにファイルを変換して…。
2回目のチャレンジでは、
フィラメントという材料(プラ)の残量が足りなくなるかもと心配になったので、1回目よりも半分のサイズの25mmサイズで作ってみることにしました。

サポート材をつけるってことは、ただ作品部分だけ作るのと違って、フィラメント(材料)を多く使うことになるし、時間もかかるんだな~とまた勉強メモなるほどなるほど

     みてこれ!

龍よりもサポート材の方が量が多いんじゃない?ってくらいに、周りのサポート材(枝)が凄すぎて、龍がうまくできているのかが全く見えない(笑)。

 

ちゃんと作れているのかな…。

で、完成したのがこちらびっくり岩石?
 
周りのサポート材を外して…。
これが結構大変でした。
もっとサクッとパリっと取れてくれたらいいのに。きっとこれにも細かな設定があるんだろうな。取りやすくする設定が。
 
なんとか全部外し終わり完成したのがこちらで~す龍飛び出すハート
指輪にしてもいいくらいの小ささ。
 
50mmと25mmの龍の完成です。
失敗は成功のもと。
 
やっぱり実際に作って、失敗して、「そうか。そういうことか。」と学んでいく方が楽しいし、私には向いています。

 

 

ちなみに3D用のデータを作ったり、サイトからダウンロードしたままのファイル(stl)では、3Dプリンターは動かせません。

ただの物体の塊でしかないので、3Dプリンターでどうやって、下から積み上げていくかが分かりません。

 

だから、編集ソフトのスライス機能で輪切り状データーにし(この時に、大体の造形時間や使う材料の量が分かります。)

最後に、3Dプリンターが読めるようにGcodeというファイルに変換します。

ショート動画 約60秒↓

 

いろんな色のフィラメントが欲しくなってきちゃっておねがいAmazonを見ながらウズウズしています。

 

ミニチュアフードやドールハウスに合うものも少しずつ作っていけたらいいな。

 

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