3月11日は東日本大震災があった日。

ニュース・ブログ・SNSでは震災の話が多かったですが、

フランスのニュースでも少し特集されていました。

 

あの日・・・。

 

私たちは日本からパリに戻る途中でした。

飛行機の中、空の上にいました。

日本で大変な事が起っているなんて誰1人知らず。

 

パリに到着して入国審査を待っている時にはじめて知りました。

 

入国審査官が教えてくれたんです。

審査官

「日本で地震があったらしいね~。」

 

私たち

「ま~いつものことですけどね。」

※震災があった3日前にも震度3の地震があって

母や友達と「地震があったねぇ」なんて笑って話しをしていたんです。

 

審査官

「大きいやつだよ。

マグニチュード7とか8とか・・・。」

 

私たち

「え? なにそれ!?」

 

周りを見渡すと、

他の人たちがみな携帯画面を見ながらザワザワとしていました。

 

家に帰って急いでパソコンを開くと・・・

息が詰まるくらい、胸が締め付けられるほどの

今までに見たことのない映像が映し出されていました。

 

キツイ・・・。

 

映像を見ているだけの自分にモヤモヤ。

※ちょうどモヤモヤしていた時、

知り合いのプロの音楽家さんから電話がきて、

サン・ジェルマン・デ・プレ教会での復興応援コンサートのパンフレットのデザインを書いて欲しいと。

私が出来ることなら・・・と即OKしました。

デザインに関しては知識が無かったのですが、なんとか作りました。

みんなの気持ちが集結した素晴らしいコンサートでした。

 

私の母は十勝沖地震を経験しています。

 

だから母は小さかった私によく

「お母さんが子供の頃は靴を履いて寝ていたんだよ。」

と昔の話をしてくれました。

※2011年3月実家にて。りりちゃんと母。
この時りりちゃんはまだ赤ちゃんでした。
 
こういう話を聞く事って大事だよね・・・。
大人になると余計にそう思います。
 
フランスは地震がありません。
※2019年の写真。まだマスクが必要なかった年・・・。
 
2月にりりちゃん達の学校で、
避難訓練があったらしいのですが
 
何に対する避難訓練???
 
火災とか?と子ども達に聞いたら
 
りりちゃん
「銃(ピストル)を持った人が来てね・・・」
 
と!
 
え?銃????!!!
 
りりちゃん
「そう。りり達は机の下に隠れて。
校長先生は教室のドアの鍵を閉めて・・・。
安全が確認されたらドアをまた開けるの。」
 
と。
 
銃を持った人が来た時の訓練って・・・
お国柄というか、なんというか・・・怖い。
 
りりちゃん
「りりは焦って机に頭をぶつけちゃって。プププ
「友達は机の下で本を読んでいて。プププ
 
家に帰ってきてから、りりちゃんとゆゆちゃんは
警報アラームの遊びをしていましたが真顔
子供ってそんなものだよね。
変に怖がられても困るし、ま~今は許す。
 
訓練は大事だけど、
現実に起らないことを願う!

 

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