才能プラス気配りが大切・・・ | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

 今日は午前中皮膚科に行きました。職業柄指先の血行が悪く腫れる時があります。

さて、世の中には

天才型と言われる人がいます。

この手のタイプの人は自己の殻の中に固執して自分の絶対的な世界観を作ってしまい、

対人関係や対社会的な事には無頓着な一面が垣間見られるケースが多いかと思われます。

 天才画家山下画伯

これはそれが元で財運をなす事ができたかどうかは定かではありません

 反対に秀才努力型の人は才能プラス気配りがあり、人からの人望も厚い人が多々見られます。

 一般的に天才型の人はベンチャー企業の様にこれから先急成長を得そうな企業で

大活躍し、思う存分自分の能力を発揮すれば良いと考えられます。

 よく世間で

自分の上司はちっとも私の話を聞こうとしない、若しくは聞こうとしない。

という愚痴を言う人がいますが、

 所謂凡人と思われる上司とて、

自分の立場やプライドが最優先して、そう簡単には人の話を聞こうとはしないものです。

 正しいことを唱えて理論や理屈で相手をねじ伏せようとした所で、

相手はそう簡単には心を開いてはくれません。

 いちばん良いのが一緒に行動して上司自らが自分の至らなさに気がつけば、自ずと納得する

とも言えましょう。

 反対に自分が上司に立った場合

我々でも開業医は規模の大小はあれども、皆一国一城の主です。

 崇高な目標を掲げて部下にもそれを従わせようとした所で、

自分よりかりにレベルダウンしている人に余りにも光輝くスポットを与えても、

あいてはただまぶし過ぎるという思いに駆られるだけで、

絵に描いた餅に成りやすいとも言えましょう。

 ではどうすれば良いのか、

患者さんに対してもそうですが、

塵の中に住む人を救うには自ら塵の中に飛び込んでいく必用がある

という観点が必用かも知れません。

 20数年の臨床生活の中で一番難しいのが技術ではなく、お互いの信頼関係の構築

という医療の原点

これは相手の話に同調して、傾聴の姿勢

上からものを言わずにあくまで自分の足元を見据えて対応する。

 これはなんでもかんでも相手に迎合するというもみ手の商人的感覚とは全く異質の物であると

思います。

 世の中には上には上の人がおり、能力も才能もありながら、案外陽の目を見ない人がいますが、

よくよくその人を注意深く観察するに

この自分のポジションをあくまで堅持しようとする姿勢が垣間見られます。

 我執と偏見と先入観は自分の豊かな才能の芽を摘んでしまい、

人間関係という一番大切な部分をいざこざの渦中の人となり、

何時の間にやらパワーダウン。

 最近の医学部では

この医師たる者の人間性、社会性を大変重要視しています。

 人の痛みがわかる人は

必ず人知れずドン底やら、苦悶の日々を経験した人が多いと言えましょう。

即ち自分もあの水面下の凍りついた様な水を実際に手で触って痛い目に会った人とも言えましょう。

 謙虚な姿勢と相手を思いやるパワーが無くなれば

もはやその時には引退という二文字が近ずいたと将来の私人身の指標としていますが・・・

  http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院