歯科も付加価値の必要性が | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

いよいよ、桜の花も満開まじかで、先ほど近所の散歩に行ってきました。

 最近の歯科の需要、認識が大きく変遷してきています。

「痛い、腫れた」

という原因でなるべくなら避けて通りたい、行きたくないの

ないないずくしの歯科医院。

この駆け込み受診の患者さん層は極めて減少してきたと思われます。

 それは、保険制度に対する市民の不安、不信感など、歯科医療に対する危惧の念が我々開業医

を直撃していると思われます。

 例を上げればお分かりの様に

水道の蛇口を捻れば、水は出てきます。

それが、天然ミネラル水が飛ぶように売れているとか・・

 一本何百円の歯ブラシが10000円する電動ブラシの売れ行きが好調。

 つまり、人は自分の思いで、自分が価値観を見出した物には喜んで、納得してお金を払うと言う

事です。

 昔はパターナリズムと言われてこちらが主で患者さんは絶対服従という実に間違った

医療界の常識がありました。

 患者さんから

「すべて先生にお任せします」

そういわれると一見そのDr.を信じまな板の鯉も覚悟だ

という様に取られがちですが、実際は大きく認識が違うと思われます。

 
 つまり、ここにはあくまで前書きがあります

あなたのファーストチョイスは何ですか?

十分に説明を受けて、御互いが納得したならば、後のテクニックは先生を信じてお任せ致します

という言葉の違いであると思います。

 ここにはまず相手の話の傾聴

これが全てのスタートに他なりません。

相手の話を聞き、同調、共感、観察し、

相手を尊重して、認める様に努力する事が大切ではないでしょうか?


 テクニックが優れている=名医

という図式が必ずしも相関関係が成り立つともいえないのが現状です。

患者さんの評判が良いところはやはり、相手にわかりやすく、噛み砕いて、面倒がらずに

説明を繰り返している様です。

 国民の殆どは

「痛くなくて、安くて、早い」

という三点セットをお望みでしょうが、早いばかりが必ずしも良いとも言えませんし、

何でも保険給付内でやり、コストパフォーマンスが安いばかりが良いとも言えません。

 
 ただ説明と言っても、こちらからの一方通行で専門用語を並べたくり、口角泡を飛ばしても、

相手はただ、聞いているだけで頭には入りにくい物です。

 そこは、お互いの距離感を近ずけるトークも必用となってきます。

 痛みが無くなればこの世はばら色という考えが普通の人に、

歯周病の認識を所見からインフォームドコンセントという用語に縛られて、説明を加えても、

お互いの考え方の違いが埋まらなければ、最初からは無理とも思われます。

  
 医学の常識実は非常識

これは、我々専門科はもう昔の素人にはタイムマシーンがなければ戻れません。

と言う事は、自分自身の目線を相手に合わせる努力が大切と思われます。

 最後にタイムマシーンがあれば、その時の自分に戻り、

武勇伝時代に戻り、規律正しく送り、今や家庭では天上人として、家族に崇拝され、

妻にも「あなたのおかげで今があるのよ、大いに息抜きに夜の世界を散歩に・・」

 てな事になっていたのでは・・(笑)

  http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院