スタッフを認める思いやり | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

 私も開業23年になる中堅の歯科医院になりました。

最初は閉院したビルテナントの一角を居抜きで購入し、その後現地に新築移転いたしました。

 若い頃はただただ患者さんに注目、意識が行き、スタッフの人に感謝はしていましたが、表立って

褒めたり、認めたりはしませんでした。

 誰でもそうだと思いますが、

部下に対する不満で心の全面が支配、占領されている、上司と、部下の言動や行動に問題点を感じていて

も結果はエラーしても、がんばりや良い点を認めている上司とどちらの部下が強い信頼関係を持って伸びて

いくか?

 答えは火を見るより明らかです。

数年前伏見工業高校が4度目高校チャンピオンになりましたが、初優勝に導いたのが現総監督さんです。

 彼がこの高校に赴任した時この高校は京都で一番荒れていた高校で、皆に恐れられていたそうです。

最初の公式戦で途中

何と80対0で一度もタッチダウンできなかったそうです。

そのとき監督はこう考えました

「こんな無様な情けない状態で、子供達はどんなおもいなんだろう。ムチヤ悔しいやろなー。歯がゆい

やろなー。おれは今まで何をしていたんや!」

と始めて矛先が自分の方に向けられました。

「偉そうに監督節を吹かせて、俺は監督だ!俺は教師だ!と偉そうにしていても何もしてあげられなかっ

た。本当にすまん!!」

112対0でノーサイドになったときに監督は皆に声をかけたそうです。

「お疲れさん!怪我はなかったか、悔しいやろ」

その後いくつかのやり取りで選手達が泣き崩れた。

この最初のやり取りがその後の猛練習につながったそうです。

 皆さん、どう思われましたでしょうか?

普通なら叱り飛ばして生徒の練習不足や気迫不足を問い正すのではないでしょうか?

 生徒は彼らなりに賢明にがんばって戦った事。

 がんばっても出来ない辛さや悔しさを「頭でなく体で」体得した事。

また、いくら心の中で相手を認めていても恋人同士ですらも言葉でありのままに、表現しなければ

決して相手には通じないと言う事です。

 この事で先生と生徒の心と心が合い通じてその後の生徒達の大変貌振り、共に戦う姿勢で、何と

優勝校になでなりました。

 兄妹でもそうだと思います。

「兄貴は良く出来るのに娘のおまえは実にあかんたれだなー」

「兄貴を見習いなさい、お前は本当にだめだなー」・・・

世間で凶悪犯罪の数々が報道されて最近ふと感じた事が、

姉は、しっかり者で勉強もできましたが、弟は何浪もして遂には親おも殺した。

 自分に置き換えてみれば良く解ると思います。

たとえば自分が親から認められていれば兄貴が褒められていても妹は

「そうだよねー。兄貴は朝方まで良く勉強して、水泳もまだがんばり、空手もやめず、電車でも単語帳

さすがに兄貴はすごい!」

となりますが、

反対に「自分は親から認められていない、いらない子なんだ」

なんて感ずれば、

「お父さんはお兄さんばかり褒めてかわいがり、深夜のファミレスへも何時も一緒に行き、ひいきやーん

」と感ずるものです。

 親子関係のみならず、兄妹間もギクシャクしてきます。

 お互いが尊重しあい尊敬しあう人間関係を作るのはほかならぬ親の責任と思います。

 先生がスタッフを褒め、認めれば、伸び伸びと自信を持つー他のスタッフの事も認めるー

温かいオーラーが院内に蔓延するー温かい雰囲気に包まれる。

その連鎖反応を微妙に患者さんは受け取り、心豊かに微笑ましい信頼関係ができる。

 こうすればどんどん売り上げ倍増セミナーを高い費用を払っても雛形の形だけに捉われていても

中身のハートがなければ相手にすぐに見透かされてしまいます。

 まず、先生がスタッフを信用して認めれば自ずと相手との信頼関係が生まれます。

女性を口説くのにも何も美辞麗句を並べ立てなくても、イケメン男でなくても、相手を認め尊重すれば、

案外あの美形のかわいこちゃんでも妖艶なアダルトタイプの女性でも撃沈させれるのでは。

 医院全体が何となく春の陽だまりの様な温かさが、病んでいる患者さんに対して必用な場の雰囲気と

思います。

 おれが、おれがではなくお互いが、あなたこその精神がようやくわかりかけてきた昨今であります。

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