医療人の心構え | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

祭日に息子の通っている塾で「これからの医療、医学部の変遷」を一緒に聴講に行きました。

 悲しいかな、「職業に貴賎なし」と言うのが私の考えですが、現実には、歯科医師の家庭で悲惨な事件

、医師が飲酒で・・警察官が卑猥な行為、教師が道が外れた恋愛・・

確かにしてはいけない事ではありますが、一般的な職業の人よりも注目度と関心度が違うのはある意味

当然とも思います。

 昔から「お医者様」とよばれ、人に尊敬され、技術面もさることながら、その人格、人間模様まで、

人から、うやまられる人であるのが当然であるとも思われています。

 ただ、この前の聴講の時のお話しでも出ていたんですが、名古屋の有名な公立大学でも、面接重視で

配点200点分加算となるそうです。

 大学側のお話では「何でこの様な常識的な事も知らない、できないのか?」

「生物学のせの字も知らずに入学してきて困り物ですなー」

てな感じだそうです。

 何処の大学も医学部だけは特別に偏差値が高く、国立の医などは最難関、激戦で1点で合否が決まりま

す。

勉学のみに勤しみある意味偏った人間模様になる可能性を秘めています。

 私も幾多の失敗を経験し、浮き沈みの人生を歩み、今度大阪でセミナーの講師を依頼され、そこで、

自分の失敗例、どん底からの立ち上がりを下手ながらハートでお伝えしたいと考えています。

 一番大切なのは技術ではなく「病んでいる人を思いやる気持ち」

こそが大切と体で習得しました。

 自分にとっては忙しくて何十人の患者さん、年にすれば何千人の一人でも、相手の患者さんにとっては

一人の自分である点を頭に入れて行動をしなければならないという事です。

 我々でもあるファミレスに行くと、すいている時は、おかわりいかがでしょうか?

と満面の笑みを与えて、水もなくなる前にいかがでしょうか?となります。

 しかし、混んできて、場の雰囲気が混戦してくると、気がつかず、言葉もぞんざいに、対応が

相手に満足させれない事も多々でてきます。

 私の所でもたまに言います、

平凡な流れの時には誰でもうまく接遇できるが、急患、飛び込み等でアポイントが乱れた時にどうするか

?がその医院の真価が問われると。

 普通なら自然体で対応できる事が、忙しいとできない。

たとえば、患者さんが同じ質問をすると、イライラしたり、きつい口調になってはいないか?

 患者さんは弱い立場で、「聞いていいのかな?不安だ、恥ずかしい」

この様な大変デリケートな状況である事を踏まえて、よく理解して、よき協力者になる必要があります。

いかにインフォームドコンセントと力んでみても、患者さんが理解できなければ絵に描いた餅、もしくは

自己満足のナルシストになりかねません。

 患者さんは今何を求め、何を期待し、何をしたいのか・・を絶えず気配りしないと、気持ちが離れ、

最悪の場合は不信感にまでつながりかねません。

 女性を口説くのにも、相手の思い、状況、希望、何を望んでいるのかを察知しないと、いくら攻撃して

も「デリカシーのない人ね」「もういや、こんな人」

なんて事になりかねません。

 相手を思いやる気持ちは、よく相手に感心を持っていないと成立いたしません。

もてる男は気配り男 人気店は温かい場の雰囲気に包まれていますね。

                       http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院