目の前で人が倒れた! | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

 今日は審美治療の多い日でした。昨日お年玉年賀はがきで2等下4桁と年賀シート数枚があたり、幸先

の良いスタートとなりました。


ある時道を歩いていたら目の前で人が倒れたとしたらあなたならどうするか?

 町内会、区会、支部会で消防署の救命講習を今まで三度受けました。

脳は大きな組織で、たとえ脳梗塞を起こしても、損傷を受けるのは脳の一部とT大学医学部循環器内科

の先生はおっしやっています。

 一般的に救命率は、心停止から1分過ぎる事に7-10%低下し、12分過ぎると5%ぐらいに

なるそうです。

 人が倒れて、心停止から、119番するまでに最低5分、救急隊が到着するまで、7分、計12分は

かかるそうです。

 心筋梗塞などの場合でも正に「時間との勝負」といえます。

 ある統計によると、心停止して、救命され、社会復帰まで出来た人の、%テージは

米国では30%、何と日本では1・5%だそうです。

 この大きな違いは何か?

居合わせた人の中で心肺蘇生法が一般市民にまで普及しているかどうかの差異と思われます。

 ただ頭で分っていても実際に冷静に対処できるには専門家ですらも、トレーニングが必要だそうです。

私も息子ある医学部のオープンキャンパスで、救急蘇生の理論と実践に参加して、如何に瞬時には出来な

いかが分りました。

 皆さんも一度は聞いたことがあると思いますが、

「AED」と呼ばれる除細動器(自動体外式徐細動器)と言われるものが、最近空港、市役所、駅、大きな

ショッピングセンターで見かけるようになりました。

 人がいれば、近くの人にAEDを取ってきてもらい、心臓マッサージを1分に100回の割合で、

強く圧迫して、中断せずに救急隊の到着を待つ事と思います。

 ではその順序について述べます

1)意識を確かめる

肩を叩き「もしもし、大丈夫ですか!」

2)119番して、AEDを取り寄せる

大声で叫び、人を集めて、

「あなたは、119番」「あなたはAEDを持ってきてください」

と指示しないと、皆自発的には動きにくいです。

3)呼吸を確かめる

通常の呼吸をしているか、10秒以内に確認する。

分らなければ、呼吸なしを判断する

4)心臓マッサージを開始する

強く、乳頭と乳頭を結ぶ真ん中を圧迫する

目安としては、胸が4-5センチ程度沈むまでです。

余り強く押しすぎると肋骨を折ってしまいます

1分間に約100回ぐらいの割合で、休まずに、救急隊の到着、AEDの到着を待ちます

5)AEDが届いたら徐細動を開始する

電源を入れて、音声ガイダンスの通りに行う

6)救急隊が到着したら状況を説明する

119番通報後約7分で到着です

 以上余り参考にならないかも知れませんが、ただ呆然と立ちつくしているのではなく、

救急隊員到着まで、やれる事やるという姿勢が必要と思います。

わたしも、その場に居合わせたら実行したいと思います。

        http://www.mizutani9620.com 水谷歯科医院