医師も経営能力が必要な時代に | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

今日は朝、老婦が舌が痛いという患者さんが歯が原因と思いこんでいるのを、口腔外科で原因不明の

「舌痛症」との診断が下されて、所謂心因的なものとの回答をもらい、それを説明、説得するのに

20分費やしての幕開けでした。

さて世の中には色々な業種があり、トップと言われる経営者の采配が企業の生死をも左右いたします。

どのような事業でも常に利益を上げねば成らない宿命があります。

従業員への給与支払い、売掛金決済、日々の電気光熱費、その他の諸費用の支払いが必ず毎月やってきま

す。

医院でも、歯科医院でも、確かに患者さんの為に医療行為をしますが、それに伴う収入が無ければ、

いずれの日にかは倒産と言う憂き目に会う事はいかにきれいごとを並べ様とも現実問題として

起こりえます。

しかし、単発的なブームに乗り、太く短くの一発勝負型の経営路線ならそれほど難しくは無いかも

しれません。

しかし、細くとも長く、永続的に事業を存続させリニューアル備蓄を蓄えて、新しい設備投資のための

資金を蓄えて、健全経営を続ける事はそれほど容易い事では無いかも知れません。

企業が発展しなければ「あー従業員は大変良くやってくれてるなー、昇給でもしようか」

と思っても、企業そのものの母体が潤わなければ現実問題何もしてあげる事ができません。

人間の弱い所かも知れませんが、誰しも業績が上がり、金銭的な回しにもゆとりが出来ると、

それに応じての生活のレベルもアップしていきます。

私も学生時代家庭教師のバイトで稼いだお金で15万キロ乗った車を10万円で購入したことが

あります。

では、バブルの全盛期、日本中がいけいけどんどんの時に、冷静に出来たかどうかは、自分を省みても

やはり、人と同じような動きをしていたかも知れません。

個人的に金運の持ち主がいますが、その金運を企業単位にまで拡大解釈して備わっている人は

少ないと思います。

名を残した大実業家、大経営者と言われる人をじっくりと観察すると、私は皆同じ物をお持ちの方々と

認識しています。

それは、トップに立つ人間は。度量が広く、枝葉末節的な余りに細かいことには着眼せずに

大きく物を捉えることができる、人間的に魅力が満ち溢れている人では無いかと思います。

これは簡単な言葉で言うと「人徳」と言われる物です。

次にいえる事は人に対して大変面倒見が良い方々と言えます。

人が困っていたら損得抜きで思わず愛の手を差し伸べる事です。

昔からの有名なフレーズで

「人は石垣、人は城」

と言うものがございます。

小さくとも企業体の最小単位の一つに過ぎない我々の歯科医院とて同じ事と思います。

どれくらい適材適所でその人の能力の度合いを計り、その人の利点を大いに引き出して

そのパワーを患者さんにぶっつけるかであると思います。

よく言う「人、物。金」の三種の神器をいかにうまく変幻自在に操れるかどうかであると思います。

私が余り好きに成れない人の一番は理論だけで何もアクションを起こそうとしない「頭でっかち人間」

次に、おれがやったんだ等、勝利の源は全て自分がやったが如く人に吹聴して回る、いばりんぼうさん。

我が強い人間は一概には言えませんが、執着心が異常に強く、人をまず疑いの目で見ようとします。

昨今のまだまだ先行き不透明な経済状況の時に、極めて微妙な景気の波を見ながら勝負所を見定めて

勝負に出ようとする時には、個人的な好き嫌いなどという狭い了見で物事を判断するのではなく

これぞ、今が絶妙のチャンスと、見るや否や、一気にパワー全開して、果敢に攻めきる体制を

絶えず整えていかねばなりません。

さりとて、そろそろ、MAXを越えて、もうここらが潮時となれば、いつまでも欲深いことは

考えずに株の世界の教訓利食いは、腹八分目の気構えで、未練他らしくぐずぐずしないで

一気に引く。

それには絶えず医療界の事のみならず他業種との交わりが大切と思います。

チャンスは誰にでも必ずやってきますが、それには執着心と我を捨てて花の様に

「一月に咲いて見事に散る」心意気が大切かも知れません。

大人物は何事にも前向きで意志が強くて人の話など聞く物かと思いがちですが、

よくよく研究してみるに実は人の話によく耳を傾けるタイプが多いそうです。

あの「ほりえもん」さん。

マネーゲームという実体の無い幻のお金のうまみをたくみに操り、人もうまく利用して、

自分の利益のためのみに、お金のためのみに策略を組んだベンチャー企業の結末を見れば

明らかなように、個人的な金運の強みのみで世間を有る意味甘く見た企業体は見事に崩壊して

しまいました。

我を捨て、人の話に真剣に耳を傾け、人に対して感謝の念を持ち続け、心を素直にしていないと

やがては反対に驕り高ぶる人は気がついたときには回りに誰もいず、孤立無援の島流しの刑に

されているかもしれません。

今日昼スタッフとミーティングして、第一声にまず、感謝の気持ちを言葉で表わしました。

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