若いときの苦労は肥やしに成る | 「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

「人の痛みがわかり、患者さんを身内の如く」を心がけている歯科医院です。

医療の基本がお互いの信頼関係の構築と考えています。
患者さんの素朴な疑問に「傾聴する」姿勢が最も大切と考えています。
「相手を思いやる気持ち」を大切に、
前向きに研鑽を積んでいきますので、皆さん御教授の程、お願い致します。

水、木と支部旅行で島根県に行きました。

行きは新幹線、帰りはプロペラ機でした。若手会員と共に若い?動きを致しました。

さて、人間誰しも多かれ少なかれ悩みが有ります。

幼少の頃から、両親との死別、貧困、母親の愛を受けなかった、虐待された、離婚、家業の破産・・

成人して、さらに、中年期に苦境に立たされたり、人生を左右する決断を迫られたり、色々な

困難が待ち受けています。

「松下幸之助」さん。

日本人で知らない人はまずいないでしょうし、世界の「松下」と呼ばれる大人物であり、

私も個人的に大尊敬する人物の一人です。

彼は、子供の頃大変な貧困家庭に生まれ、育ちました。

無論当時の日本(明治の終わり頃)は日本中どこの家庭も貧富の差が激しく、どこの

家庭も大方、貧困生活を余儀なくされたとも言えます。

それに加えて松下氏は病弱であったそうです。

彼の自書伝によれば、

9歳で丁稚奉公に出、その後関西電力の前身である大阪電燈に職工として働きました。

そごで、彼本来の探究心と、粘りと情熱をすべて傾け「発明は必要の母」

を正に地で行くが如くあの有名な「二股ソケット」を考案しました。

それを機に松下さんは40歳弱で独立して、会社を創立させました。

昭和30年代のあの「家電ブーム」の追い風に乗っかり一気に現在の基礎を作り上げました。

貧困ではあったものの、彼は、何時も情熱を絶やさず、失敗しても決して挫けず、あくまでも

「初心貫徹」の精神を持ち、心までは貧困に成りませんでした。

「貧困、病気、無学歴」という三重苦で人には言えない大変な苦労をされたと思います。

人間有る意味神に祈る、神頼みをする等に日本人は祭事を大変尊重する国民であると思います。

先祖の因縁が現世に現るではないですが松下さんはある意味そうであったかも知れません。

昔から、「若いときの苦労は買ってでもしろ」と言われています。

人生の方向転換もできますし、生きる知恵も体で覚えて生きます。

何も苦労をせずに一生いければそれはそれで大変良いことであると思います、

しかし、ほとんどの人は人生のどこかで必ず苦労を致します。

若いときの苦労は老後に入っての苦労を軽減する方法論を体で身につけています。

よく、「苦しいときの神頼み」はすれども、通り過ぎると又同じ失敗を繰り返し、

「のど元過ぎれば熱さを忘れる」人がいます。

反対に「熱物に懲りて膾を吹く」様に、臆病になり、慎重になりすぎて

「石橋を叩いて渡る」なら良いのですが「石橋を叩いても渡らず」

人が墜落しないのを見てから行動する人もいます。

松下さんは苦労を苦労とも思わずに、もしくは、その現状を恨んだりせずに、

志を高く持ち続け、前向きにこつこつと努力して積み上げて大成した偉人の一人であると

思います。

また彼は「クレームこそ最大の顧客であり、最大のチャンス」

とも述べております。

努力もせずに棚ぼた狙いの怠け者の所には決して「女神様」は訪れ無いと思います。

かの、ゴルフの神様と言われる「ボビージョーンズ」氏は

「私は勝った試合からは何も得るものは無く、負けた試合からこそ、多くの事を学んだ」・・

誰しも、準備万端で良かれと思って行動しても、結果が思わしくないときは多々あると思います。

子供にも良く言います、「失敗を恐れて、もしくは、恥をかくから」等の理由で何もアクションを

起こさないことは、「精一杯やって失敗するよりもいけないことだよ」と。

「若いうちにどんどんと、前向きにチャレンジ精神旺盛に事をなせば、たとえ失敗しても

必ず自分の肥やしになり、一回り大きくなるんだよ」とも良く言います。

私も、まだまだ、これから、大いにモチベーションを高めて、前向きに新材料、新手・・

等を取り入れて「ホームドクター」として、患者さんに対して親身になり、気軽な相談窓口で

ありたいと考えています。       http://www.mizutani9620.com